JO1のリーダー、與那城奨が大切にしている仕事との向き合い方「“自分が絶対”ではなく“できない前提”でいる」

2023.10.25
JO1のリーダー、與那城奨が大切にしている仕事との向き合い方「“自分が絶対”ではなく“できない前提”でいる」

文=吉田可奈 撮影=山口こすも 編集=森田真規


2023年10月27日(金)より発売となる『クイック・ジャパン』vol.168では、11月17日(金)に封切られる映画『OUT』を15ページにわたって特集。

同作に出演したグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」の與那城奨・大平祥生・金城碧海のソロインタビューや、3人の鼎談、品川ヒロシ監督が語る「JO1、俳優としてのポテンシャル」などが掲載される。

ここでは、その中から與那城奨のソロインタビューの一部抜粋をQJWeb限定公開となる写真とともにお届けする。

“できない前提”でいると準備をする

──與那城さんは、ドラマ『フェンス』での好演が話題となりましたが、それ以来の役者としてのお仕事が今回の映画『OUT』となります。実際にお芝居をしてみていかがでしたか?

與那城 すごく楽しかったです。僕自身、お芝居の経験がほぼないので、すべてのお芝居の現場は“できない前提”で取り組んでいるんですよね。なので、そこに対して“挫折”や“大変”という思いはなくて。すべてがそういうものという考えで取り組むと、気が楽なんです。ただ、セリフを覚えるのはちょっと大変でした(笑)。

──もともと、すべてのことに対して“見え方”は気にしないタイプですか?

與那城 そうですね。自分を偽って飾ろうとも思わないですし、もともと見え方をそこまで気にしないタイプなんです。なによりも、僕のお芝居ができている、できていないという判断は監督がすることなので、そこはお任せしました。

──品川監督と話しているなかで、表現する新たなおもしろさに気づいたことはありましたか?

與那城 お芝居の表現は喜怒哀楽なのですごく身近に感じましたし、『OUT』では設定上、日常で感じることができない気持ちを感じ、表現することができたのはすごく楽しかったです。それに、お芝居、アクション、コミュニケーションのすべてにおいて、経験値が上がった気がします。

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──JO1の中では最年長かつリーダーを務め、なにかと頼られる立場だと思うのですが、お芝居で頼る側になることで芽生えた感覚はありましたか?

與那城 実は、メンバーから頼られている実感はあまりなくて(笑)。もちろん、何か相談を受けることはありますが、仕事をしていてもそこに対しての気負いはないですよね。それに、僕はプライドがあまりないほうなので、わからないことはどんどん聞くんです。だから、JO1のときと役者の仕事をしているときのギャップは、あまり感じなかったですね。

──「わからないことはすぐに聞く」というのは、小さなころから大事にしていることですか?

與那城 そうですね。いい意味でも、悪い意味でも、自分に自信がないんです。何に対しても人より、倍努力をしないといけないタイプだとわかっているので、聞くことに対して躊躇がないんです。

──「誰よりも努力をしないといけない」と思ったのは、どんなきっかけがあったのでしょうか。

與那城 歌手になりたくて沖縄から上京をしてオーディションを受けているとき、ほかの人を見ると自信満々で、不安そうな人が誰もいなかったんです。もちろん、自信満々でいることはすごく大事だけど、その気持ちが自意識過剰になるのは違うなと思っていて。

──そのバランス感覚は、すごく大事ですよね。

與那城 そうかもしれないですね。“自分が絶対”と思うのではなく、“できない前提”でいると、いざその仕事をする前にどうしたって準備をしますよね。その準備をしたものが、撮影時に反映されるので、僕には、“不安だからこそ準備をして挑む”ということが向いているなと思ったんです。過度なくらい、準備をしたほうが安心するんですよね。

──それは、今も変わらないですか?

與那城 ライブへの準備については変わらないですね。今回のツアーは、ありがたいことにみんながそれぞれ忙しく、メンバーがそろわないなかで練習することもあって。でも、2回目だからこそ、前回よりもパワーアップしたところを見せないといけないですし、声を出せるようになったJAM(JO1のファンネーム)のみなさんとのコミュニケーションも大事にしたかったんですよね。それに、11月には初めて京セラドーム大阪での公演が決まったので、アリーナとは違う見せ方を考えていきたいなと思って、準備に励んでいます。

──そういったことも、メンバー内でよく話し合っているんですか?

