「#うたつなぎ」が持つ、私の「表現」とは正反対の性質(なみちえ)

2020.5.22

「つなげることの意味合い」を再認識するべき

これは私事ですが、去年1年間、学校やライブに行き、テレビやメディア出演をしながら首席卒業を達成しました。すべてを精神ギリギリでこなしていた私は「休まなきゃ」が最優先。

だから今は長期的に休む時間を増やし、自分の時間の使い方を再確認したり、自由な時間でできることや未来についてゆっくり考え、でも今の状況ももちろん無視せず、将来やりたいことに対して「休養という投資」が大事だと考えました。そうするとひとりの時間が必然的に増えるので、内向的な私にとっては精神旅行期間として自己内対話を深めることもできます。

「コロナの流行」。世界規模でこの危機に立ち向かわないといけない今の状況では、どんな表現もコロナを超えることができない、太刀打ちできない状態なのは事実です。

それを「つなげる」という行為で接続していくよりも、「つなげることの意味合い」を再認識しなきゃ、ただの流行で終わってしまう危険性を感じています。

つながりといえば、「#検察庁法改正案の強行採決に反対します」もハッシュタグを通し大きな流れを作っていて、私もツイートしました。

これを発信することに関してはさまざまな意見がありますが、政治や趣味などジャンルを問わず「私はこうである」とライトに発信し、もしも間違ってたら「間違ってました」とライトなシフトチェンジをすることに悪い印象を持ちません。

政治的発言だけがリスクが重い的な意識、おかしくね?と思ってます。

私は、新しい流れの上で表現がしたいと考えております。
そのために波に乗るし、波を作るのです。
君は宇宙の当事者だ。

「#うたつなぎ」なみちえもやってみた

そういえば最近、今年は「サザンビーチちがさき海水浴場」が開設されないことが決定しました。

例年7月の第1土曜日から8月31日まで開設している「サザンビーチちがさき海水浴場」は、市の新型コロナウイルス市内感染のまん延防止にかかる取り組み方針に基づき、来場者の皆様の健康と安全を最優先に考え、関係者との協議の結果、安全・安心な海水浴場の運営が困難であると判断し、令和2年度については開設しません。

【開設中止】令和2年度サザンビーチちがさき海水浴場|茅ヶ崎市

そして、5月15日に私がボーカルのバンド・グローバルシャイで「Chillが先」という曲を発表しました。

これらの意思、文脈を踏まえ、私も「#うたつなぎ」してみました〜〜!

最近は、波がつなぐ永遠の揺らぎについて考えています。
それが実際に、手を動かすよりも重要なことであるようにも感じます。

あなたはこれから、どんな流行りに乗りますか? どんな流行りを作りますか?
そして“どっち”のアーティストになる?

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なみちえ

1997年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ・在住。東京藝術大学先端芸術表現科を首席卒業。在学時には平山郁夫賞、買い上げ賞を受賞。音楽活動や着ぐるみ制作・執筆などマルチな表現活動を行うアーティスト。 音楽活動はソロのほかにギャルサー:Zoomgals、兄妹で構成されたクリエイティブクルー:TAMURA KIN..

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