「支えてきてよかった」って、きっと思ってもらえる
──そうやって成長を重ねてきたなかで、今回の写真集のような個人の仕事との向き合い方も変わってきましたか?
北野 私、グループの中ではずっと先輩大好きっ子だったんで(笑)。でもそんな1期生の先輩たちもどんどん卒業されて、今いる先輩たちからは「2期生も戦友だよ」って声をかけてもらえる。後輩ですけど、同期として思えるくらいずっと一緒にいるね、って言ってもらえて。だから、グループにいるときは自分のことよりも後輩たちのことを優先するとか、ちょっと悩んでそうな子に連絡してみるとか、そういうことを徹底してやろうって決めたんです。
でも、こうやってソロのお仕事のときとか、今回の写真集の撮影みたいに親しいスタッフさんと集まったときとかは、何も気にせずにその場をただ楽しめている。くだらないことでゲラゲラ笑ったり、こんなふうに自由にしていても、まわりの方がいつも見てくれて、支えてもらっていたんだなあ、って久しぶりに感じた撮影期間でした。
──それくらい気心知れたスタッフさんとの撮影だったんですね。
北野 1st写真集と同じスタッフさんでまた集まれる、って決まってからすごくワクワクしていて。1stも2ndもまったく同じスタッフさんでやるっていうのはほかのメンバーで今までになかったことだし、撮影前はどうやって変化をつけたらいいんだろうっていうのはちょっと悩んだりしてたんですけど……。でもスタッフさんと久々に集まったら、そんな心配をしてたことを忘れちゃうくらい楽しくて。そういう自分らしい姿を撮影してもらえたな、って思います。
──スタッフさんたちも、前回の撮影から成長や変化を感じていたのではないでしょうか。
北野 「そんな表情できるようになったんだね」とか「前はこうだったよね」って言ってもらえることもすごくたくさんあって。「将来は何になりたいの?」とか、グループのメンバーとしてではなくて、個人としての未来の話みたいなのも聞いてもらったり。みんなで旅をしながら語り合うのがすごく新鮮で、すごく大切な時間でした。
──どんな未来の話ですか?
北野 ふふふ、くだらない話ですよ(笑)。老後はどうしよう……みたいな(笑)。でも、みんな年上のスタッフさんなので「何か困ったことがあったら言ってよ」「いつでも味方だからね」って私よりも先回りをして心配してくれて。たぶんこれからも、卒業しても、関係はつづいていくんだろうなって思います。
──撮影期間中、特に思い出に残っていることはありますか?
北野 種子島でロケットのシーンがあるんですけど、もともとその打ち上げの日が、私たちが種子島に行く前日の予定だったんです。「どうせならロケットが飛ぶ日にしてくださいよー!」って言ってたんですけど(笑)、たまたま当日の天候が悪くて、打ち上げが翌日にずれたんです。だからロケットを飛ぶところを間近で見れて。タイミングというか、すごく運がよかった。ロケットが飛ぶところなんて、人生でもなかなか見れることってないですよね。そういうことも含めて、みなさん持ってるなって思いました(笑)。
──完成した写真集を見て、どう感じました?
北野 無邪気な一面とか、大人になった一面とかも、写真を見てもらえたら伝わるのかなって思います。本当にただただ旅行しているところをカメラに収めてもらったので。何ひとつ作ってるところもないし、撮影期間中はずっと自然な姿でいることができました。今までファンの人たちはきっと心配なこともたくさんあったと思うけど、こうして自分らしさを大事にできてるってことは、ファンの方にも「支えてきてよかったな」って今回の写真集を通じてきっと思ってもらえると思うので。だから……「心配しないでね」っていう感じです。
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