「“自分の最高”を更新しつづけるミスター職人」OWV佐野文哉の魅力とは?

2022.5.29
佐野文哉

文・編集=QJWeb編集部


『PRODUCE 101 JAPAN』に出演した元練習生の本田康祐、中川勝就、浦野秀太、佐野文哉により結成されたボーイズグループ「OWV(オウブ)」。2020年9月30日『UBA UBA』でデビューした彼らは、クオリティの高いパフォーマンスだけでなく抜群のトーク力でも人気を誇る。

本記事では、そんなOWVのメンバーをひとりずつ紹介。今回は佐野文哉(さの・ふみや)のプロフィールやこれまでの活躍を過去のインタビューでの発言をもとに紐解いていく。

佐野文哉プロフィール

佐野文哉/2021年7月掲載インタビューより(撮影=山口こすも)

1997年5月25日、山梨県生まれ。B型
メンバーカラー:青

人生で強い影響を受けたカルチャー
『ヘアスプレー』(2007年)というミュージカル映画です。あの映画を観てから、人を楽しませるには表現力も必要なんだ、と思うようになったんです。それまでは、踊りや歌の実力をつけることだけに意識が向いてしまっていたのですが、それだけじゃダメなんだなって。映画を観たのは『PRODUCE 101 JAPAN』のオーディションが始まる少し前くらいで、最初のころはまだ切り替えがうまくいかなかったです。

2020年6月26日掲載インタビューより

自己流で突き詰めたダンス

『PRODUCE 101 JAPAN』出演前からバックダンサーとして活動しており、グループでは本田と共に振り付けも行う佐野。しかし、ダンスレッスンなどは受けたことがなく、自己流で学んだことを明かしてくれた。

大学2年のときからです。実はダンスレッスンって受けたことがなくて。LAへダンス留学に行ったり、自己流で突き詰めて練習していました。僕はダンスを始めたのが遅かったので、小さいころからやってきた人と並ぶにはどうしたらいいのか、と考えて動いていくようにしていました。

2020年6月26日掲載インタビューより

今でも糧となっているドーム公演

さまざまなアーティストのバックダンサーを経験してきた佐野。中でもBTSのバックダンサーとして立ったドーム公演は、現在の活動の糧になっているという。

BTSさんが日本で開催したドーム公演にバックダンサーとして出演させていただいた際、パフォーマンスをした一曲目が「Just Dance」です。
目の前に広がる約5万人の景色は痺れました。自らの感覚すべてを駆使して、音楽を表現するアーティストとそれを支える無数のファンというかたちを、当時あのタイミングにあのステージで経験できたことは確実に糧となっています。

2022年3月9日掲載【連載】アオハルアルバムより

OWVの方向性も定まってきたデビューイヤー

OWV/2021年7月掲載インタビューより(撮影=山口こすも)

OWVの結成、デビューを経験した2020年。さらにデビュー直後から冠番組『OWV道(ロード)』(GYAO!)がスタートするなど充実したデビューイヤーとなった1年を佐野は漢字1文字で“色”と表し、その真意を語った。

僕は“色”。グループとしても個人としても、それぞれのカラーが定着してきたかなって。まだ完全ではないですけど、OWVの方向性も定まってきましたし。

2020年12月26日掲載インタビューより

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