與那城 ライブ中は、公演が終わるごとにずっと話し合っています。それに、デビュー4年目となってライブへの制限が少なくなった今、やっと自分たちが見せたいものをやれている感覚があるんです。もちろんドーム公演への不安はありますが、それよりも楽しみが上回っているので、みなさんも楽しみにしていてもらいたいですね。

與那城 奨(よなしろ・しょう)1995年生まれ、沖縄県出身
與那城 奨(よなしろ・しょう)1995年生まれ、沖縄県出身

10月27日発売の『クイック・ジャパン』vol.168では、與那城奨インタビューの完全版のほか、大平祥生・金城碧海のソロインタビューや3人の鼎談などを合計1万字以上で掲載! 誌面限定の撮り下ろし写真もあるので、ぜひ手に取ってチェックしてほしい。

『クイック・ジャパン』vol.168より

『クイック・ジャパン』vol.168 収録内容

【総力特集】INI 時代が求める11人の個性と寛容

▼SPECIAL PHOTO

▼ソロインタビュー:11人に聞く「個性」

松田 迅:自分を好きであること、それが自信の理由
池﨑理人:難しい問題が起きても、僕が責任を持ってカバーしたい
佐野雄大:俯瞰して、相対評価して、それが負けず嫌いにつながった
藤牧京介:「とりあえず楽しもう」それで僕も、みんなも変わった
尾崎匠海:昔は恥ずかしがり屋で、歌えなくて。でも今は、歌い続けることが夢
後藤威尊:昔の自分に言葉をかけるなら「そんな自分を受け入れて」
髙塚大夢:生活の中心は全部、心から楽しいと思えるものに
田島将吾:意外と、人を笑わせたい。そういう思考が生まれてきた
許 豊凡:自分の声と向き合い、新しい道を切り拓く
木村柾哉:ずっと小学生のままなんです「置いていかないで!」って
西 洸人:年下に囲まれる環境は初めて。僕自身の価値観も変わった

▼『INIフォルダ』Selection 11人の個性が光る傑作回を厳選

▼INI BRIGHTER HISTORY 2年半の美しき足跡

▼KEN THE 390 インタビュー

▼メンバーが考案!スペシャルクイズ

▼直筆メッセージ&フォト 11通りの「INIのオリジナリティ」

インタビュー

▼REIKO “必要”とされるアーティストに

▼BALLISTIK BOYZ タイで帯びた熱を

▼與那城奨、大平祥生、金城碧海(JO1/映画『OUT』):表現者としての現在地

レギュラー企画

▼写真:明日の熱源へ #1 是永日和「上京」

▼写真:#QJカメラ部 セントチヒロ・チッチ「なんでもない」

▼小説:大前粟生「ピン芸人、高崎犬彦」

▼小説:乗代雄介「全治三ヶ月の短編小説」

▼私小説:河谷 忍「おわらい稼業」

▼エッセイ:てへりんこ「生まれ直した日のこと」

※内容やデザインは予告なく変更する場合がありますのでご了承ください

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  • 映画『OUT』 (c)2023『OUT』 製作委員会

    映画『OUT』(PG12)

    2023年11月17日(金)全国劇場公開
    監督・脚本:品川ヒロシ
    主題歌:JO1「HIDEOUT」(LAPONE Entertainment)
    原作:井口達也/みずたまこと『OUT』(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)
    出演:倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司ほか
    配給:KADOKAWA
    (c)2023『OUT』 製作委員会

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吉田可奈

(よしだ・かな)エンタメ系フリーライター。著作『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん?』(共に扶桑社)が発売中。音楽、映画、声優、舞台、アイドル、オタク事が得意。現在は『InRed』、『steady.』(共に宝島社)、『NYLON JAPAN』(CAELUM)、『ダ・ヴィンチ』(KADOKAW..

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