『PRODUCE 101 JAPAN』を追う――「円神-エンジン-」インタビュー【前編】新時代の表現を作る9人に迫る

2020.6.16

文=坂井彩花 写真=山口こすも
編集=森田真規


2020年6月15日、突如始動が発表されたステージクリエイトプロジェクト「円神-エンジン-」。2019年に社会現象を起こしたアジア最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』元練習生9人が中心となって立ち上がった、“歌×ダンス×芝居”で魅せる新しいステージとなっている。

今回は「円神-エンジン-」の始動を記念したインタビューを決行。前編では熊澤歩哉、中林登生、草地稜之、山田恭、瀧澤翼の5人に話を聞いていく。『PRODUCE 101 JAPAN』を経て、「やっとスタートラインに立てた」という赤裸々な思いを語ってもらった。

生で感じた気迫

――“憧れの存在”を通して、みなさんの目指している姿や将来のビジョンなどについて、お伺いできればと思います。では、まず山田さんからお伺いできますか。

山田 俳優として憧れているのは、綾野剛さんです。イケメンなのはもちろんですけど、雰囲気や色気もあってかっこいいですよね。演じるときも役に入り込んでいて、尊敬します。アーティストとしては、嵐さんが好きです。ライブにも5回ほど遊びに行ったんですけど、すごく衝撃を受けました。

草地 僕は独特の雰囲気を持っている俳優さんに憧れます。藤原竜也さんや小栗旬さんは、役にハマりつつも独自の世界観を持っていてすごいなって。アイドルで憧れているのは、SMAPさん。個性も役割もあるのにアットホームで、見ている側を和ませてくれる。そういうユニットを目指したいです。

――中林さんは、いかがですか。

中林 『プロポーズ大作戦』を観てから憧れている、山下智久さんです。ステージに立ってもドラマに出ても、超一流というか。何をやってもかっこいいですよね。

熊澤 僕はキャラクターを演じつつ、自身でも表現できる人はいいなって思いますね。わかりやすいところでいくと、『ラブライブ!』や『うたの☆プリンスさまっ♪』の役者さん。

熊澤歩哉 (くまざわ・ふみや)福島県出身、23歳。趣味はファッション、ゲーム、アニメ鑑賞、韓国語、声優。特技はソフトテニス。
ツイッター @kumadayo_1022 インスタグラム @kuma.1022

――声優をされていたときも、そういう方に憧れていたんですか。

熊澤 そうですね。でも、一番やりたいのはゲーム『テイルズ オブ』シリーズです。声優を目指したきっかけの作品なので、いつかは出たいですね。

――瀧澤さんの“憧れの存在”は、どなたですか。

瀧澤 パフォーマンスの面だと、韓国のBTSさん。メンバーそろってユニゾンで踊っている姿の一体感がすごくて、とても憧れています。ライブDVDを何回も観ているくらい! 俳優業の面だと、藤原竜也さんと松田翔太さん。藤原さんは本当に目力が強くて、セリフがないシーンでも何かを訴える気迫があり圧倒されます。『ムサシ』という舞台を観に行ったときに、彼のすごさを生で感じて。「僕もこういう俳優さんになれたら」と、演じる楽しみも広がりました。

今こそ表現者が必要

この記事の画像(全32枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

boysgroup_3_main

JO1、原因は自分にある。、CUBERSなど、2020年代に躍進が期待されるボーイズグループ最前線

JO1_debut_20200304

JO1がついにデビュー!ORβIT、BXWなど「日プ」メンバーのその後とは?

JO1_200220_1

『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生したボーイズグループ「JO1」の魅力とは?

ツートライブ×アイロンヘッド

ツートライブ×アイロンヘッド「全力でぶつかりたいと思われる先輩に」変わらないファイトスタイルと先輩としての覚悟【よしもと漫才劇場10周年企画】

例えば炎×金魚番長

なにかとオーバーしがちな例えば炎×金魚番長が語る、尊敬とナメてる部分【よしもと漫才劇場10周年企画】

ミキ

ミキが見つけた一生かけて挑める芸「漫才だったら千鳥やかまいたちにも勝てる」【よしもと漫才劇場10周年企画】

よしもと芸人総勢50組が万博記念公園に集結!4時間半の『マンゲキ夏祭り2025』をレポート【よしもと漫才劇場10周年企画】

九条ジョー舞台『SIZUKO!QUEEN OF BOOGIE』稽古場日記

九条ジョー舞台『SIZUKO!QUEEN OF BOOGIE』稽古場日記「猛暑日のウルトラライトダウン」【前編】

九条ジョー舞台『SIZUKO!QUEEN OF BOOGIE』稽古場日記

九条ジョー舞台『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』稽古場日記「小さい傘の喩えがなくなるまで」【後編】

「“瞳の中のセンター”でありたい」SKE48西井美桜が明かす“私の切り札”【『SKE48の大富豪はおわらない!』特別企画】

「悔しい気持ちはガソリン」「特徴的すぎるからこそ、個性」SKE48熊崎晴香&坂本真凛が語る“私の切り札”【『SKE48の大富豪はおわらない!』特別企画】

「優しい姫」と「童顔だけど中身は大人」のふたり。SKE48野村実代&原 優寧の“私の切り札”【『SKE48の大富豪はおわらない!』特別企画】

話題沸騰のにじさんじ発バーチャル・バンド「2時だとか」表紙解禁!『Quick Japan』60ページ徹底特集

TBSアナウンサー・田村真子の1stフォトエッセイ発売決定!「20代までの私の人生の記録」