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13回面接に落ちた先で出会った運命の相方。かが屋の今につながるバイトでの経験

2024.2.5
かが屋

文=浜瀬将樹 撮影=澤田詩園 編集=梅山織愛


お笑い芸人、アーティスト、俳優など、話題のタレントに「仕事遍歴」を聞くインタビュー連載「求人ボックスpresents Echoes of Career~人気者の仕事遍歴~」。

当時なぜその仕事を選び、それがその後の活躍にどうつながっているのか?をテーマに、現在の職業に至るまでの経歴を聞きながら、そこで得たこと、逆境の乗り越え方を紐解く。

今回はかが屋が登場。バイト先のコンビニで出会いコンビを結成したふたりは、仕事に対するさまざまな選択が今の活躍につながっている。前編では、そんなふたりに経験してきたバイトの話やその中で見つけた働く楽しさを聞いた。

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忠誠を誓った運命のコンビニ

まずはおふたりの人生初アルバイトのことをお聞きしたいです。

僕は大学生のとき、初めてコンビニでバイトを始めました。

おふたりの出会いはバイト先のコンビニだそうですが、まさにその店舗なんですか?

そうです。

人生初があそこなの!? 面接に落ちまくったとは聞いていたけど……。

大学に入って「バイトをしなきゃな」と思ったときに、喫茶店、居酒屋……と、いろんなところを受けたんですけど、全然受からなくて結局13個落ちちゃったんですよ。そのあと、原点回帰でコンビニを受けたら受かりました。面接では手応えがなかったんですけど、落ちまくっていると話したので、かわいそうだと思ったのかもしれないですね。

かが屋
賀屋壮也

ご自身では受からなかった原因をなんだったと分析しますか?

本当に見た目が暗かったんだと思います。居酒屋の面接も体調を整えて「よし、絶対受かるぞ!」という気持ちで行ったんですけど、「君、大丈夫? 熱ある?」って心配されましたから(笑)。そんなことも経て、大学1年の終わりぐらいにようやく受かったコンビニなので、「永遠の忠誠を誓う」「殿(店長)のためにがんばる」と決めました(笑)。落ちていたら、加賀とも会えなかったし。

え? ということは、大学1年間、仕送りだけで生活していたってこと?

そうね。仕送りだけで遊んでた。TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)で4万円とか使ってた(笑)。

お前さ……。

かが屋

店長がつないでくれた縁

加賀さんの初バイトは?

僕は高校2年生のときの業務スーパーです。毎日、1トンくらいお酒を運んだり、ブラジル産の鶏肉が入った20キロのダンボールを運んだりしていたので、今では考えられないくらいムキムキでしたね。接客もしっかりしていたから、すぐにかわいがられて、店長の車で地元の岡山から大阪に服を買いに行ったり、近所の八百屋さんとも仲よくなったり、かなり充実していました。

そのあと、賀屋さんと出会うコンビニまではどんなバイト遍歴をたどるんですか?

そのあと、大阪NSCに通っていたんですけど、そのときもコンビニ、ポスティング、派遣で引っ越し屋、ライブの設営などいろいろ経験しました。そして東京に来て、賀屋と出会うコンビニで働くことになりました。

かが屋
加賀翔

コンビを組む前に大阪NSCに通っていたんですね。

そうですね。僕が東京に行くことを決めたころも、「一緒に組みたい」と言ってくれた同期の子がいたんですよ。「お金を貯めて東京に行くから待っていてほしい」と。だから、僕は先に上京してその子を1年待ちながら、賀屋と出会うコンビニでバイトをすることになりました。

その状況のなか、おふたりはどうやってコンビに?

働く時間帯が違ったので、バイトで会うことはなかったんですけど、店長に「バナナマンさんが好きなんです」と話をしたら、次に入ったとき「夜勤のヤツ(賀屋)でお笑い好きがいて、そいつがバナナマンのあのコントがおもしろいって言ってたぞ」と教えてくれました。僕もそのコントが好きだったんで「それ僕もめっちゃ好きです!」と話をしたら、また店長が夜勤に入ったときに賀屋に伝えてくれて……。それから僕たちは、店長を介してチャットをするような状況になったんです。

おふたりの趣味が合うと思ったんですね。

そしたら、コンビを誘ってくれていた子から「やっぱり芸人を辞める」と連絡が来たんです。だけど、ちょうどそのころ、店長が「忘年会をやろう」と計画してくれて。それがフェスみたいな忘年会で、朝勤から夜勤まで全員がどこかで参加できるという。そこで、初めて賀屋と話しました。

店長さんがつないだ運命的な出会いですね。改めて、おふたりは出会ったコンビニで働いていてよかったと思いますか?

