アラサー浪費女子たちがたどり着いた、ポジティブに楽しむ資産運用方法とは?【「劇団雌猫」もぐもぐ&かん対談】

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2020.2.3

文=ヒラギノ游ゴ 撮影=橋本美花


趣味を楽しむ多くの人が夢見る、浪費と貯蓄の両立。それぞれにオタク趣味を持ち日々浪費にいそしむアラサー女子たちのサークル「劇団雌猫」は、2019年にフィナンシャルプランナー・篠田尚子との共著『一生楽しく浪費するためのお金の話』を上梓した。その中では、お金を思いっきり使いたい人にもぴったりな資産運用ノウハウを解説している。

日々好きなことに思いっきりお金を使う彼女たちがたどり着いた、ポジティブに楽しむ資産運用。はたしてそれはどんなものなのか、「劇団雌猫」のもぐもぐ&かんが語った。

※本記事は、2019年6月25日に発売された『クイック・ジャパン』vol.144掲載の記事を転載したものです。

お金のことを考えるって楽しい!

それぞれの熱い趣味に全力で浪費するアラサー女性4人組「劇団雌猫」。これまで「お金をいかに使うか」について発信しつづけてきた彼女たちが、浪費家のための資産運用の本『一生楽しく浪費するためのお金の話』を上梓した。そこでは、お金づかいの荒い人にこそフィットする持続可能な「お金」のノウハウが紹介されている。どうにも気が進まないものとして扱われがちな“資産運用”をポジティブに楽しむ、劇団雌猫メンバーのもぐもぐ&かんに話を聞いた。

――書籍を作るきっかけはなんだったんでしょうか。

かん もともとは渋谷の「東京カルチャーカルチャー」で開催した『よいこのファイナンス』というイベントからはじまったんです。私たちはこれまで「浪費最高!」って話ばかりしてきたんですけど、イベントのスタッフの方から「浪費を謳っているからこそ、お金の勉強をしてみたら?」って提案をいただいて。ファイナンシャルプランナーの篠田尚子さんに協力いただき、企画が実現しました。

もぐもぐ イベント当日は参加者のみなさんの熱量がすごかったです。みんな真剣にメモをとって、Twitterの実況やまとめも自主的にやってくれて。そういうダイレクトな反響を見ていたから、安心して書籍を作れたところは大きいです。

――書籍では特にiDeCo(※1)とNISA(※2)を強調して紹介されていますね。

※1「iDeCo」
個別型確定拠出年金。加入者が毎月掛金を支払い、投資先を指定して資金を積み立てる。掛金は所得から控除されるため、節税対策にもなる。

※2「NISA」
少額投資非課税制度。毎年一定金額の範囲で金融商品に投資し、利益が出た場合、通常20%かかる税金がまるまるゼロになる制度。

かん 本を読んで実際にそのふたつをはじめましたっていう人の声は、本当にたくさん聞きます。iDeCo運営に感謝されないかな(笑)。

もぐもぐ ダイエットと同じで、学んだノウハウを実際の行動に移すってかなりのハードル。それが達成できたのがよかったです。私たち自身、本を作っているときにiDeCoとNISAをはじめたんですが、やりはじめるとよりリアルな疑問が出てくるので、それを受けて本の内容が肉づけされていきました。

かん この本に書いてあるようなことって、お金に詳しい人からすると相当、初歩的なことだと思うんです。でも詳しくない人からしたら、その初歩でさえも自主的に取り組むのはかなり難しい。自分たちのレベルが低かったからこそ、そういう初心者にも伝わりやすい内容にできたと思います。私この本を母親にも買い与えたんですけど、ちょうどさっきNISAの口座開設の連絡きましたよ。

――お母さんも!

かん うちの母は劇団雌猫なのか? っていうレベルの浪費女で、貯金がなくて。将来は私が養わないといけなくなるのかと考えたときに、それはいやだなと思ったんです。お互いが自立している前提で助け合いたいなと。

もぐもぐ 同じ世代の女性を一応ターゲットにしていますけど、上の世代にも男性にも役立つ内容です。


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