昨今の『M-1』の変化と、2021年の予想
──『M-1グランプリ2020』は初出場が4組ということもあり、かなり色が変わったなぁと感じました。2021年はどういう大会になると予想しますか?
野田 これはもう『M-1』主催者側、予選の審査員側が何をしてくるかですよ。『M-1』側が何を考えてるのか毎年わかんなくて、強いなぁと思いますね。2020年も、2019年も「このメンバーが決勝?」って思いました。ブレないんです。逆にひねくれてるのかな? 2020年なんて、どう考えても第七世代とか若手を決勝に入れる年じゃないですか。でも、おっさんしかいなかったんです。「はっ?」ってなるんですよね。で、2019年の決勝には第七世代と呼ばれるものがいましたけど、でもそれは第七世代が盛り上がったからそのメンバーになったわけじゃないんですよ。急にこのメンバー入ったなぁっていうのが2019年だったんですよ。だからね、「つえーなぁ」って思うんです。なんか、ビビッてないというか。昔はビビってたんすよ。『M-1』って。
──何にビビっていたんでしょう?
野田 テレビ。大会ではあるけど、テレビでやるからそうせざるを得ないことがあったと思うんです。でも、今はテレビより『M-1』のが強いんですよ。『M-1』というコンテンツは、テレビでも手に負えなくなってきてると思います。『M-1』がその人たちを推すんだったら、見守りましょうっていう社会になってる。
──立場が逆転している?
野田 逆転してるんすよ。最近、強気になったなぁと思いました。
──おもしろい視点です。
野田 実際出てるとそれは感じます。異常に強いなって。『M-1』という価値が怖いくらいに上がり過ぎてる感じがします。一歩間違えると「お笑いとは『M-1』」になってもおかしくなくなっちゃうから、ちょっとみんなも気をつけたほうがいいぞ、と。それくらいデカくなりましたね。
──村上さんはいかがでしょう?
村上 同意見ですねぇ~。
──(笑)。『M-1グランプリ2021』の決勝進出メンバーの予想はかなり難しいですね。
野田 これがほんと、むずいんすよ。強くなってるから。弱かったら当てはめやすかったですけど……。
村上 ランジャタイ、どうですか?
野田 ランジャタイが行ったらおもしろいね……。
村上 僕はダイタクの出場を予想しておきます。
野田 ダイタクかぁ……。いやぁ、むずいんだよなぁ~。意表のつき方のベクトルが異次元なんですよ。読めないんです、太刀筋が。だから、アインシュタインとかね。「そこ今さら行くんだ!?」とか、そういうのがあってもおかしくない気がするんだよね。
村上 僕はでも、タモンズを応援しています。そろそろタモンズに優勝してほしい。
──さすが大宮セブンメンバーです。では最後、マヂラブさんは、今年まだ結成15年以内なので出場権利があるかと思いますが、『M-1グランプリ2021』には……?
両者 出るかい!(笑)
野田 出たらボケだと思ってほしい。1回戦で負けるところをお見せしたい。おいでやすこがさんの髪型マネたりするわ。
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