『銀魂』とは“悪友“。15年を共にした宮脇千鶴監督の「恋愛感情ではない」けど特別な思い

2021.1.19

『銀魂』は「アニメ作品」ではなく「バラエティ番組」

映画『銀魂 THE FINAL』 ©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

──アニメ銀魂に15年間携わってきて、「このアニメ変わったなぁ」と思うところはありますか?

最初に敷いた目指すところ、大きな太い芯は変わってないといいな、と思っています。私は高松信司さん(第1話〜第105話 監督)、藤田陽一さん(第100話〜265話 監督)から引き受けて、おふたりから「銀魂に対する想い」を聞いて、そこからなるべくブレないように。物語の変容はありますけど、目指す部分は変えないように、という気持ちでやっていました。おそらくそこがズレていたら、藤田さんは次に私を選ばなかったと思うので、不安はありましたけど、藤田さんはできない人を指名するような人ではないから、それを信じてやるしかないなって。

──おふたりから「継いだ意思」というのは具体的にどういったものでしょうか?

高松さんは、『銀魂』を「バラエティ番組」のつもりで作っていると仰っていて。毎週その時間にお茶の間に座ってテレビを観て笑う、楽しんでもらえるものを作りたいという気持ちです。それを藤田さんも引き継いでいて。「なんでもあり」だけど「なんでもありじゃない」っていう。その部分のさじ加減。自分自身の持つ信念とかポリシーみたいなものですかね。今思うと「自分が、これが正解だって思ったものをブレさせるな」ということだったのかなって。

──「アニメ」なのに「バラエティ番組」という感覚は新鮮ですね。

そうですね。「作品」ではなく「番組」だ、というのをけっこう言われていたので、それくらい気楽に観てもらいつつ、ガードが下がり切ったところでたまに泣ける話とかぶち込んで(笑)。そんな番組だったのかな。

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『銀魂 THE FINAL』場面写真 ©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

『銀魂』は本当に終わるのか。“腐れ縁の悪友”との今後


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