ブラジルから世界へ、唯一無二の道を切り開くONE N’ ONLY。初主演映画を経て深めた絆と抱いた目標「東京ドームのステージにも立ちたい」

2023.3.10

ONE N’ ONLY、グループとしての強みとは?

ONE N’ ONLY/“We’ll rise again” Music Video(映画「バトルキング!! -We’ll rise again-」主題歌)

──「Weʼll rise again」の聴きどころを教えてください。

颯斗 ONE N’ ONLYらしさやメッセージ性もありながら、映画の内容に沿った歌詞にもなっているので、映画と併せて楽しんでもらいたいですね。

永玖 自分への葛藤を抱えながらもがきつづけているのは、僕たちが『バトルキング!!』で演じている役にも、ONE N’ ONLYにも通じるところ。僕はONE N’ ONLY、役の中のJackpoz、そして『バトルキング!!』という作品に当てはめながら聴いています。

颯斗 サウンドも今までの曲とは違うような感じに仕上がっているので、ONE N’ ONLYとしてライブでやったときに、どんな感じになるのか楽しみですね。振り付けはこれまで何曲もONE N’ ONLYの振りを作ってくださっているMiQaelさんが担当してくださいました。映画のストーリーを踏まえて考えてくれたので、「まだまだ立ち上がるぞ」っていう気持ちにさせてくれる力強い振り付けになっています。

──楽曲だけでなく、今日着られている衣装も今までにはなかった雰囲気ですよね。

颯斗 着崩したかっこいい学ラン感。

謙信 ONE N’ ONLYの衣装でこんなに学ランなのは初めてなので、作品に寄り添っていますよね。

颯斗 制服っぽいスタイリングもやってみたかったから、めっちゃいいなって思います。よく見ると剣の飾りとかもついてて、ちょっとかわいいんですよ。

永玖 人それぞれ、ついている飾りが違います。靴も派手だし、ポイントになってる。

 実際にこんな着崩したら、校則違反もいいところだけどね(笑)。

──“JK-POP”といわれるグループが増えた昨今において、ONE N’ ONLYのグループとしての強みはどこにあると思いますか?

永玖 メッセージ性だと思います。社会に訴えかける曲をはじめとして、ONE N’ ONLYの楽曲はいろんなメッセージを持っているので。

颯斗 ありきたりな歌詞はないよね。力強い言葉の使い方やどこかに闇を感じるフレーズも多いですし、そういった要素が自然とONE N’ ONLYのカラーになっていってるのかもしれません。

永玖 「Weʼll rise again」を作ってくださった音楽プロデューサーのJUNEさんからも、「一つひとつの歌詞に意味を持たせて、“君が好きだ、愛している”って歌詞に寄らないようにしている」と聞きました。メッセージ性に重きを置いているのは、ONE N’ ONLYの強みですね。

颯斗 わざと日本語を崩すのもポイントで。日本語として意味が通っている歌詞でありながら、英語っぽいイントネーションで歌うように工夫しています。

「東京ドームのステージにも立ちたい」6人が語った今後の目標

──では最後に、今後の目標をおひとりずつお伺いできますか。

颯斗 2022年はTikTokの海外フォロワーが増えたのをきっかけにブラジルでライブができましたし、日本だけに留まらず世界をターゲットにしていろいろ発信していきたいです。まずはフォロワーが多い南米を中心として、東南アジアも狙っていきたい。海外に向けた動きが話題になって、日本で広がっていくこともあると思うので。そして、いつかはワールドツアーもしたいですね。

高尾颯斗
高尾颯斗

直弥 僕たちは結成当初から唯一無二を貫いて、誰もやったことがないようなことをどんどんやってきているグループ。これからも「それ、やっちゃうの!?」みたいなこともどんどん挑戦していって、新しい道を切り開いていきたいと思います。

草川直弥
草川直弥

謙信 今年は5周年ということもあるので、グループとしてもっともっと高めて、よりいいエンタテインメントを追求していきたい。それぞれが自分の場所を見つけて演技やバラエティでも活躍できるようになれば、ONE N’ ONLYとして集まったときに今まで以上の感動を届けられるはずなので、そうなっていけたらいいですね。

上村謙信
上村謙信

哲汰 全世界のいろんな人たちに知ってもらえるようなグループになりたいと思います。アジアツアーや南米ツアーもやりたいし、日本で東京ドームのような大きなステージにも立ちたい。SNSもがんばって、TikTokで1000万人フォロワーを達成できたらいいですね。

関 哲汰
関 哲汰

 この2、3年、TikTokで新たな可能性を掴むことができ、海外への道が開けたことが本当に大きくて。もっと自分たちの可能性を見つけられるように、とことん追求していきたいと思っています。あとSNSの時代でもあるので、個々の発信力を強くできたらいいですね。日々の自分たちをちゃんと伝えることもしていきたいです。

沢村 玲
沢村 玲

永玖 ブラジルの文化を日本に持ち帰ったり、日本の文化をブラジルに伝えたり、ブラジルと日本の架け橋になるようなアーティストになりたいと思っています。日本でももっとたくさんの方にONE N’ ONLYを知ってもらえるように、これまで以上にがんばりたいです。

山下永玖
山下永玖

──2023年のONE N’ ONLYも楽しみですね。

直弥 5周年の節目になる年ですからね。最近、作品やツアーなど関わらせてもらえる分野も増えてきて、今まで以上に「どうやったらSWAGが喜んでくれるか」と考えていろんなことに取り組めています。

颯斗 ファンのみんなに気持ちを直接伝えて、もっともっと盛り上がっていきたい。今は「世界で」と紹介されることが多いですけど、日本のお茶の間に届くようなグループになりたいという目標もありますから。

直弥 2023年はもっともっと自分たち発信で、いろんなことに挑戦していきたいです。

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  • 映画『バトルキング!!-Weʼll rise again-』 (c)映画「バトルキング!!」製作委員会

    映画『バトルキング!!-Weʼll rise again-』

    2023年3月10日(金)公開
    監督:瀧川元気
    脚本:福谷圭祐
    主題歌:ONE N’ ONLY「We’ll rise again」
    音楽:JUNE
    出演:ONE N’ ONLY(山下永玖、高尾颯斗、草川直弥、上村謙信、関哲汰、沢村玲)、櫻愛里紗 / 小川史記、高尾楓弥、森愁斗、岡本聖哉、西田祥、大槻拓也、野瀬勇馬、岩尾春輝 / 武藤潤、曽野舜太 / テイ龍進 / 原史奈
    配給:S・D・P
    (c)映画「バトルキング!!」製作委員会

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ライター_坂井彩花

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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