おじさんは、早く帰っちまう
そんな愛おしいおじさん達との飲み会。一つだけ不満がある。
それは、「おじさんは、早く帰っちまう」こと。
もちろん今は出来ないけど、酒好きな私が同年代の芸人達で飲む時は、ど深夜や朝方まで、下手すりゃ昼近くまで飲む事も頻繁にあった。
一方おじさん達との飲み会では、皆遅くともしっかりと終電で帰る。
「うわわわわ!終電逃したー!助けてくれぇー!」等と、慌てふためきドタンバタンしているおじさんは見た事が無い。まあ、慌てふためきドタンバタンしているおじさんとは、こちら側も仲良くしたくないけど。
芸人だから時間なんて気にせず遅くまで飲むおじさんも居そうなものだけど、案外少ない。遅くまで飲むおじさんで唯一思い当たるおじさんは、ゾフィーのサイトウさん位だ。

以前、同じ仕事終わりに打ち上げがてら、居酒屋で何人かで飲んだ時の事。
鬼より顔を真っ赤にしながらホッピーを飲んでいたサイトウさん。店が閉店の時間になったけど、ちょっとまだ飲み足りないから、私のルームシェアしている家に行ける人は行って飲み直そうという話になった。
40代のサイトウさん、もちろんうちに来た。
家で私が作った鍋を皆でバクバク食べている中、サイトウさんは歳で食べ物が入らなかったのだろう。
「鍋良いねー!鍋うまいねー!」と言いながら、白菜を一切れずつ食べていた。それは鍋なんかじゃない。白菜だ。
食べていたというより、煮え切った白菜を飲んでいた。酒は大好きなサイトウさんだけど、胃袋は歳に勝てなかった様だ。

世のおじさん上司さん、そして若者よ。
何でおじさん達と飲むのが好きなのか、ふと考えた。
多分、めちゃくちゃ何でも話を聞いてくれて、よく笑ってくれるからだと思う。
私の方から娘みたいに扱ってくれというのはおこがましい話だけど、何と言うか、家族と飲んでいる様な、凄く落ち着く感じが好きなんだと思う。もちろん同年代の芸人達と飲むのも大好きだけど、おじさん達との飲み会は、自然と凄く暖かい空気の飲み会になる。
もしかしたら、今上司のおじさんとどうやって上手く関わって行けば良いか悩んでいる若者が居るかもしれない。私がおじさんと仲良しなのは、私がどうとかじゃなくて、私の周りのおじさん達が皆優しくて良い人ばかりだから。周りに恵まれているだけの話なんだ。

そんな素敵なおじさん達と話したい、飲みたいと思うのは自然な事。
世のおじさん上司さん。
あんまり関係性の無い部下の若者達に、少しだけ優しく歩み寄ってあげて欲しい。若者からおじさんにグイグイ行くのは難しかったりするから。歩み寄ってくれるおじさん、きっと部下の若者も喜ぶし、仕事の悩みを相談出来る存在欲しがってると思うんだ。
そして、世の若者の皆。
おじさんってね、基本的に飲めばご機嫌だよ!コロナが終わったらおじさんを、飲み誘ってみたらどうでしょうか!
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