グループ審査がスタート。求められるのは“アーティシズム”【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#4】
SKY-HIが率いる会社「BMSG」が仕かけるオーディション『THE FIRST』。その模様を追いかける番組『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』の第3回では、2日間にわたって行われた3次審査1日目の様子が放送&配信された。
そして、4月23日に公開された第4回では、上位5人の順位が明らかにされると共に、5人でチームとなって“アーティシズム”を追求するグループパフォーマンス審査の様子が届けられた。2次審査を通過した30人全員の順位発表、初心者も経験者も関係ないグループ審査と、次第にそれぞれの才能が輝き始める。
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1~5位が明らかに!
第3回放送の時点で6~30位までの暫定順位が発表された。そして、いよいよ1〜5位のメンバーが公にされる。
2次審査を5位で通過したのは、SKY-HI「Don’t Worry Baby Be Happy feat. STAMP」のMVにも出演していた上村礼王だ。「人生のすべてをかけて夢を掴みます」と力強く宣言すると、晴れやかな表情で平井大の「GIRL FRIEND」を披露。ピッチの不安定さをSKY-HIに指摘される場面もあったが、同時に「性格のよさがパフォーマンスに出ている」とも評された。
4位には俳優としてキャリアを積んでいる三山凌輝、3位には探求心の強い大山天が名を連ねる。驚異の表現力を持つ黒田竜平は、2位にランクイン。「心から愛しているダンスで培った表現力を歌でも活かしたい」と決意をにじませると、吐息混じりのフロウでRin音「snow jam」を豊かに歌い上げる。14歳と年齢は若いが、SKY-HIから「クオリティがあるかどうか。音楽に対する気持ちがあるかどうか。それしか見ないので、安心してください」と告げられると安堵していた。
そして、暫定1位を手にしたのは古家蘭だ。「本気でアーティストを目指しにここに来ました」とまっすぐな視線で想いを告げ、華やかな歌声でMrs. GREEN APPLEの「WanteD! WanteD!」を歌唱。SKY-HIからは「ふとした瞬間に放たれる王者の風格を常に出してほしい」とコメントが寄せられた。
目指すのは、世界に通用するボーイズグループ
自己紹介と歌唱審査を経て、いよいよ5人組6グループで行われるパフォーマンス審査へ。それぞれのチームには課題曲が割り当てられ、歌唱&ダンスでかっこいいパフォーマンスを作り上げる力が試される。30人に与えられるのは、わずか24時間だ。
SKY-HIは審査概要を次のように語った。
「振り付けを踊る審査ではないし、コンテストでもないので、その曲をどうやってパフォーマンスしたら一番かっこよくなるか、常に思考する力を見たい。クリエイティビティもアーティシズムも試されると思う」
また、グループ分けした理由をこう話す。
「3次審査は、それぞれが持つエゴや仲間を愛する心の片鱗を見る審査。最終的にグループでデビューする以上、早い段階でグループにおける各参加者のあり方を見たかったんです」
『THE FIRST』は、世界に通用する“ボーイズグループ”を作るためのオーディション。ソロでだけ輝ける才能を見つけてもダメなのだ。エゴを持ちつつ、グループの一員として輝ける原石でなければならない。
「グループでパフォーマンスをするということは、ほかの人がマイクを持っているときに尊重しないといけない。短い時間で完成までもっていくには、人の意見の尊重と自分の思う正解の提示を両立しないといけない。たった2分のパフォーマンスで、すべてが決まる」
1日目の各チームの練習風景を見たSKY-HIはこう語り、才能と才能がぶつかり合い研磨されていく姿を愛おしそうに瞼の裏に描いていた。
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