「やんちゃな感じのキャラクターなので…」美脚&美尻が魅力の『NIKKE』コスプレイヤーたちに聞いた“こだわり”

2023.10.10
(左から)猫宮さきさん、りなしぃさん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


2023年9月21日~24日に開催された『東京ゲームショウ2023』の会場で、スマートフォンゲーム『勝利の女神:NIKKE』のキャラクターに扮したコスプレイヤーたちの写真とともに、“衣装やメイクに対するこだわりポイント”について聞いたレポートをお届けします。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも、参加する上での醍醐味のひとつ。

『池袋ハロウィンコスプレフェス2023』(10月28日・29日、池袋東口エリアにて開催)をはじめ、『東京コミコン2023』(12月8日~10日、幕張メッセにて開催)や『コミックマーケット103』(12月30日・31日、東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレも楽しめる大型イベントは、10月以降も全国各地で続々と開催が予定されている。

この記事では、“世界最大規模のゲームの展示会”として知られる『東京ゲームショウ2023(以下、TGS2023)』(会場:幕張メッセ)を取材し、撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真を掲載。それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

ちなみに『TGS2023』は、2023年9月21日~24日にかけて開催され、4日間で24万3238人ものゲームファンが来場。最新ゲームの試遊コーナーをはじめ、豪華ゲストが登壇するステージ企画やeスポーツ大会、会場限定グッズの販売など、見どころとなる要素が満載で、いずれも好評を博していた。

そんな『TGS2023』を沸かせたレイヤー陣の衣装を見てみると、やはり同イベントが“ゲームの祭典”ということもあってか、ゲームキャラクターに扮していた参加者が多め。中でも今年は、スマートフォンゲーム『勝利の女神:NIKKE』が人気で、ラピ、ジャッカル、ブラン、ドロシー、バイパーといった同作のヒロインたち(に扮したレイヤー)が大勢駆けつけ、各所に撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。

「こだわったのは表情の作り方とメイクです。クールでかっこよく、“感情を出しすぎない”ことを意識して、表情作りの練習をしてきました。それと、アイブロウにはピンクと赤を入れて、ウィッグの色味になじむようにもしました。チークはあえてせず、目の下の赤シャドウが映えるようにしたところも注目していただきたいポイントです」(『勝利の女神:NIKKE』ラピ/猫宮さきさん)

『勝利の女神:NIKKE』ラピ/猫宮さきさん
『勝利の女神:NIKKE』ラピ/猫宮さきさん

「今回のコスプレでは、いつも以上に表情やポーズの再現にこだわりました。やんちゃな感じのキャラクターなので、写真でもそうした雰囲気が伝わるように、入念に練習してきました。実際に『NIKKE』を遊ばれているカメラマンさんからも『表情や仕草がそっくり!』と言っていただけて、少し自信がつきました」(『勝利の女神:NIKKE』ジャッカル/りなしぃさん)

『勝利の女神:NIKKE』ジャッカル/りなしぃさん
『勝利の女神:NIKKE』ジャッカル/りなしぃさん

「ブランは目元が印象的なキャラクターなので、カラコンの色選びやアイメイクには気を遣いました。黄色すぎず、オレンジすぎずの絶妙な色合いのカラコンがなかなか見つからなくて……。探し出すのにめちゃくちゃ時間がかかりました。また、イラストでは目元が朱色になっているので、普段はあまり使わない赤やオレンジのアイシャドウを多めに使用したところもこだわったポイントです。慣れないメイクなので大変でしたが、そのぶん勉強になることも多く、挑戦してみて楽しかったです」(『勝利の女神:NIKKE』ブラン/天猫くれはさん)

『勝利の女神:NIKKE』ブラン/天猫くれはさん
『勝利の女神:NIKKE』ブラン/天猫くれはさん

「推しのキャラクターなので、どうしてもコスプレをしたくて。ウィッグセットは得意ではないものの、『ドロシーに近づきたい!』という一念で、がんばって仕上げてきました。ほかにもカラコンやチーク、リップなどの色味にもこだわって、できる限りドロシーらしさを再現したつもりなので、ご意見を聞かせていただけるとうれしいです」(『勝利の女神:NIKKE』ドロシー/白石唯さん)

『勝利の女神:NIKKE』ドロシー/白石唯さん
『勝利の女神:NIKKE』ドロシー/白石唯さん

「一番こだわったのはウィッグです。コロナ禍の影響で、ここ数年コスプレができていなくて……。『活動を再開するときは、絶対に大好きなバイパーのコスプレをするぞ!』と思っていたので、色味から質感まで、とことんこだわり抜いてウィッグを制作しました。完成に至るまでに、いくつものウィッグをお蔵入りにしてしまいましたが、そのぶんウィッグセットの技術はかなり向上した気がします」(『勝利の女神:NIKKE』バイパー/ろまねさん)

『勝利の女神:NIKKE』バイパー/ろまねさん
『勝利の女神:NIKKE』バイパー/ろまねさん

大盛況となった『TGS2023』に続き、QJWebでは今後も全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、リポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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