そうですね。大学時代の生計を支えてくれたのもあるんですけど、あのコンビニでバイトをしていなかったら、芸人になっていなかった可能性がめっちゃ高い。その前にバイトに落ちまくっているので、今となっては人生の分岐点がたくさんあったなと思うんです(笑)。

「こんなに『いいえ』選んで大丈夫?」みたいな分岐点だね。

なかなかない線を行ったなと思いました。

僕はバイトをしていたころは死ぬほどバイトを辞めたかったし、働きたくなかったのに、今はちょっとバイトをしたい気持ちがあります。喫茶店でもバイトをしたことがあるんですけど、打ち合わせで喫茶店に行って、店員さんが忙しそうにしていると「あー。今、シフトに入れるのにな〜」と思うんですよ。

空いてるグラス引くだけでも違うもんな〜(笑)。

バイトで見つけた自分なりの楽しみ方

かが屋

ちなみにコンビを組んでからは、どんなバイトをされていたんですか?

芸人の先輩が店長をやっていた焼肉屋でお世話になっていました。麻布十番にあるお店で、僕は接客をしていましたね。(大学生のころは暗かったが)もう吹っ切れたというか。芸人を始めてからちょっと明るくなったと思うんですよ。そのお店はきれいな子とか、イケメンの子が多かったんですけど、僕は長髪を全くくりして、顔面丸出しでホールに出てて。そしたら、マダムとかおじ様たちの層に「君、仏さんみたいな顔をしているね」とウケ始めたんです。

(賀屋が出す肉は)ちょっとおいしそうだもん。

それで「僕も接客ができるんだ」という楽しさを知ったし、まかないで焼肉を食べさせてもらえるのも最高でした。タイ人のソムサックさんのグリーンカレーがめちゃくちゃうまかったな〜。

知らんって。一緒に働いていた芸人もいるんやから、そっちの名前出せよ。

加賀さんはいかがですか?

僕はコンビニを辞めたあと、カラオケや喫茶店で働いていました。当時、「うちで働かないか」とよく引き抜きにあっていましたね。本当はそんなことないんですけど、仕事中はめっちゃハツラツと働いていたし、なんか店員が“店員っぽい”ほうが興奮するときあるじゃないですか。

興奮(笑)?

イメージとしては、お店に入ったときに「うわ、店員さんっぽいわ〜!」と気持ちいい対応をしてくれる人ですね。自分もそれに則って店員っぽい動きをやっていたら回転寿司屋の店長さんが、毎回、差し入れをしてくれるようになって、「うちで働かないか?」と誘ってくれました。

ヘッドハンティングだ。

好きな街で働くススメ

みなさん経験があると思うんですが、職探しをされている方の中には、一歩の勇気が出ない方もいると思います。おふたりはバイトをしたからこそ出会えたし、人生も好転した。そんなかが屋さんから、仕事探しで悩んでいる方に声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか?

僕は13個落ちても、あきらめなかったですからね~。

本当にバイトや仕事は“やっておいたほうがいい”。誰かが「あきらめるな!」と言ってくれなきゃできないことって、すごくあると思うんですけど、そういうことって結局は一番自分自身でやるべきことで。やっぱり、(面接の)電話をしたり、メールを送ったりしたくないけど、連絡したほうが絶対にいいし、できるなら1日でも早く働いたほうがいい。賀屋なんて1年遊んだだけですから!

本当にそう。人生ごくつぶしの時期がありました(笑)。

自分にその仕事が合っているか、合っていないかはあとで決めたらいいと思います。

あと「自分の好きな街」で決めるのもありかなと思いますね。バイトしていた焼肉屋は麻布十番にあったんですけど、行くのがすごく楽しかったんですよ。憧れだし、行ったらテンションが上がる街というか。誇り高かったんですよね。麻布の駅で降りて、焼肉屋でバイトして……。一番好きだったのは、足りない食材を買いに麻布のスーパーへ行くこと。制服で買い出しに行くと、その地域の一員になれた気がするんです。

働く中での楽しみを見出す、というのも大事ですよね。

そういう場所で「楽しい」という経験を積んだほうがいいなと思います。ベストは、好きなところで、自分が誇れる仕事ができること、だとは思うんですけどね。

たしかに、どんな職場を選んでも嫌な人がいる可能性はあるから、できるだけ好きなところで働いたほうがいいなとは思いますね。

現在のかが屋なりの働き方について聞いた後編はこちらから

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かが屋

かが屋
加賀翔(かが・しょう)と賀屋壮也(かや・そうや)によるコンビ。アルバイト先のコンビニエンスストアで出会い、2015年にコンビを結成。コントを主としており、『キングオブコント』では、2019年、2022年に決勝に進出している


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浜瀬将樹

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浜瀬将樹

(はませ・まさき)1984年生まれのライター、インタビュアー。お笑い、ドラマ好き。移動中に深夜ラジオ聴くのが癒やし。

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