安彦良和が語る作画へのこだわりと、ククルス・ドアンの魅力「作画は資料との戦い」

2023.7.28
安彦良和が語る作画へのこだわりと、ククルス・ドアンの魅力「作画は資料との戦い」

文=石井 誠


ゲーム&カルチャー誌『CONTINUE』にて特別編として復活し、今年1月に『安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編』のタイトルで書籍化した『安彦良和 マイ・バック・ページズ』。本書では、衣装の作画での苦悩や、監督最新作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の主人公ククルス・ドアンの魅力について語られた箇所を一部抜粋してご紹介。

※この記事は『CONTINUE Vol.76』と『CONTINUE Vol.77』掲載の「安彦良和 マイ・バック・ページズ 特別編」の一部を、WEB用に再構成して転載したものです。

安彦良和
1947年生まれ。北海道出身。1970年からアニメーターとして活躍。『宇宙戦艦ヤマト』(74年)、『勇者ライディーン』(76年)、『無敵超人ザンボット3』(77年)などに関わる。『機動戦士ガンダム』(79年)では、アニメーションディレクターとキャラクターデザインを担当し、画作りの中心として活躍。劇場用アニメ『クラッシャージョウ』(83年)で監督デビューする。その後89年から専業漫画家として活動を開始し、『ナムジ』『神武』などの日本の古代史や神話をベースにした作品から、『虹色のトロツキー』『王道の狗』など日本の近代史をもとにしたものなど、歴史を題材にした作品を多く手掛けている。2001年から『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の連載をスタート。10年にわたる連載終了後、アニメ化。現在『月刊アフタヌーン』にて『乾と巽-ザバイカル戦記-』を連載中。2022年6月には待望の監督作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開された。

事実を元にしているからこその資料との戦い

──安彦さんと言えば、資料なども見ずにスラスラと絵を描いてしまうようなイメージがあるんですが、作画用の資料なども作成されるんですか? 『漫勉neo』での作画作業中に原稿の脇のほうに、手掛けているページに登場するキャラクターの服装が描かれた資料的なものが映っているのが見えたんですが、そうしたものは作られてページごとに間違えないようにしているんだなと思いました。

安彦 自分さえわかればいいという、いい加減なキャラ表は作りますね。そういうものがないと服装に統一感とかなくなって滅茶苦茶になっちゃうから。ただ、それは自分でわかればいいので、極々簡単なものだけど。いわゆる資料に関しては、たとえば車両や銃器が出てくるとわかっていれば、人並みに一生懸命写真をもらって集めたりします。あとはたまにだけど真面目に構造とかを考えなくちゃならないときは、専門の資料を作ったりもしますね。

いま連載中の『乾と巽』の中で、船で暮らしている奴がいて、そこに転がり込んで住み着いてしまうという話があるんだけど、参考にする船の外観の写真はあったんです。でも、その船の中がどうなっているのかはわからない。だから、想像なんだけどちゃんと考えないとダメだなと思って。一応船の見取り図を作って、どこに機関部があるのかとか、ここで窯を炊くから煙突がここにあって、ドアの突き当たりに食事をする団欒の場所や寝室があるとか。我ながら真面目に考えたなと。そういうこともたまにあります。

──なるほど。一方で、戦争の話を扱うとなると、兵器関係とかは、やはり詳しい人も多いので気を使いますよね。

安彦 それはしょっちゅう「ヤバいな」ってときはあるけどね。描いた後から「ここはこうなっているのか!」ってわかることもあって。『乾と巽』のロシア語の監修をしてくれている人がかなりのミリタリーオタクで。その人から「あれはちょっと違いますよ」と指摘があったり、たくさん兵器系の資料をいただけたりして。「あそこから薬莢は出ないので単行本では直してください」と言われて「はい、わかりました」みたいなやり取りもあったりするから。

──軍服なんかも種類が多いから大変ですよね。

安彦 本当にコスチュームは面倒でね。ボタンの数が変わったりするし。特にいま描いている『乾と巽』に出てくるロシアの軍服が面倒くさくて。階級章がわからないとか、服の合わせが右や左でずれていたりとか。軍服もマニアが多いから。ドイツ軍なんか描いたら何を言われるか(笑)。昔、『虹色のトロツキー』を描いていたときも軍服には悩まされて。資料を見るとある時期から形が違う。何年かを境に軍服が変更されていたんだよね。

一方で、兵隊は支給されたものを身に着けないといけないけど、将校は自前だからわりといろんな形があって。『機動戦士ガンダム』のとき士官用の軍服はキャラによっていろいろ変えていたから「どうなっているんだ!」って言われるかと思ったけど、将校はオーダーメイドが可能だから棘がついてたりしても「何でもいいんだ」となったね。

新作映画として生まれ変わった『ククルス・ドアンの島』への思い

安彦良和が語る作画へのこだわりと、ククルス・ドアンの魅力「作画は資料との戦い」

──『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』もあるわけですからね。

安彦 そうですね。アニメもまだやっているんだぞっていうね。

──『ククルス・ドアンの島』は現状はどのような感じですか?

