『おはスタ』(テレビ東京)や『すイエんサー』(Eテレ)などにレギュラー出演する16歳の女優・タレント、奥森皐月。お笑いマニアであり、“変態”を自称するほどのヘビーリスナーである彼女が、2020年の「ラジオ神回」を紹介する。
目次
深夜にラジオをつけると、今までどおりの声が聴こえてきた
2020年はやはり激動の1年であった。
外出自粛に始まり、新しい生活形式で誰もが過ごす日々。私は今年度から高校生になったものの、始業式以降はすべてがリモート授業。慣れない環境に初めは戸惑いを覚えた。そのなかでも、一番私を支えてくれたのはラジオだ。思い返せば、昨年もその前もずっとラジオが心の拠りどころだ。しかしながら、今年はそれがより格別な存在になったように思える。
コロナ禍で大きく変貌を遂げたテレビに比べ、ラジオは大きな変化がなかった。アクリル板の設置やブースの換気などの対策はあるものの、聴取者はそれ以前の放送とあまり変わりなく楽しめていたように思える。少なくとも、私はラジオの恒常的な面が改めて素敵だと感じた。
どんなに世間が変わろうと、深夜にラジオをつけると今までどおりの声が聴こえてくる。これが何よりも幸せに思えた。
そこで、私は今年聴いた中でも特に元気をもらえたラジオを5つ振り返りたいと思う。
<2020年の「ラジオ神回」5選>
・お菓子への異常な愛情──『爆笑問題カーボーイ』8月11日
・全員のコント愛が爆発──『コント村のオールナイトニッポン0』9月22日
・緊急事態で知った「大切なこと」──『おぎやはぎのメガネびいき』
・10分間の魂の叫び──『霜降り明星のオールナイトニッポン0』11月13日
・文化はこうして受け継がれる──『久米宏 ラジオなんですけど』6月27日
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