昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。
『あちこちオードリー』は完全に“観るラジオ”
『スッキリ』にThe DON of Satisfactionとして『きみに満足』をリリースしたハリウッドザコシショウ。ホントにいい曲。いい歌声。やっぱり顔を隠していると出演者はみんな誰だかわからない。いつものように「誇張ものまね」クイズ。「最後の『ゴース』と『は?』は入れないでください。『終わったよ』っていう合図なんで」という天の声の注釈が可笑しい。
『逃げるは恥だが役に立つ』特別編。エンディングにまさかの星野源、新垣結衣によるリモート新録ダンス。『おげんさん』ですら観ることができなかった今の星野源の実際の姿がここで!
『浦和から持ってきて!』今回は佐久間Pセレクト。伝説の『隅田川花火大会2013』にて、土砂降りで吹き飛ばされそうになっているのをモニターで見て中継を振るのは無理じゃないかと高橋真麻に聞くと、「やる!」と答えたというカッコいいエピソードも。当然放送されなかった、カメラが次々と壊れていく様もスゴい。佐久間「ホントにテンパると笑っちゃう」。
前回見つからなかった、 若き日の伊藤Pと佐久間Pが一緒に作ったお笑い番組『若手で笑っちゃったよ』を、伊藤Pが持っていたVHSで。若手時代のおぎやはぎが今の若手にはない“悪そう”な感じをギラギラ出してた。熱々おでんに挑戦した小木がおでんを口に無理やり入れ「入んない!」とリアクション。「みんな『熱い!』っていうのがおもしろいってやってるのに『入んない』。この人、頭おかしいなって俺が小木さんに惚れたきっかけ」と佐久間Pが述懐する。そこから『ゴッドタン』につながっていったと。
『あちこちオードリー』、前回につづいてオードリーのふたりトーク。「芸人がかわいいともてはやされてる」問題について。「10年前の俺、めちゃくちゃかわいかったからね(笑)。かわいいって言われてた」と言う若林は、ネタで春日と揉み合ったり近寄ったりするだけで「きゃー」と黄色い声援が飛んできたと当時を振り返る。
「そのときには腹わた煮えくり返ってたけど、ラジオで斜に構えてトガるの。『そういう人いらない』みたいに。でも言えば言うほど『きゃー』ってなって“無敵”なのよ」。「おもしろいし、かわいい」って言ってくれる人はいい、と若林は前置きしつつ、“かわいい”だけで来るお客さんで客席が埋まってしまう。その黄色い声援のためにライブでネタがまともにできなかったと回想。「邪魔だったわー。10年前のことじゃん? あのときは邪魔だったって思ってたなと(懐かしく)思うと思いきや、今も邪魔だったな~って思う。同じ熱で」。
芸人としてクイズにどう向き合うかの話題では、あの『日曜×芸人』での若林号泣事件の“真相”も自ら語り始める。「その日だけじゃないんだよ。ずっと『日曜×芸人』って番組で、升野さんの天才的なコメントとかボケ、ザキヤマさんも天才。(そんな人たちに囲まれて)何をやっていいかわからなかった。かといってイジられるのも得意じゃない。なんでもできるSHELLYも(ゲストに)来た。(自分の役割はクイズを)当てるしかない。それを外したから泣いちゃったのよ。“若林、何できるんだよ!”って」
もともとラジオ的な番組だけど、ふたりだけだと完全に“観るラジオ”。とても心地よいし、聴きたい話をじっくり聴けてうれしい。今回はこういうイレギュラーな状況で行われたものだけど、定期的にこの形でやってほしい。
今日観たい番組:「浜田高笑いベスト10」「日本一硬い食べ物vs春日」など
『有吉の壁』(日テレ)は「なりきりの壁を越えろ!スターの自宅公開選手権」第2弾。安村の自宅再び。
『家、ついて行ってイイですか?』(テレ東)で視聴者86人参加の新企画「今すぐ家、見せてもらってイイですか?」。
『水曜日のダウンタウン』(TBS)は「浜田高笑いベスト10」。もうタイトルだけでおもしろい。
『それって!?実際どうなの課』(日テレ)は「日本一硬い食べ物vs春日」。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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