『ナインティナインのオールナイトニッポン』美談で終わらせてはいけないけれど、やっぱりうれしい(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。

相方という存在、関係性の不思議さ、コンビという形の強さ

『ぐるナイ』、「“失言おじさん”がいるんで」(矢部)と前日にほぼ生放送スタイルで収録。やりとり自体は自然だけど、心なしか岡村の表情が固く深夜のラジオがちょっと心配になる。

ラジオ『岡村隆史のオールナイトニッポン』、今週は最初からふたりで放送。岡村の声のトーンが明るくなった。そして「矢部浩之しかいない」と『ナインティナインのオールナイトニッポン』が復活! まさか本当にこんな劇的な展開になるとは……!(もうそれしかないとは思っていたけど)

「怒鳴り」も復活し、1発目はやっぱり「オッケーイ!」。そこから矢部による「HOWEVER」が流れるフルコース。その歌声のヒドさに泣き笑い。ED曲はもちろんHOBBLEDEESの「月夜の星空」。その間に読まれたヘビーリスナーの森三中・黒沢のメールに涙腺崩壊。コンビ愛のような美談で終わらせてはいけない話かもしれないけど、誰がなんと言おうと、復活は心の底からうれしいし、相方という存在のよさ、その関係性の不思議さ、そしてコンビという形の強さを感じた。

『ダウンタウンDX』、36日ぶりに対面したダウンタウン。松本は「近づくなって言われてるんですよ。俺はできればディープキスしたかった」と笑う。観てるこちらの心境も重なってか、なんだかうれしそうなふたり。「すぐ声飛ぶと思うんですよ」という松本にうなずき、最近はウタエット(家でカラオケを練習する際に使う器具)に向かって叫んで発声練習しているという浜田に松本「めっちゃ『結果発表!』やりたい人やん」。

芸能人のクセ傑作選ということで、ダウンタウンのクセも発表。浜田は「笑うとき4回拍手」し、松本は「出演者をイジる前に浜田をチラッと見る」。そして、大笑いする際、松本は前に、浜田はうしろに倒れる。

『アメトーーク!』トーク傑作選。「元々ボケやってたツッコミ芸人」でオードリー若林が、仕事とプライベートでオンオフが激しい春日に言った「生きてることがおもしろいくせに!」というひと言が、改めて聞いても最高の賛辞。

さらば青春の光公式YouTubeチャンネル「水ダウからの刺客!?リピーター続出の芸人クイズが面白すぎる!!」。『お笑いクイズランド』の三日月マンハッタン仲嶺が、さらばのふたりにクイズを出題。

第1アトラクションの「書けるだけ書け」。第1問は「ん」のつくグループ名。とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらの相次ぐブレイクで「ん」がつくコンビは売れるという定説により、「ん」がつくコンビは多い。つづく第2問は、「ん」のつかないグループ名で、解答を書いているうちに森田が「コツを見出した」と。それは「第7世代」は「ん」がつかないコンビが多いというもの。細かなところだけど、こんなところにも世代の違いが出てる。前の世代からの法則やジンクスには囚われていない。

今日観たい番組:「第2のぺこぱ否定しない漫才GP!」など

『久保みねヒャダこじらせナイト』(フジ)は緊急オンライン飲み会。

『くりぃむナンチャラ』(テレ朝)は、「第2のぺこぱ選手権」にかまいたち、ダイアン、ハマカーンが挑戦。

『金曜日のソロたちへ』(NHK)は、ザ・たっちのふたりと怪談師の山口綾子。

『シンパイ賞』(テレ朝)ネタ対決は、霜降り明星vsとろサーモン。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)は「難関中学入試問題vsタモリ電車クラブ」。


  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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