新海誠が『君の名は。』『天気の子』のファンに媚びずに“冒険”した『すずめの戸締まり』というロードムービー

『君の名は。』『天気の子』の大ヒットで、日本を代表するアニメーション監督のひとりになった新海誠。彼の最新作『すずめの戸締まり』が11月11日に封切られ、公開初日から3日間の興行収入は前述した2作以上の好成績を記録。多くの観客のもとに届けられている。 新海誠の作品を初期から観つづけてきたライターの相田冬二は、本作を「新海誠による、新海誠の【卒業式】と言えるかもしれない」と評する。さらに、新海誠の最初期の作品『彼女と彼女の猫』のモノローグに、『すずめの戸締まり』の本質を突いたフレーズがあったという──。
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