バレリーナ芸人・松浦景子、初のルミネ単独ライブで先輩芸人たちの意外な才能を発見「これは本当に宝です」
「バレエ大好き!」のフレーズでおなじみ、吉本新喜劇で活躍する“バレリーナ芸人”松浦景子が、6月11日(日)、東京・ルミネtheよしもとでの初の単独ライブに臨んだ。『松浦景子のバレエ大大好き〜ルミネtheよしもとからこんにちワルツ〜』と題されたライブには、ココリコ田中直樹、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)、バイク川崎バイク、オラキオといった豪華ゲストが出演。
立ち見が出るほど満員の会場には、お笑いファンのみならず、バレエファンやバレエを習っている子供たちといった初めてお笑いライブを観に来た観客も多く、松浦のバレエ愛&お笑い愛あふれるステージに大盛り上がりだった。
「バレエあるある」で客席は爆笑!
3歳からバレエを始め、これまで数々の賞を受賞してきた松浦。新喜劇史上初の“バレリーナ芸人”として活躍するだけでなく、自身のYouTubeチャンネル『松浦景子の【けっけちゃんねる】』ではフォロワー数25万人を突破。ほかにも、新喜劇座員初の個人のファンクラブ「チームけっけ」を開設、自身のバレエブランド「Kekke」の立ち上げ、さらに今年5月には自身2作目となる『松浦景子のバレエあるある』を出版するなど、その多彩な活動の勢いは留まるところを知らない。
今年3月には笑いの殿堂・なんばグランド花月での公演も完売し、大成功を遂げた松浦が、ルミネtheよしもとでは初となる単独ライブに満を持して臨んだ。
「白鳥の湖」が流れるなか、幕が開くとバレリーナ・松浦が登場。華麗に踊り出すが、さっそく“普段の生活でついバレエのクセが出てしまう瞬間”などの「バレエあるある」ネタや、「もしもバレリーナが関西人だったら……」「もしもバレリーナが漫才師だったら……」という“もしも”ネタで客席を爆笑の渦に巻き込む。
「日本のバレエ界への不満を発散させる」という“バレエ必殺仕事人”のショートコントでは、バレエ経験者のお客さんの共感を大いに呼んだようで、笑いと同時に拍手も巻き起こった。
銀シャリ橋本、ダンスに目覚める!?
ゲストを交えての即興コンテンポラリーダンスのコーナーには銀シャリが登場。打ち合わせなしのぶっつけ本番で臨んだという銀シャリのふたりは、ピョンとジャンプしながら登場したり、鰻が橋本をリフトしようとして一瞬しか持ち上げられずに爆笑を誘うなど、銀シャリの新たな一面を見せつつ盛り上げる。
ダンスは数分だったが、終わったあとの鰻は息も絶え絶えで「こんな大変なんや……」とポツリ。しかし橋本は「これヤバいな。漫才とはまた違った表現……。またやりたい。衣装買い取ろかな」と意外にもダンスにハマった様子だった。
オラキオとはお題に沿ったポーズをふたりで作ったり、バイク川崎バイクとはBKBネタで張り合い、「バレエ(B)、景子(K)、バレエ(B)」と言ってBKBポーズを華麗に決めてみたりと、ゲストの先輩芸人たちともそれぞれ個性あふれるコラボネタを披露。
また、コーナーの合間に流されたお祝いコメントには、辻本茂雄、阿佐ヶ谷姉妹、霜降り明星、元SKE48の須田亜香里、元乃木坂46の渡辺みり愛らそうそうたるメンバーが登場。さらにスポーツ界やバレエ界からもあっと驚く面々が「バレエ大好き!」のメッセージを寄せており、客席から大きな歓声が上がる一幕も。
松浦が一度やってみたかったという大衆演劇の舞踏ショーでは着物姿を披露したり、バレエ好きだというココリコ田中が参加したトークショーではバレエの魅力を力説したりと、松浦景子ならではの個性が爆発した単独ライブとなった。
最後に、7月から初の主催バレエレッスンを東京・名古屋・大阪で行うことが発表されただけでなく「もし呼んでいただけたら、全国どこでも出張レッスンに行きます!」という松浦の意気込みあふれる宣言に、客席からは大きな拍手が起こった。
BKB「すごいバケモンが現れた」
終演後の囲み会見には、松浦、ココリコ田中、バイク川崎バイクが出席。
「まさかルミネに出られるとは思ってなかったので、ムチャクチャ緊張してずっと寝られなかった」と話す松浦は、「やりながら反省点ばかり出てきたので、もっとパワーアップできるようがんばらないと」と言いながらも、「無事に終えられて感無量です」とニッコリ。
ココリコ田中は、松浦を「笑いとバレエを融合させるという今までにいなかった新しいタイプの芸人さんで、しかもその先頭をひとりで走ってる方なので、すごいなって思いました」と絶賛する。
バイク川崎バイクは、「僕もルミネの公演にはけっこう出させてもらってるんですけど、見たことのないお客さんの層で、バレエのことでも笑うし、お笑いのことでもちゃんと笑うし、最強のお客さんだな、って」と絶賛。さらに「なによりも、8年目でNGKとルミネ埋めるって、しかもピンで、女性でって、なかなか現れてないと思う。僕も10年目ぐらいでやっとやれたぐらいなんで、これはすごいバケモンが現れてくれたな、と」と、独特の褒め方で報道陣を笑わる。
すると松浦が、以前、バイク川崎バイクのNGK初単独公演に家族で行ったことがあり、「それを観て『NGKでやりたい!』って思ったんです。まだ全然、芸人になりたいと思う前だったんですけど」と明かしたため、バイク川崎バイクは「え、そんな人やったん!?」と驚きながらも「うれしいなぁ……」と喜びを噛み締めた。
さらに、バイク川崎バイクがバレエをやっていた元カノに「バレエ向き」だと言われたという足の甲を披露すると、松浦は「これは本当に宝です。私でも正直そこまで伸びない」と絶賛。さらに生粋のなで肩もバレエ向きだと言われ、まんざらでもない様子を見せる。
今後叶えたい夢を聞かれると、「目指せ、大阪は梅田芸術劇場、東京は帝国劇場って決めてるんです」と明かし、「お笑い界の二刀流として、まだ誰もやってないことをやりたいです」と意気込む松浦だが「……でもホントに、普通に売れたいです(笑)」と話し、笑いを誘った。
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