人気アニメのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちの写真と共に、“衣装やメイクに対するこだわりポイント”について聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば、会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも、参加する上での醍醐味のひとつ。
夏休みシーズンには全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっているが、QJWebではそれらのイベントに参加して、ハイレベルなコスプレイヤーたちに撮影を依頼。そうして撮らせてもらった写真を、それぞれに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”と併せて一挙に紹介する。
ちなみに本記事でピックアップするのは、人気アニメのキャラクターに扮したコスプレイヤー。『その着せ替え人形は恋をする』をはじめ、『ぼっち・ざ・ろっく!』や『東京リベンジャーズ』、『ラブライブ!』シリーズのヒロインなど、個性豊かな面々が一堂に会し、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。
*
「『着せ恋展(『その着せ替え人形は恋をする』展覧会)』で展示されていた海夢ちゃんの私服がめちゃくちゃかわいくて。見た瞬間に『コスプレをしたい!』と思い、急いで衣装やウィッグをそろえて完成させました。胸元の蝶々はビーズで加工して、自分で作成したものです」(『その着せ替え人形は恋をする』喜多川海夢/成瀬むぎさん)
「髪型が特徴的なキャラクターなので、その再現にこだわりました。衣装そのものは既製品ですが、ブーツや髪飾り、ピアスなどは自作で用意したものになります。細かい箇所の造形にもこだわっているので、そういった部分にも注目してもらえるとうれしいです」(『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』優木せつ菜/トキワさん)
「こだわったのは全身にちりばめたガラスの装飾です。もともとは透明の素材だったんですけど、コピックで塗って、豪華な雰囲気が出るように仕上げました。ガラスなのでかなり重たいんですけど、この素材ならではの輝きを取り入れたかったので、がんばって着こなしています」(『ラブライブ!』絢瀬絵里/黒ノ森聖さん)
「頭の飾りは通販で購入したものなんですけど、サイズがかなり小さくて……。本当はこの5倍くらい大きいので、次にイベントに参加するときは自作で用意して再挑戦したいです」(『ぼっち・ざ・ろっく!』後藤ひとり/Latteらてさん)
「メイクで目の下のクマを濃くして、病んでいる雰囲気を表現してみました。それともう1点、タトゥーシールを貼る位置にもこだわりました。ちょっとでもずれるとバランスが悪くなるので、鏡を見ながら調整して。そのかいあって、いい感じに仕上がったんじゃないかなと思っています」(『東京リベンジャーズ』羽宮一虎/紫杏みらさん)
QJWebでは、7月末に行われた『ワンダーフェスティバル2023[夏]』をはじめ、8月開催の『世界コスプレサミット2023』や『コミックマーケット102』など、多数の大型イベントで取材を実施。現在、それらのリポート記事も掲載の準備を進めている。連載形式で順次アップしていく予定なので、こちらもご期待いただきたい。