【映画『RYUJI 竜二』特集#03】JUNON(BE:FIRST)が語る、表現者・柳楽優弥の存在感「あの背中に引っ張ってもらっていました」
1983年公開の映画『竜二』を、43年の時を経て再創造した『RYUJI 竜二』が公開中だ。主演の柳楽優弥と、竜二を慕う舎弟・ひろし役を演じるBE:FIRSTのJUNONが、本作で初共演を果たした。
2026年10月21日に発売となった『Quick Japan』vol.186では、映画『RYUJI 竜二』を全14ページにわたって特集する「43年目の継承」を掲載している。柳楽とJUNONが2ショットで表紙を飾るSPECIAL EDITION特別カバー版も、QJストア限定で発売中。
本記事では、映画出演2作目となるJUNONが、ひろし役にどのように向き合ったのかを聞く。さらに、初共演した柳楽優弥から受けた刺激や、劇中歌としてカバーした玉置浩二「メロディー」に込めた思いについても語ってもらった。
JUNON
(ジュノン)1998年生まれ、東京都出身。映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(2025年)で映画初出演。ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」のメンバー。11月3日に4thアルバム『BE:4U』をリリースし、2027年1月から2度目のドームツアーがスタートする
名曲「メロディー」をカバーすることへの思い
──JUNONさんにとっては、これが2度目の映画出演となりました。どのような心境で臨まれたのでしょうか。
JUNON 監督が「JUNON」と親しみを込めて呼んでくださって、たくさんアドバイスをしてくださいました。各シーンがどういうものになるのか、そして僕の演じるひろしが、その場においてどんな状態にあるのかについてです。
クランクインする前には本読みの時間もありましたし、演技経験の浅い僕にとっては恵まれた環境でした。最初のうちは緊張していましたけど、とてもいい心身の状態で臨むことができたんです。
──ひろしは主人公・竜二の舎弟であり、家族同然の存在ですね。彼に対してどんな印象を抱き、演じる上でどのようなことを意識されていましたか?
JUNON ひろしは“ヤクザ”という肩書を外したら、どこにでもいる若者だと思います。身を置く世界はまったく違うけど、何かひとつのことに真剣に向き合って生きている姿は、僕自身もとても共感できる。
ヤクザ映画の側面もありますが、監督はこの作品を“ヒューマンドラマ”だとおっしゃっていました。だから僕もヤクザを演じようというよりも、ひろしというまっすぐな人間を演じる心持ちでいましたね。
──主演の柳楽さんの姿は、アーティストであるJUNONさんの目にどのような表現者として映っていましたか?
JUNON 柳楽さんは口数の多いタイプではありません。“背中で語る”というんですかね。カメラが回り始めるとスイッチが入って、竜二になる。僕はその背中を追うようにして演じていましたし、あの背中に引っ張ってもらっていました。
これまでの人生で経験してきたことを言葉ではなく、佇まいだけで語ることができる表現者に、僕は憧れていますし、とても尊敬しています。いくつもの成功体験や苦労が、その佇まいに息づいているのを感じる。柳楽さんのような方には、僕はほとんど会ったことがありません。
──JUNONさんは劇中歌として、玉置浩二さんの「メロディー」をカバーされていますね。多くの人々に、長く愛されてきた名曲です。どんな心持ちで向き合ったのでしょうか。
JUNON 凄まじいプレッシャーを感じていました。それはもちろん、玉置さんの名曲を自分が歌うこともそうですが、この『RYUJI 竜二』という作品の世界に、僕の歌声が乗ることに関してもそうです。これからたぶんきっと、いろんなご意見をいただくことになるだろうなと思います。
でもこうやってチャンスをいただいたからには、原曲を最大限にリスペクトしつつ、変に自分の癖を入れることなく、でも僕が歌う意味も大切にしながら、向き合っていきたい。そんな気持ちで歌わせていただきました。

『Quick Japan』vol.186 SPECIAL EDITION 柳楽優弥×JUNON(BE:FIRST)特別カバー版

発売中
サイズ:A5/並製/144ページ
価格:1,650円(税込)
映画『RYUJI 竜二』

公開:2026年10月30日(金)全国公開
監督:水田伸生
原作:金子正次「竜二」
脚本:冨岡淳広
出演:柳楽優弥、川栄李奈、萩原利久、JUNON(BE:FIRST)、田中美里、RYUKI(MAZZEL)、千原ジュニア、三宅健、伊藤英明
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
主題歌:BE:FIRST「It’s not a bad life」
公式HP:https://www.culture-pub.jp/ryuji_movie/
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