森脇健児“赤坂んドリーム”の秘話を語る。オードリー若林「やっと有効打出ましたね(笑)」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あちこちオードリー』

ゲストは松竹の「大ベテラン」森脇健児と、「中ベテラン」なすなかにし。

なすなかは森脇を「松竹の歴史を作った」などと讃える一方、「足向けて寝られる偉人」と形容。

そんな森脇を「引退したほうがいい」「トークの構成の順番が逆」などとイジりまくる若林を、森脇は「若林くんは目が笑ってないやろ。鶴瓶さんと同じ目をしてる。失敗するのをずっと待ってる目をしてる」と評すも、「それはそれとして」と若林にスカされてしまう。

そんなふうに若林にイジられてもガードを固める仕草をしたりして受けるが、春日にイジられると「お前に言われたないわ!」「君は俺寄りだと思ってた」と反撃。

実際のところ、基本的にはイジられるのを完全には許容できないところが透けて見えるからこそ、そこが絶妙な笑いどころになっているのだろうなと改めて思う。

人気絶頂のとき、実力に見合っていない収入を得て「我に返るのが怖かった」と語る森脇。そして仕事を失い、2003年、36歳のとき『オールスター感謝祭』の「赤坂ミニマラソン」に初出場し、初優勝。“赤坂んドリーム”を果たした。

このときは、泉ピン子主演の2時間ドラマに出演し、『オールスター感謝祭』には主演男優がNGでたまたま呼ばれたのだそう。

行きの新幹線でオール巨人と一緒になり、マラソンに自分が出ていいのか相談したところ、出たらいいと言われ出場。優勝した際は、スタジオがシーンとしたという。

だが巨人だけは「ありがとう!」と声援をくれた。実は森脇優勝に賭けていたのだ。「森脇くんが靴まで持ってきてるのを見て、絶対賭けようと思った」と。

この素敵な話に、若林「やっと有効打出ましたね(笑)」。

『メガホン二郎』

ジェイソン、フレディ、チャッキーなどのような世界に通用する新しいモンスターキャラを考える企画「オリジナル最強モンスター選手権」。「日本は幽霊ばかりで、モンスターは遅れを取っている」と、ホラー映画好きのR-指定。

最初のステージは「寝ている平子をビビらせろ! 寝室こっそり登場バトル」。アイマスクで目隠しをしている平子に、モンスターに扮した芸人たちがビビらせに行くというもの。モンスター登場前から、怖がりなのか音に過剰反応する平子がおもしろい。

トム・ブラウンみちおが扮したのは、子供が食べ残した納豆の怨念から誕生した「腐り豆」。布川は、相撲の新弟子で股割り稽古から逃れ車に轢かれたという設定の「肉塊山」。これらに「深夜の『有吉の壁』」だと酒井が言い得て妙なたとえ。

最後に登場したのはみなみかわ。コント師に憧れた芸人の成れの果て「死笑王(デスショッキング)」に扮する。「暗転板つきでコントをやらせろー」と登場し、箱馬を置いて「ここはエベレスト」と宣言。それをモニタリングしている酒井は「箱馬さえあれば宇宙にでも行ける」と笑う。

みなみかわがバルーンアートをやり出すと「我々もやってきました。雰囲気コントと言われてきましたけれど、営業ではお客さんを上げたりして一緒に何かやったりするもん」と酒井。死笑王に扮するみなみかわ「どんだけ練習してもソーセージしかできないんだ! 何がおもしろいんだ?」。

アイマスクを取った平子は、みなみかわのキャラを「たぶんですけど、ラーメンズになれなかった若手が苦悩する怨念」と見事に言い当てる。

なぜかこの番組だと、ゾンビだとかモンスターをやらされるトム・ブラウンとみなみかわが手探りでやっている感がたまらなくおもしろい。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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