安彦 アフレコが終わって、3月上旬にはダビング作業に入るという感じで。公開までの時間を考えるとかなり優秀なスケジュールで進んでいますね。

──テレビシリーズの『機動戦士ガンダム』の制作当時、「ククルス・ドアンの島」に関しては、安彦さんはどの程度タッチしていたんですか?

安彦 あれはキャラを作っただけでノータッチですよ。シナリオも見てなくて、絵コンテで見たのが最初。絵コンテに合わせてキャラを作ったわけだけど、「こんな話なんだ」と知った感じで。子どもがたくさん出てきた印象があったんだけど、今回の映画化に合わせて改めて設定資料を見たら3人しかいなくて。「え? 3人?」ってなったね。「子どもがたくさん出てきたら設定が多くなるから面倒くさいな」なんてちょっと思ったんだけど、面倒くさいなんてレベルじゃなかった(笑)。

キャラクターは、ドアンとロランという女の子と、子どもが3人の5人しか出てなくて。当時の「ククルス・ドアンの島」は、作画のクオリティが酷いから「海外のスタジオに丸投げしたんじゃないの?」という噂があるけど、改めてスタッフ表を見ると確かに日本で作っているね。

──当時は、外のスタジオに丸投げしたら、サンライズのスタジオではチェックしないという形だったんですか?

安彦 話数によって違うけど、あれは完全に振りっぱなしだね。

──あの頃、サンライズがメインとなって動かす以外に、中村プロダクションをはじめとした外注スタジオはどれくらいあったんですか?

安彦 どれくらいあったかな? その都度動くので、延べにするとかなりの会社に出していると思う。その中でも、中村プロは一番良かったね。世間ではいろいろ言われるけど。

──中村プロは、安彦さんが後半に病気で抜けたところを補う形でたくさんお仕事をされていますからね。独自のテイストもあるので、作画の面に関してはいろいろと言われてしまいがちですが。

安彦 外に振ったものに関しては、原画をあの人に頼んだとか、そういうのは覚えているけど、スタジオがどのくらいあったのかはわからない。でも第15話の「ククルス・ドアンの島」は、ラッシュで観ていて、その記憶は悲惨なものがあったのは確かでね。「ああ、これは……」ってなった。まあ、本当に「ああ〜」って感じなんだけど、あの話が飛び抜けて作画が酷いっていうこともなくて。まあ、酷いんだけど、「放っておいたらこうなるよ」という象徴でもあった。ただ、それは『機動戦士ガンダム』に限らずの話だけどね。

──一方で、お話に関しては惹かれる部分があったんですか?

安彦 これは悪くないんじゃないかというのがずっとあったね。脱走兵が武器を持ったまま逃げて、それで弱き者を守るという話で、それが丸腰だったら良かったんだろうけど、丸腰だと守ることはできないから武器を持っている。そういうジレンマがあって。でも、武器を持っていれば、敵味方関係なく、「あそこに物騒な奴がいる」と追われることになる。そういう意味では、ものすごく奥の深い問題を投げかけているような気はするんだよね。

──いくら彼らが「平和に暮らしている」と言っても、危害を加えてくる可能性があれば、そこは軍隊なら対処しなくちゃならなくなりますからね。

安彦 それだけならまだしも、子どもたちも結構尖っていて、アムロに石をぶつけたりするわけで。滅茶苦茶弱き者なのに結構生意気で。でも、それはわりとリアルな捉え方ではあるんだよね。あと、意外とお話として好きな人がいるというのも聞いていて、それも引っかかっていて。

──確かに、忘れがたいエピソードではありますね。

安彦 別にアリバイを作ろうと思って言っているわけじゃないけど、漫画家の皇なつきさんに「あの話の漫画を描いてくれないか」みたいなことを言ったこともあって。

──ご自分で『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の漫画連載の際に描こうと思ったりはしなかったんですか?

