「スターマイン」がTikTokでバズり中のDa-iCE。グループ最大の強みは“エンタメ力”にあり

2022.11.18
Da-iCE

文=高橋 梓 編集=森田真規


2011年に結成し、ボーイズグループ不遇の時代に地道な活動をつづけ、2021年には「CITRUS」で日本レコード大賞を受賞した5人組男性アーティスト・Da-iCE。

夏にリリースした「スターマイン」がTikTokでバズり中のDa-iCEの、これまでのキャリアと魅力を紐解いていく。

Da-iCE
(ダイス)2011年1月17日に結成された、4オクターブのツインボーカルが魅力の5人組男性アーティスト。メンバーは、ボーカルの大野雄大、花村想太と、パフォーマーの工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人。2021年には、「CITRUS」で第63回日本レコード大賞を受賞。

2011年、渋谷の小さなクラブから活動をスタート

今、TikTokで「スターマイン」がバズりにバスっているDa-iCE。結成11年目を迎え、揺るぎない実力を持つ彼らは、数多のボーイズグループがひしめく中でも確かな存在感を示している。テレビ番組やSNSなどで目にする機会も増えてきた今、改めてDa-iCEについてご紹介したい。

Da-iCEはボーカルの大野雄大、花村想太、パフォーマーの工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人組男性アーティスト。グループ名の由来は、「DANCE」とサイコロの「DICE」をかけ合わせた造語だ。メンバー5人(5面)にファンを加えた6面で「Da-iCE」が形成されるという意味を持ち、小文字の「a-i」には愛を持ったアーティストでありたいという願いが込められている。

圧倒的なボーカル力と目を奪われるパフォーマンス力で多くの人を魅了しているDa-iCEは、2011年1月17日に結成し、渋谷の小さなクラブで活動をスタートさせた。その3年後となる2014年1月15日、1stシングル『SHOUT IT OUT』でメジャーデビュー。それ以降も4月9日に2ndシングル『TOKI』、8月27日に3rdシングル『ハッシュ ハッシュ』と短いスパンで精力的に楽曲をリリースしつづけ、2015年には第29回日本ゴールドディスク大賞で「ベスト5・ニューアーティスト賞」を受賞するなど、活動を加速させていった。

このころの楽曲はどちらかといえばノリのよい踊れる楽曲が中心で、今でもライブで披露されると盛り上がりを見せている。9thシングル表題曲「パラダイブ」などはもはや定番曲と化していて、会場全体でブンブンとタオルを回す盛り上がりソングである。そんな曲が多い中、2016年11月2日に『恋ごころ』や2018年11月21日に『雲を抜けた青空』とバラード曲もリリース。歌って踊るノリのいい印象があっただけに、新たな魅力へとつながっており、今もなお人気の楽曲となっている。

Da-iCE(ダイス) – 10th single「恋ごころ」Music Video【Full ver.】

2020年、レーベル移籍して『ワンピース』主題歌など快進撃をスタート

そして、2020年8月26日にavex traxへ移籍。心機一転といわんばかりに、快進撃をスタートさせた。まず、移籍第1弾シングル表題曲「DREAMIN’ ON」はアニメ『ワンピース』(フジテレビ)の主題歌になり、前向きな歌詞と耳なじみのいいメロディで今まで以上に幅広い層へアプローチできたのではないだろうか。

それを皮切りに、6カ月連続楽曲をリリース。「五感で感じるエンターテインメント」と銘打ち、「視覚」をテーマにした「DREAMIN’ ON」、「聴覚」をテーマに大人の愛を描いた「amp」、「触覚」をテーマにしたラブソング「image」、「嗅覚」をテーマにしたロックバラード「CITRUS」、「味覚」をテーマにしたシティポップナンバー「EASY TASTY」、その集大成として“第六感”を加えたアルバム『SiX』と怒涛の連続リリースを行った。この連続リリースを通してさまざまなジャンルの楽曲やメンバー自らが制作した楽曲をリリースしたことで、マルチな実力を見せつけた。

Da-iCE / <TVアニメ「ONE PIECE」主題歌>「DREAMIN’ ON」MUSIC VIDEO

2021年、「CITRUS」でストリーミング累計再生回数3億回を突破

さらに、2021年9月。「CITRUS」がストリーミング累計再生回数1億回を突破する快挙を達成。これは日本人男性ダンス&ボーカルグループ史上初という記録である。ちなみに、2022年8月6日には、ストリーミング累計再生回数3億回を突破し、今もなお記録を伸ばしつづけている。そして2021年末には第63回日本レコード大賞を「CITRUS」で受賞。Da-iCEにとっての代表曲が誕生した瞬間だ(もちろん、ほかの楽曲も魅力があふれているので要チェック)。

