この先目指すポジションは「中御所」

——今後の野望としては、やはり漫才を極めていくことになりますか？

哲夫　NGK（なんばグランド花月）の出番をいただけるのは、うれしいしありがたいですね。

西田　NGKでいうと看板とか、いわゆる大御所のようなポジションも目指したいですけど、今までみたいにおもしろい若手と一緒に仕事したいという気持ちもありますね。だから大御所のいいとこと今みたいな状態のいいとこを取った、中御所くらいになれたら。

——中御所（笑）。

西田　大御所になりきらんくらいのところにずっとおるのがええんかなと思います。「おいおい、まだ俺らこんなことせなあかんのか！」っていつまでも言ってたい。

——それはいいですね。

西田　「まだ短パンとTシャツでこんなコーナーやらすんか！」ってね。履き潰されたデッキシューズ配られてね。

——でも楽しんで。

西田　内心めちゃめちゃ楽しんでね。

——「NGKの看板」というと正統派のイメージがありますが。

哲夫　でもね、無茶苦茶な方が多いですよ。大木こだま・ひびきさんにしても、ひびきさんが一生懸命話してるのに「そらそんでええやろ」「そんな話今せんでええねや」ってめちゃめちゃエッジ効いてるやん、と思います。西川のりお・上方よしおさんにしてもほんますごい。

西田　ほんまに、師匠の人たちは僕らなんかより全然エッジ効いてますよ、奇人変人異常者の集まりですよ（笑）。

哲夫　ずっとそんな人らに憧れて、その憧れの場所に立ててんのはすごいうれしいことですよね。僕、Wヤングさんがすごい好きやったんですけど、あの人らもええ歳で無茶苦茶やってはった。だから僕らもいつまでも「アホなことまだやってんな」というふうに観てもらえたらすごくいいなと思いますね。

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