ガレッジセール「ワクワクしかないですね」沖縄県の社会課題解決を目指す新たな取り組みに期待
『島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭』が4月15日に開幕。初日は映画作品の上映、舞台挨拶だけでなく、「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」や「おーきな祭クレジットカード発行記者会見」などが行われた。
新たなビジネスプランで沖縄県の社会問題解決へ
15周年の節目となる今年の『沖縄国際映画祭』では、「特別招待」「沖縄映画特集」「地域発信型映画」「特別上映」「クリエイターズ・ファクトリー」「シアタードーナツ連携企画」の6つの部門にて29プログラム(33作品)を上映。さらに期間中はイベント・展示企画を実施するほか、吉本興業に所属する芸人が登場するコラボ企画も行われる。
また、初日に琉球新報ホールで行われたのは「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」。ソーシャルビジネスの起業支援・普及啓発を目的としたインキュベーション推進を行う事業「島ぜんぶでうむさんラブ」の活動の一環として行われたコンテストで、沖縄県が抱えるさまざまな社会問題解決を目指し、15チームがビジネスプランを発表した。
緊張しながらも自身のビジネスプランを語るアカデミー生に、司会のガレッジセールも「熱いねー」「勉強にもなる」と心を打たれた様子。さらに、コメンテーターとして登場したゲスト陣も「心が揺さぶられました」「しっかりとポイントを突いていた」と、全チームへ称賛を送った。
最後には、15チームの中から観客の投票によって「島ぜんぶでうむラブ賞」を決定。「安心して最後を迎えられる沖縄へ」を目標に、看取り難民の問題解決についてプレゼンした「看取り沖縄」が選ばれた。
表彰式に登場した吉本興業の大崎洋会長は「今日は若い人たちからいっぱい学びました。順位を決めるのはどうなのかな、と思いながら見ていたんですけど、『看取り沖縄』には発表したみんなの代表として賞を受け取っていただければいいなと思います。おめでとうございます」とコンテストを総括しながら、「看取り沖縄」を讃えた。
涙ぐみながらプレゼンを行った「看取り沖縄」代表の安里裕子さんは「こういう場で“人の最後”の素晴らしさ、多くの気づきがあるということをお話しさせていただけて、本当によかったなと思います。『島ラブ』がスタートしたときは伝えるものがなかったんですけど、メンターさんや仲間たち、スタッフの方々ががんばっている姿を間近で見ていたので私も諦めないでがんばれました。これも『島ラブ』の素晴らしさだと思います。ぜひ、もっと多くの方にこの体験をしていただきたいので、来年はさらに多くの方に参加していただきたいです」と、喜びと共にこのプロジェクトの素晴らしさを語った。
支援につながるクレジットカードが誕生
さらに、同会場では「おーきな祭クレジットカード発行記者会見」も実施。「島ぜんぶでおーきな祭ファンカード」は、ナッジ株式会社と株式会社よしもとラフ&ピース本社が共同で立ち上げた本映画祭の公式クレジットカード。沖縄国際映画祭協力会との連携のもと、カードの利用額の一部を活用し、県内の子供食堂の支援や、子供たちの遊びと学びの向上への活用など、沖縄の社会課題解決の支援に取り組むこととなる。
会見には、ナッジ株式会社代表取締役・沖田貴史、沖縄国際映画祭協力会会長、シンバホールディングス代表取締役会長(CEO)・安里繁信、沖縄国際映画祭協力会顧問、沖縄県飲食業生活衛生同業組合理事長・鈴木洋一、株式会社よしもとラフ&ピース代表取締役・和泉かなが登壇。司会は引きつづき、ガレッジセールが務めた。
まずは、沖田代表取締役が今回のファンカードの概要について紹介。また、カード入金者への特典についても説明した。クラブに加入し、このクレジットカードで決済するだけで、利用金額の一部が沖縄の子供たちへの支援にも活用されるということで、ゴリは「クレジットカードで決済が楽になる、プラス誰かの役に立っているんだって思えるので心の現金も貯まっていく。ワクワクしかないですね」と期待を語った。
-
『第15回沖縄国際映画祭』
開催期間:2023年4月15日(土)~16(日)
開催場所:那覇市(国際通り/桜坂劇場/タイムスビル1階エントランス/テンブスホール/パレットくもじ交通広場/琉球新報ホール)ほか
主催:沖縄国際映画祭実行委員会
運営:株式会社よしもとラフ&ピース
実施コンテンツ:レッドカーペット、映画作品上映、ステージイベント(お笑い、音楽、ダンス等)、ソーシャルビジネスビジネスコンテスト、アート展示ほか関連リンク
関連記事
-
-
サバ番出演、K-POPへの憧れ、両親へのプレゼン…それぞれの道を歩んだ5人が、新ガールズグループ・UN1CONになるまで
UN1CON「A.R.T.」:PR