一般的に、ヒットした楽曲のテイストを踏襲することは少なくない。Da-iCEにとってもそれは例外ではなかったはずだ。しかし、いい意味でリスナーを裏切りつづけるのがDa-iCEの魅力。「CITRUS」がレコ大を受賞して以降、最初にリリースしたEP『REVERSi』のリード曲「DOSE」は、“THE ダンス&ボーカルグループ”といったテイストで、「CITRUS」で彼らを知った人へ改めてDa-iCEがどんなアーティストなのかを示したかたちになっていた。

そのほかにも、世の中全体に対するもどかしい気持ちを込めた「Kartell」が収録されていたり、他アーティストからの提供曲「Sweet Day」(androp・内澤崇仁の提供曲)と「NIGHT OWL」(きのこ帝国・佐藤千亜妃の提供曲)が昼と夜=裏と表を彷彿させたりと、『REVERSi』は「白黒つける」というコンセプトに沿ったアーティスティックな作品となっていたのだ。

Da-iCE /「CITRUS」(日本テレビ系日曜ドラマ「極主夫道」主題歌) Music Video

2022年、「スターマイン」がTikTokで大バズり

さらに冒頭でも述べたように、2022年8月22日にリリースしたデジタルシングル収録曲「スターマイン」は、TikTokで大バズり中。有名クリエイターをはじめ、UGC(ユーザー生成コンテンツ)もかなりアップされている。花村と和田も、自身のTikTokに映像をアップして多くのユーザーの支持を集めていた。

このバズりにつながったのは、インフルエンサー「ローカルカンピオーネ」とタッグを組んで音源の事前リークというプロモーションを行ったことが大きい。ファンが想像もできない新しい試みを次々と打ってくるのも、Da-iCEというグループのおもしろさなのである。

@localcampione Da-iCEさん🌟新曲「スターマイン」❤️‍🔥Da-iCEさんのこの新曲を踊って、君の心の中のスターマインを打ち上げようぜ🎆​ @da_ice_official #Da_iCE #スターマイン #花火 #夏 #ローカルカンピオーネ #choreographicaltieup ♬ スターマイン ロクデモナイ ver. - Da-iCE

楽曲のよさやスキルフルなメンバーだけではなく、こうしたプロモーション施策、楽曲の考察など余すところなく楽しめるのがDa-iCEの最大の魅力だろう。彼らに関わるすべての物事がエンタテインメントになっているからこそ、ハマったらなかなか抜け出せなくなるはずだ。この先Da-iCEがどこまで飛躍していくのか、今後も目が離せない。

Da-iCE / 「スターマイン」Music Video

この記事の画像(全9枚)




関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

ボーイズグループ

「おすすめボーイズグループランキング」1位は2021年デビューの7人組グループ!

Da-iCE&超特急&BOYS AND MEN【ボーイズグループ最前線2022#7~結成10年超~】

Da-iCE&超特急&BOYS AND MEN【ボーイズグループ最前線2022#7~結成10年超~】

w-inds.橘慶太&Da-iCE工藤大輝が絶賛する30人のクオリティ【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#5】

エバース

「ウケるからやるは『M-1』では失敗する」。3位だったエバースは2026年、自分の感覚を信じる【よしもと漫才劇場10周年企画】

豪快キャプテン×ダイタク

ダイタク×豪快キャプテン、認め合うお互いの漫才の魅力「簡単そうに笑いを取る」【よしもと漫才劇場10周年企画】

三遊間×ゼロカラン

三遊間×ゼロカラン、人気投票との向き合い方の正解は?「やっぱり有名にならなあかんな」【よしもと漫才劇場10周年企画】

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

EXILE NAOTOが語る、「勝負する身体」がステージと水面で魅せる“攻めの0.1秒”。大きな影響を与えるオーディエンスのパワーとは【『SG第40回グランプリ』特別企画】

4年目の今、重荷だった「王子様」を堂々と名乗れる。Last Princeが語る、プリンスを背負う勇気と楽しさ

甲斐田晴/ローレン・イロアス/3SKMの撮り下ろし表紙を公開! VTuberのトップランナーたちを徹底解剖【春のQJ×にじさんじ祭り!】

ニューヨーク『Quick Japan』vol.181

ニューヨーク、60ページ総力特集「普通は勝てない?」を考える。バックカバーにはSHUNTO×MANATO×RYUHEI(BE:FIRST)が登場【Quick Japan vol.182コンテンツ紹介】