『R-1グランプリ』ファイナリストインタビュー①真輝志「“トップバッターやのに優勝できた”を叶える」
3月9日(土)夜6時30分から生放送される、史上最大の“ピン芸日本一決定戦”『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』。エントリー資格を変更し芸歴制限を撤廃した今大会では、過去最多の5457人がエントリー。決勝戦には9名が進出した。
決勝まで残り3日に迫り、ファイナリストのインタビューが到着。今回は初出場の真輝志のインタビューを公開する。
“化け物の祭”に、ひとりコントで勝負
──決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
長かったなと思います。もっと苦労されてる歴の長い人もいらっしゃいますが、それでもやっぱり短くはない。10年お笑いをやってきて、やっと一個、結果らしい結果が出たなという感じがします。
──芸歴制限が撤廃された年に初の決勝進出となりました。
そもそも芸歴制限が始まったときが寂しかったので、撤廃されたと聞いたときはうれしかったです。化け物たちと戦うんだと思って挑んでたのが楽しみのひとつでもあったので。その上でこの年に初めて決勝に行けたのはめちゃくちゃうれしいですね。
──ファイナリスト9人を見ていかがですか?
いや、ガチすぎる(笑)! 歴代のファイナリストって、もうちょっと遊んでませんでした(笑)? ほんまにびっくりしました。自分で言うことでもないですけど、僕を決勝に進ませたというのもすごいなと思いました。大阪の先輩方にも“真輝志を上げるってすごいことやな”って言われましたし。選ぶ理由が“ネタを見た”以外になさすぎるので、ほんまにありがたかったです。
──ファイナリストの中で一番負けたくない人は?
パッと浮かんだのは、どくさいスイッチ企画さん。どくさいさんはお笑いがすごく好きな関西のアマチュアの方ですけど、僕の単独ライブに全部来てくれているくらいファンでいてくれてて。なので今回の大会、トップバッターの僕から始まって、トリは僕のファンで終わるんです! これはさすがに負けるわけにはいかないなと。もちろんファンといってもしっかりコントをされてる方なので、真正面から勝負したいです!
──決勝ネタ順の抽選でトップバッターを引いたときの心境は?
もうほんまにしんどいです! なんでそんなことされなあかんねん!って(笑)。でも今は、一個フリができたと思っています。“芸歴制限が撤廃された”というのも、“撤廃されたのに芸歴10年以内で行けた”というのもフリになっていたので、次は“トップバッターやのに優勝できた”というのを叶えるしかないですね。
──大阪の盟友であり前回大会王者の田津原理音さんには報告しましたか?
発表後すぐに電話をかけました。理音さんはずっとお世話になっているので。お互いのネタで知らんことないんちゃうかなというくらい、理音さんが優勝する前から全ネタ相談し合っていました。報告したら褒めてくれましたね。
──田津原さんの存在は心強いですか?
心強くはないですね(笑)! 心強くはないですけど、頼りにはなります。理音さんはやっぱりネタがおもしろいので。
──2022年まではピン芸人ではなくコンビとして活動されていました。
結局これまでのことが全部あったから今にたどり着いたんやろうなとは思います。コンビで結果が出なかったからといって、最初からピンでやればよかったとは思わないですし。もっといえば、コンビを組んでる時代からピンネタはずっと作っていたので。過去まで含めて叶った決勝進出やなと思います。
──自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?
主はコントですが、変なネタからシンプルすぎるネタまで、とにかくいろいろ作ってて。決勝で2本ネタをする機会をいただけたら、その振り幅を見てほしいですし、優勝した暁にはもっといろんなネタを観てほしいです。決勝でやる以外のネタもたくさんあるので、早くみなさんに観てもらいたいです。
──優勝したら出てみたい番組はありますか?
ネタ番組にたくさん呼んでほしいです! 僕の見た目やキャラクターがシンプルなので、芸人たちの乱打戦というよりは、ワンターンいただける場だとありがたいです。『IPPONグランプリ』(フジテレビ)とか、正面から平等にお笑いで勝負できる番組に出られたらうれしいです!
──自分にキャッチコピーをつけてください!
【一番湯婆婆にブチギレられる人間】ですね。名前に“真実”、“輝く”、“志”って3つ入ってて贅沢すぎるので(笑)。千尋どころじゃないです!
──決勝の目標と意気込みを教えてください!
優勝はもちろんですが、“今年が一番神回やったよね”って言ってもらえるように、トップバッターとしての使命をまっとうしたいです。
──最後に、真輝志さんにとって『R-1グランプリ』とは?
【化物祭】です。ピンネタってジャンルじゃなく、人数の縛りですから。何をしてもいい、何をされても文句を言われないという世界で、芸歴10年以上の化け物たちがあの手この手で仕掛けてくるなか、僕は普通にコントしようというのがテーマなので。“化け物の祭”に、ひとりコントでエントリーします!
『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』
3月9日(土)夜6時30分~8時54分(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)※生放送
MC:霜降り明星(せいや・粗品)、広瀬アリス
審査員:陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウ
ファイナリスト(決勝戦ネタ順):真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんく、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、吉住、トンツカタンお抹茶、どくさいスイッチ企画
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR -
7ORDER安井謙太郎、芸能人に会いたいで始まった活動が「自分の仕事」になるまで
求人ボックス:PR