ZAZYのジレンマ「ネタをエンタメとして楽しめなくなった」仕事と趣味の狭間で葛藤

2022.12.15


仕事を広げるか、趣味を守るかのせめぎ合い

ZAZY

──ネタをエンタメとして見れなくなると、グッとつらくなるときもありそうですよね。

ZAZY あります、あります。

──どう対処を?

ZAZY ほかのエンタメに逃げますね。だから今、仕事の幅を広げたい気持ちもあるんですけど、趣味が全部仕事になっちゃったらって思うと……。

──一度仕事で関わってしまうと、仕事モードに入ってしまう。

ZAZY そうなんですよ。今回も単独のポスターをある程度作らしてもらったんですけど、それ以降、街のポスターとかを「こういう配置にしてるんや」みたいな目線で見るようになっちゃって。だから、料理とかお酒飲むのも好きなんですけど、料理の仕事をしたら今後そのスイッチ入るようになっちゃいますし……。でも、それをしていくのが芸能人みたいなところもあるから、難しいですよね。

ZAZY
大単独「大祭鳥」のポスター。タイトルと枠以外はZAZYがデザインを担当

──仕事へつなげるために特技を作る方もいらっしゃいますもんね。

ZAZY マンガ描いたり、小説書いたり、映画撮ったりしたら、いよいよ自分のエンタメなくなるんちゃうかと(笑)。

──ZAZYさんって、今何をしているときが一番楽しいですか?

ZAZY うわ、難しいな……。ネタを考えてるときは全然楽しくないですけど、いいのが思いついたときはすごい楽しいかもしれないです。

──エクスタシーを感じるような?

ZAZY そうです。ずっと止まってたペンが動き出したときは、脳汁ドバドバ出て楽しいですね。

──それは、披露しているときよりも勝りますか?

ZAZY 披露してるときも気持ちよさはありますけど、ポンポンと全部が決まるわけじゃないから「8割は伝わったけど、残りの2割は伝わらんかった」とかいろいろ考えちゃうんですよね。だから、思いついたときのほうが純粋に楽しいかもしれないです。 

──一番楽しい瞬間が仕事の中にあるって、とても素敵なことですよね。

ZAZY まあでも、2、3番目とかはサウナ終わりのビールとか、仕事が昼からの日の二度寝とか、仕事関係ないですよ(笑)。

1年以内に“次のZAZY”を見せたい

──ZAZYさんの未来の展望を聞かせてください。10年後、20年後はどうなっていると思いますか?

ZAZY 何歳までホットパンツ履いてるのか、何歳まで羽つけてるのか……楽しみですね。50代に入ったら露出度下げていきたいとは思ってます。それくらいの歳になると、「大丈夫大丈夫」って言いながら20センチのヒール履いてても、スタッフさんも気が気じゃないと思いますし。徐々に変えていけたらいいですけど、バツンと急に変えるのも、それはそれでおもしろいですし。

──では、これから1年以内の目標はありますか?

ZAZY “次のZAZY”を見せれたらいいですよね。お笑いファンとか業界の人にはある程度ZAZYが定着してきたと思うんで、「そうきたか!」と思わせる次の一手を見せたいです。

──その一手は、今すでに頭の中に……?

ZAZY 僕もふわっとしてるんで、今なかなかお伝えできないんですけど、オリエンタルラジオさんの「PERFECT HUMAN」くらい、わかりやすい次の一手を。

──今、なんの仕事が増えたら嬉しいですか?

ZAZY ネタしかり、物作りしかり、作って出して作って出して……をしていきたいですね。「ペットボトルのパッケージ作ってください!」「本書いてください!」「ここでライブ打ってください!」とか、引く手数多になりたいです。それこそ、吉本から「また単独やってくれ」とか言われ出したらいいなって。

──来るもの拒まず?

ZAZY でも、「これを絶対にやってください」とかの制約があるのはちょっと嫌かもしれない……いや、全然やりますけどね?(笑)


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    ZAZY大単独LIVE「大祭鳥」

    <日程>
    2022年12月26日(月)開場18:30/開演19:00
    <会場>
    紀伊國屋ホール
    <出演者>
    ZAZY その他ゲストあり

    <チケット>
    ■一般発売
    前売:4,000円/当日:4,500円
    オンライン配信チケット:イベント割対象1,000円

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佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

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