安彦 それは、『機動戦士ガンダム』の全部は描けないから、どこから捨てるとなればやっぱりいの一番に削られる話ではあったんだよね。そういう意味でも、「ククルス・ドアンの島」という話に関しては、捨て子を置いてきたみたいな感じはずっと持っていて。

──劇場版でも真っ先に捨てられた感じですよね。

安彦 富野(由悠季)氏が『機動戦士ガンダム』の劇場版を編集するときに、「『再会、母よ…』は捨てるよ」とか「ベルファストのミハルの話は捨てるよ」とか俺に言ってきてね。まあ、人を挑発していたんだろうけど。だから「あれは捨てちゃダメですよ」って言うと「じゃあ、入れよう」という感じで反応していたから、最初から捨てる気はなかったと思うんだけどね。

──安彦さんの反応を見て、残すべきか捨てるべきか確認していたのかもしれないですね。

安彦 その流れで、「ドアンは捨てるよ」と言われれば、「どうぞ」ってなるんだよね。そういう意味では、本当に偶然だけど俺がアニメ化してもいいエピソードとして、「ククルス・ドアンの島」が残っていてくれて本当に良かった。

シンパシーを感じていたドアンというキャラクター

安彦良和が語る作画へのこだわりと、ククルス・ドアンの魅力「作画は資料との戦い」

──話は本編の設定のほうに移りたいと思います。まず、ククルス・ドアンというキャラクターに関してですが、彼に関しては、よく考えてみるとこれまで安彦さんが描かれてきた漫画に登場するキャラクターとの共通部分があるように感じました。戦場で戦う中である種の心の傷を負い、そこから脱走して子どもたちと一緒に静かに暮らそうとする。ある意味、過酷な状況から逃げた者=敗北者ですよね。安彦さんは、ドアンというキャラクターが、ご自身が描いてきた作品の主人公とイメージが近いから選んだりしたという部分はあるんですか?

安彦 それに関しては、いま、そう指摘をされるまで考えたことはなかったんだけど、言われてみればその通りで。確かに、俺の好みのキャラクターではあるな。

──ということは、偶然そうなったということなんですか?

安彦 そうだね。ただ、俺の描く漫画の主人公は、「自分の居場所はどこにあるのか?」と、当て所なくさまよってしまったり、流されてしまったりする感じがあって。そういうキャラクターが好きなのかと言われたこともある。それに比べると、ドアンは定点を定めて、「ここで戦災孤児たちを外敵から守るんだ」という風にはっきりしている。

そういう意味では、あまり俺の好みのタイプだとは思ってなかったんだよね。ただ、言われてみると、ドアンは、ジオンや戦争から逃げてきた、ある意味「抜け忍」なんだよね。だから惹かれた部分があったのかと気付かされると、なんか読み切られたというか、見透かされたみたいで(笑)。

──見透かしたというわけではないですが(笑)。ただ、受け取り手としては、すごく安彦さんの描きたいテーマ性とドアンが持つ人物像の要素が似ているなと感じただけなんです。

安彦 実際に、ドアンもかなり不安定な存在ではあるんだよね。子どもたちとともに「ここで生きる」と定めてはいるんだけど、脱走兵として追っ手に狙われているという状況はとても危うい。ただ、一方で、やりたいことは「もうひとつの目的」とともにハッキリしているし、流されている感じはないから、自分に引き寄せて「俺の好みだ」という風には思わなかったんだと思う。

俺の描いてきた主人公は、もっと不安定で、なんか波間を漂うみたいなね。そこがキャラクター的な弱さだと言われてもきたし、作品を作る上で強烈なメッセージも伝わらないから「売れないんだ」と言われても「そうか」と納得してしまう感じがあって。

──強烈な目的意識を持って邁進するキャラクターが好きな人には物足りないのかもしれませんが、安彦さんの描く主人公像に共感をする人も多くいると思います。

安彦 「ククルス・ドアンの島」に関しては、よくフランシス・F・コッポラの撮った『地獄の黙示録』を連想したと言っているけど、お話としては、マーロン・ブランドが演じるカーツ大佐がベトナムのジャングルの奥地に独立王国を築いていて、それを密命を帯びた兵士が暗殺に行こうとする。その「独立王国を築く」という部分がドシっとしているわけだけど、「ククルス・ドアンの島」はそのイメージに近いなと。もちろん、テレビ版の設定は子どもがたった4人しかいない、貧相なものだったけど、「ここは自分たちの王国だ」と言っている感じはあった。だから、小さき者が流されていったというイメージは最初はなかったんです。

──安彦さんの学生運動をされた原点には「ベトナム戦争への反戦」があるという話を聞いていたので、「ククルス・ドアンの島」のエピソードは、そうした反戦へのイメージが重なったというのもあります。「ククルス・ドアンの島」で描かれる、戦争の被害者である孤児や脱走兵、戦場でのショックを抱えた兵士のPTSD(心的外傷後ストレス障害)などは、当時のベトナム戦争の後に出てきた問題を描いたものであるわけで、テーマ的に安彦さんの原点的な部分と重なるというイメージがあったんです。

