與那城奨・大平祥生・金城碧海、JO1の3人が映画『OUT』出演で得た経験値「新たな扉が開いて、考え方の幅が広がった」

2023.11.16

JO1の3人が『OUT』出演で得たもの

映画『OUT』キャラクターPV~長嶋圭吾&目黒修也&沢村良&丹沢敦司~

──品川監督とのやりとりの中で、印象的だったエピソードはありますか?

與那城 撮影初日に圭吾の髪型にして現場に入って、監督に「圭吾になったじゃん!」って言われたときは安心しましたね。「『違うな』って言われたらどうしよう」と怖かったので。

金城 僕は、撮影の合間によく品川監督と一緒に寝技の練習をしてました。「チョークスリーパーってどんな感じですか?」「こうだよ、痛いでしょ? 抜けられないでしょ?」って。寝技のシーンなんてひとつもないんですけど(笑)。

與那城 横で見ながら「何してんだろう?」って思ってたよ(笑)。監督自身がアクションが得意なので、「俺が動けるんだからできるでしょ」っていう瞬間が多かったですね。だから、アクションの数もどんどん増えていく。その場で自ら動いて、変えていくことが多かったです。

大平 スロット台を井口達也(倉悠貴)が殴るシーンがあるんですけど、品川監督が「俳優にもスタッフにもケガはさせられない。この中でケガしていいのは俺だけだから俺がやる」って、自ら殴る役をされていて。すごくかっこよかったですね。

──JO1としての活動も充実し続けていますが、今回出演してみて、演技への意欲は高まりましたか? 出てみたいジャンルなどもあれば教えてください。

大平 自分の視野が広がったと思います。今回ヤンキー役をさせていただいたんですけど、すごく楽しかったから、もう一回やりたい。学生役もやりたいですね。

與那城 そうだね。ふたりはまだできるね……(優しく金城、大平の肩を抱く)。

大平 奨君もできるよ!

與那城 ……無理よ(笑)。演技は新たな扉が開くというか、考え方の幅が広がるので、今後もやっていきたいと思っています。今の僕はまだ演技に対して「苦しい」と感じるまでに至っていなくて。ただただ、おもしろいですね。今までやってきた役は個性的なキャラばかりだったので、いろんな役に挑戦したいです(笑)。

金城 (笑)。僕はちょっと非日常的な作品がやりたいです。ホラーが好きなので出てみたい。おばけが出てきて驚くなんて、日常では経験できないじゃないですか。恐怖感を味わってみたいですね。

──襲われるほうですか?

與那城 襲うほうだよね?

金城 なんでやねん(笑)。襲われるほう! 『呪怨』みたいなホラーとか、ゾンビ映画とか。貞子的なものに僕が回し蹴りをしたり……(笑)。アクションも見せられるホラーだったら、さらにうれしいですね!

與那城 奨(よなしろ・しょう)1995年生まれ、沖縄県出身
與那城 奨
大平祥生(おおひら・しょうせい)2000年生まれ、京都府出身
大平祥生
金城碧海(きんじょう・すかい)2000年生まれ、大阪府出身
金城碧海

発売中の『クイック・ジャパン』vol.168では、與那城奨・大平祥生・金城碧海のソロインタビューや3人の鼎談などを合計1万字以上で掲載! 撮り下ろし写真満載なので、ぜひ手に取ってチェックしてほしい。

『クイック・ジャパン』vol.168より

『クイック・ジャパン』vol.168 収録内容

【総力特集】INI 時代が求める11人の個性と寛容

▼SPECIAL PHOTO

▼ソロインタビュー:11人に聞く「個性」

松田 迅:自分を好きであること、それが自信の理由
池﨑理人:難しい問題が起きても、僕が責任を持ってカバーしたい
佐野雄大:俯瞰して、相対評価して、それが負けず嫌いにつながった
藤牧京介:「とりあえず楽しもう」それで僕も、みんなも変わった
尾崎匠海:昔は恥ずかしがり屋で、歌えなくて。でも今は、歌い続けることが夢
後藤威尊:昔の自分に言葉をかけるなら「そんな自分を受け入れて」
髙塚大夢:生活の中心は全部、心から楽しいと思えるものに
田島将吾:意外と、人を笑わせたい。そういう思考が生まれてきた
許 豊凡:自分の声と向き合い、新しい道を切り拓く
木村柾哉:ずっと小学生のままなんです「置いていかないで!」って
西 洸人:年下に囲まれる環境は初めて。僕自身の価値観も変わった

▼『INIフォルダ』Selection 11人の個性が光る傑作回を厳選

▼INI BRIGHTER HISTORY 2年半の美しき足跡

▼KEN THE 390 インタビュー

▼メンバーが考案!スペシャルクイズ

▼直筆メッセージ&フォト 11通りの「INIのオリジナリティ」

インタビュー

▼REIKO “必要”とされるアーティストに

▼BALLISTIK BOYZ タイで帯びた熱を

▼與那城奨、大平祥生、金城碧海(JO1/映画『OUT』):表現者としての現在地

レギュラー企画

▼写真:明日の熱源へ #1 是永日和「上京」

▼写真:#QJカメラ部 セントチヒロ・チッチ「なんでもない」

▼小説:大前粟生「ピン芸人、高崎犬彦」

▼小説:乗代雄介「全治三ヶ月の短編小説」

▼私小説:河谷 忍「おわらい稼業」

▼エッセイ:てへりんこ「生まれ直した日のこと」

この記事の画像(全26枚)



  • 映画『OUT』 (c)2023『OUT』 製作委員会

    映画『OUT』(PG12)

    2023年11月17日(金)全国劇場公開
    監督・脚本:品川ヒロシ
    主題歌:JO1「HIDEOUT」(LAPONE Entertainment)
    原作:井口達也/みずたまこと『OUT』(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)
    出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司ほか
    配給:KADOKAWA
    (c)2023『OUT』製作委員会

    関連リンク


この記事が掲載されているカテゴリ

岸野恵加

Written by

岸野恵加

(きしの・けいか)ライター・編集者。ぴあでの勤務を経て『コミックナタリー』『音楽ナタリー』副編集長を務めたのち、フリーランスとして2023年に独立。音楽、マンガなどエンタメ領域を中心に取材・執筆を行っている。2児の母。インタビューZINE『meine』主宰。

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。