写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優・声優による連載「QJカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
2023年

第84回。
2023年も終わりに差しかかり、年末はいつも心に溜まった何かが空っぽになっていく。
うれしいことや悲しいこと、さまざまな感情が心で渦巻きながら日々息をしていて、積み上げた一年のカタチを年末の澄んだ空気の中にさらして見返しては、砂のように崩して更地に戻すような、そんな時間。
一年のそういった形成作業を繰り返しながら、この世の中80年ほどの道のりを歩むのだろう。
そのゴールの先で自分の道を振り返ったときに、砂の城や高い塔が建ち並ぶような人生よりも、とんぼをかけたグラウンドのように風にさらされ自然に舗装された道になっていればそれでいい。
日々の浮き沈み、右へ左へと振り回される感情と出来事が嘘のように、無を感じられる年末が毎年どこか不思議で懐かしい。
来年も自然の成り行きに身を任せながら、でき上がったカタチを嗜みたい。
期待せず、あるものと向き合っていきながら。
今年も一年を通して記事を書かせていただきました。
その場その時の出来事を毎週記録しながら、発信できる習慣におもしろがることができました。
感謝です。
いつか来る最終回を楽しみにしながら変わらず発信していければと思います。
今年もありがとうございました。
それではみなさん、よいお年を。
NAOYA(ONE N’ ONLY)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ、工藤遥、森田美勇人、南條愛乃が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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