【写真28枚】『M-1グランプリ2022』決勝進出者発表会見レポート「年々めちゃくちゃになってる」9組のコメント

『M-1グランプリ2022』決勝進出者発表会見

文=梅山織愛 編集=鈴木 梢 撮影=長野竜成


ABCテレビ・テレビ朝日で12月18日(日)夜6時34分より放送される『M-1グランプリ2022』の決勝出場者9組が決定。11月30日(水)に『M-1グランプリ2022』決勝進出者発表会見が行われた。22時から発表が開始され、決勝に駒を進める9組が発表された。

『M-1グランプリ2022』決勝進出9組が決定、初進出は男性ブランコ、カベポスターら5組

会見に登場したのはダイヤモンド、男性ブランコ、カベポスター、ロングコートダディ、さや香、真空ジェシカ、キュウ、ウエストランド、ヨネダ2000の9組。MCはかまいたちが務めた。

かまいたち(左:山内健司、右:濱家隆一)
かまいたち(左:山内健司、右:濱家隆一)

男性ブランコ、決勝進出は「エッチな気持ちになる」

準決勝初進出の勢いのまま、決勝進出も決めたダイヤモンド。昨年末に骨折をした野澤輸出は「(年始から)4、5カ月間、松葉杖をついてたので、こんないい年になるとは思わなかった」と決勝進出決定の驚きを語る。

ダイヤモンド(左:野澤輸出、右:小野竜輔)
ダイヤモンド(左:野澤輸出、右:小野竜輔)

同じく決勝初進出となる男性ブランコの平井まさあきは「うれし過ぎたらこんな気持ちになるんだなって感じなんですけど、なんか今エッチな気持ちです」と喜びを表現。浦井のりひろも「『キングオブコント』では準々決勝で落ちてしまって、その悔しさをバネにがんばってきたので、ずっとエロい気持ちです」とつづけた。

男性ブランコ(左:浦井のりひろ、右:平井まさあき)
男性ブランコ(左:浦井のりひろ、右:平井まさあき)

『キングオブコント2021』の準優勝者であり、普段はコントを中心に取り組んでいるふたり。山内健司は 「コントでずっとやってたのに、意外に漫才のほうで先に賞を取るとか全然あり得ますから」とエールを送った。

今年、『第11回ytv漫才新人賞』『第43回ABCお笑いグランプリ』と若手芸人の登竜門といわれる大会で結果を残しているカベポスターも初の決勝へ。

カベポスター(左:永見大吾、右:浜田順平)
カベポスター(左:永見大吾、右:浜田順平)

浜田順平が「勢いに乗れてうれしいです。僕は結果発表までの合間にヘッドスパに行ってしまいましたので、ガチでエッチな気持ち」と男性ブランコにつられながらコメント。さらに優勝賞金の使い道を聞かれた際も「最高級ヘッドスパに行きたいです」と答えた。

一方、永見大吾は「準決勝は3度目でこれまで悔しい気持ちも経験してきた。だからこのうれしい気持ちを6年前に浜田を振った外国人留学生の女の子にいち早く伝えたいです」と話した。

真空ジェシカは昨年の反省を活かせず

昨年の決勝では4位となり、惜しくもファイナルラウンド進出を逃したロングコートダディ兎は、「(決勝の)酸いも甘いも知っているので」と切り出したが、かまいたちから「甘いは知らないやろ」とすかさずツッコミが。

ロングコートダディ(左:堂前透、右:兎)
ロングコートダディ(左:堂前透、右:兎)

堂前透は「昨年も決勝に行かせていただいて『キングオブコント』でも決勝に行ったので、吉本のプロフィールの趣味のところに“決勝”と追加させていただきます!」と宣言すると、濱家隆一から「それを“優勝”にしたいね」と期待のコメントがかけられた。

2017年以来5年ぶりの決勝となる、さや香の新山は「5年ぶりの決勝、イコール5年ぶりの上戸彩さんなので。思い切ってひと言目に『久しぶり』って言います」と宣言。しかし、濱家から「覚えてる覚えてへんとかじゃなくて(上戸さんは)先輩だからな」と止められた。

さや香(左:新山、右:石井)
さや香(左:新山、右:石井)

昨年の決勝会見では、川北茂澄がイラストのイルカを頭からぶら下げ、文字が光るマスクをして登壇した真空ジェシカ。そのときのことについて、ガクが「河北がよけいなことをしたから事務所の社長にめちゃくちゃ怒られた」と振り返った。

真空ジェシカ(左:ガク、右:川北茂澄)
真空ジェシカ(左:ガク、右:川北茂澄)

しかし今年も川北は「ヨメサックカー」(ヨメサックはカジサックことキングコング梶原雄太の妻)と呼ぶラジコンを持って登場。濱家からは「芸人でヨメサックさんイジってるやついないぞ」と指摘された。

真空ジェシカ川北が持参した嫁サックカー
真空ジェシカ川北が持参したヨメサックカー

タイタンから2組が決勝へ

3回目の準決勝で念願の決勝進出を決めたキュウの清水誠は「人から選んでもらうってことが数えるほどしかなかったので、本当にひと言だけいいですかね……」と溜めながら「めっちゃええやん!」とネタ中にも登場するフレーズで歓喜。

キュウ(左:ぴろ、右:清水誠)
キュウ(左:ぴろ、右:清水誠)

一方、ぴろは「東京に出てきてからこれまで唯一優勝した賞レースがMr.ドーナツ伝説・咳暁夫さんがやってる『D-1(参加者たちが“ドーナツに合うメッセージ”で競う『D-1ぐらんぷり』)』だけなんですけど……」と話し始めたが、かまいたちから「知らん。その人が本当にいるかもわからん」と疑われる。必死に『D-1』の説明をしながら、「本当なんですけど!」と訴えた。

2020年大会ぶりの決勝進出となるウエストランドの井口浩之は「前回、決勝に出させてもらったときは忘れ物というか私物ほとんど置いてきたくらいの感じだったので、ようやく取りに帰れるチャンスが来た」と意気込みを語る。

ウエストランド(左:井口浩之、右:河本太)
ウエストランド(左:井口浩之、右:河本太)

一方、河本太はコメントを求められると「以上っ!」と、なぜか厚切りジェイソンのものまねで返答するという突飛な行動。井口は何事もなかったかのように、同じ事務所に所属するキュウとそろって決勝進出を決めたことについて「タイタンにいいニュースを届けられてうれしい」とつづけた。

ヨネダ2000(左:誠、右:愛)
ヨネダ2000(左:誠、右:愛)

ヨネダ2000誠は頭にハンガーをつけて登場し、「ヨネダ2000じゃないんですよ。こちら(愛)がマニュアルの免許を取った冨永愛さんで、私がハンガーSuperflyです」と自己紹介。さらに意気込みを聞かれた際も愛が「おへその位置が低過ぎるので、決勝に行っておへその位置を上げたい」と奇抜な回答をする。

最後まで各組がボケ倒す様子に井口は「『M-1』の記者会見ってこんなんじゃなかったでしょ! 年々めちゃくちゃになってる!」とツッコんだ。

決勝戦は、12月18日(日)午後6時34分からABCテレビ・テレビ朝日で放送。また準決勝で敗退した18組(GYAO!ワイルドカード枠の金属バットはここで敗退)が残りのひと枠をかけて争う敗者復活戦は、同日午後2時55分から放送される。

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