坂本龍一「そもそも国というものは国民を助けない」|得体の知れないD vol.01

2020.3.11

代替紙幣、多様性、脱構築……あらゆる「D」

でもね、そもそも国というものは国民を助けないで見捨てるのね。今に始まったことじゃない。満州でも満蒙開拓民、何十万人を置き去りにし、戦後は水俣で何十年も水俣病の真相を隠蔽し、被害を拡大させてしまった。福島では、事故の責任は追求せず、避難者への援助は打ち切り、そしてあろうことか、線量のまだ高い地区に「帰還」しろと。

東日本大震災での被害の様子

国家というものは「棄民」するもの、それが国家の正体なんでしょう。僕は人類の発明で国家と貨幣が、二大最悪なものだと信じてます。

と、たいそうなことになってしまったが、ともかく「D」だ。Dは代替貨幣のことかもしれないし、多様性(Diversity)のことかもしれないし、脱構築(Deconstruction)のことかもしれない。

そんな「D」をめぐる、よくわからない連載をこれから1年間始めるのだ。今後いろんな「D」が登場するはず。

何はともあれ、2021年の3月13日、14日にお会いしましょう。(坂本龍一)

「D2021」概要

「D2021」ポスター

日時:2021年3月13日(土)、14日(日)
会場:日比谷公園(日比谷公園アースガーデン“灯”内)
主催:D2021実行委員会
共催:アースガーデン/ピースオンアース
※D2021は「311未来へのつどい ピースオンアース」の関連企画です
▶︎公式サイト


この記事が掲載されているカテゴリ


ARTICLE LIST

坂本龍一さんの関連記事一覧

坂本龍一さんの
新着・人気記事をお知らせします。