笑い飯のふたりが目指すのは「中御所」。『座王』チャンピオン西田は「もうだいぶしんどい」

2021.11.21


『座王』チャンピオンの苦悩

——それぞれの活動について伺いたいのですが。西田さんは今年に入って個人のYouTube『笑い飯西田のいきいきチューブ』をスタートされましたね。

西田 あれは完全に趣味ですね。「なんかやらへんか」って言われて「こんなんやったらやるよ」と答えた結果、ガサガサ(水辺の生物をタモ網ですくうこと)のチャンネルをやることになって。厳密に言うと、ひとりでやってると職務質問を受けそうやからYouTubeで撮ってもらってるという。

——趣味をやりやすくするためのYouTube。

西田 はい。

——『千原ジュニアの座王』(カンテレ)では不動のチャンピオンですね。

笑い飯

西田 いっぱい出させてもらってるだけなんですけど。4年間出てるんですけど、もうだいぶしんどいですね(笑)。

——しんどい。

西田 あらかた出し尽くして、毎回「もうないかな」と思ってます。だから審査員にさしてもらいたいという提案をしたところ「まだプレイヤーでやってみてください」とのことだったので、もうしばらくはやらせてもらうのかなと。

——個人での活躍が、コンビに還元することはあるんでしょうか。

西田 『座王』はその場その場のもんですから、漫才とはやっぱり違いますよね。『座王』でパッとネタのくだりを使う人もいますけど、そういう器用さも自分にはない。まあ、どちらも自分で観ておもしろいかどうかは大事で、「ウケるやろうけどこれはあんまりおもしろいと思えへんな」ということは言わないというのは共通してるかな。

——それこそ、芸歴の若い方々と対戦することも多いですよね。

西田 そうですね。だからあんまり芸歴重ねてもやること変わってないな、となおさら思いますよね。

タガが外れておもしろくなった「仏教」

——哲夫さんは仏教のこと、花火のことなど、個人でさまざまな活動をされていますね。

笑い飯

哲夫 僕はわらじを履き過ぎてるとこありますね。足以上に履いちゃってる。仏教はね、仏教というお堅いフリをいただいて、そこにお笑いを乗っけている。冗談挟んだり、たとえ芸入れたりしてね。もともとは仏教を好きでいる自分も、上手に歌ってる自分みたいなんに近くて、恥ずかったんですよね。でも仏教に関してはいろんな人たちにそのタガを外してもらえて「これもお笑いにできるんや」と思えたのはデカかったですね。

——「恥ずい」を乗り越えて。

哲夫 好きやからって「仏教をまじめに一時間語れ」と言われたらギャーとなりますけど、茶化さしてもらってますから。何秒かに一回は笑いを入れさせてもらってるからやれる。仏教というお題で漫談してる感覚ですかね。

——なるほど。

哲夫 こういう仕事をさしてもらうと、行く先々でいろんなお坊さんから次から次へとおもしろい話を教えてもらえるんですよ。だから、お笑いのネタはパクらないですけど、仏教のネタはお坊さんからパクりっぱなしです(笑)。

——個人としてはそれぞれ幅を広げる活動をされていますが、コンビとして何か新たな挑戦などは?

笑い飯

哲夫 やっぱり漫才ができてるときが一番充実してますんでね。コンビでYouTube始めるとかも想像すらできないです。テレビ番組はまわりの方が授けてくれるものであって、それはいただけるならなんぼでもやらしていただきます。でもこっちから能動的に挑みたいのはどうしたって漫才ですね。

西田 たぶん、一番得意なんが漫才やからでしょうね。

この先目指すポジションは「中御所」


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