安彦 「ククルス・ドアンの島」のエピソードに関しては、抜け忍の話であるというのはともかく、やっぱりどこかしらシンパシーを感じたからこそ「これはいい話だ」と思い、心に残っていたのは間違いないですよ。だからこそ、よくぞこのエピソードが、自分でアニメ化してもいいものとして残ってくれていたなと。そういう意味では、後から考えると皇さん(※)が忙しくて、漫画で描いていただけなくてかえって良かった(笑)。

──もし、漫画として描かれてしまうと、考え方は違ってもひとつの答えが出てしまいますからね。

安彦 そう。皇さんだから、たぶん、しっかり描き切ってくれてた。だから、あそこで描いてもらわずに、残っていたこともいい巡り合わせだと思うね。

※安彦良和は一度、漫画家・皇なつきに「ククルス・ドアンの島を漫画にしてほしい」とお願いしたことがあった。

補強されていったドアンの島とそれを巡る状況

──新規の要素としては、ドアンの過去に絡んだ部分が描かれますね。この設定に関しては、どのような考えから生まれたものでしょうか?

安彦 ドアンという大変大きなスキルを持った人間が、それまで一緒に戦ってきた仲間を裏切って、脱走兵として軍を離脱する。そして、「自分はこれだけの戦災孤児を守っているんだから、離脱行為は正しいと言うのは、その行為自体は間違っていないけど、それだけで彼の行動を正当化しようというのは、はっきり言って無理があるわけですよ。いくら20人の子どもがいると言ったって、仲間を裏切った後ろ暗さを消すことはできない。だから、そこにドアンがやるべきこと、彼にはあの島に留まってやらなければならない大きな仕事があるという形にしているんです。

その、ドアンがやっている、子どもたちにも教えていない「大人の仕事」があることで、ただ逃げて子どもたちを守る、匿うというのだけではないところは、今作で付け足した大きな要素ではあるんだよね。その要素に関しては、戦争に大きく関わるものなので、かえって話をつまらなくするんじゃないかという思いもあったんだけど、どうしても入れておきたかった。

──その目的があったから、仲間を裏切ったという話にもなっているわけですね。

安彦 だから、ドアンのような後ろ暗さを抱えて、「でも、自分はこれのために生き恥をさらしても生きていく」というのは、別の形で描いてもいいわけですよ。20人の子どもじゃなくて、たったひとりの子どもでも、恋人でも。それでいいわけですよ。そういうドラマも実際にあるわけだから。だけど、そっちに行かなかったということなんです。そこはすごく悩むところで、「こんな小さいもののために世界を裏切った。でも、正しいんだ」という描き方のほうがもしかしたらよりドラマチックだったのかもしれない。だけど、今回はそうではない、戦争の状況と直結する描き方を選んでいるんだよと。そこは、実際に見て判断してほしいところではあるかな。

作品に込められた「シンプルさ」を読み取ってほしい

──参加されたキャストのみなさんに対してはいかがですか?

安彦 アフレコに関しては、やはりコロナの影響があって。本当ならば一堂に会して楽しくワイワイとできたら良かったのにという思いはあるね。アフレコもイベント的な面もあるから。それができなかったのが寂しいと言えば寂しいかな。それこそ、アムロ役の古谷徹さんとドアン役の武内駿輔さんの取り合わせを普通のアフレコのムードの中でやれたら必見だったろうに、と思うんだよね。今回は、別々に収録しているから。

──超ベテランの古谷さんが15歳のアムロを、そして若手の注目株である武内さんが存在感のあるドアンの声をやっていて。現実の立場と映像での立場がまったく逆なのは、アニメだから表現できるところでもありますからね。

安彦 そこは本当に面白い世界だよね。あと、今回は子どもたちに関しては実際の子役に演じてもらっていて。彼らも別々に録っているんだけど、子役だけ集まって録れたらちょっとした学芸会みたいで楽しかったかなという思いはあるね。もちろん、残念な部分を挙げるとキリがないけど。それでも、キャスト陣、スタッフ陣のおかげでいいものが録れたのはありがたいことですよ。

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安彦良和

監督作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(2022年6月3日公開)のすべてを監督・安彦良和が語り下ろした一冊『安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編』の、超貴重な安彦良和の直筆サイン本が、QJWebSHOP限定、数量限定で販売中。

『安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編』

「アムロが言っていることは正解なんです。ドアンに戦争の匂いがある限り、また違う敵が来るかもしれない。別の災難が降りかかるかもしれない。だからと言って、武器を捨てていいのかというクエスチョンは残ってもいいけど、その答えは、はっきりしていると思うんですよ」

『安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編』本文より

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著者:石井誠、安彦良和

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