【貧乏必見】金をかけずに暖をとる、地下芸人の越冬術|神宮寺しし丸の“生き方説明書” #14


 「元・社長、現・地下芸人」の神宮寺しし丸。46歳。類を見ない肩書を持つ彼が、学校や職場などでさまざまな悩みを抱え、生きづらさを感じている皆さんが少しでも生きやすくなるような「生き方説明書」なるものを綴る連載コラムです。


寒い冬がやって来ました。貧乏にとって冬は命とりです。自慢じゃないですが、僕は貧乏です。実家も貧乏です。子供の頃からこの季節になると「今年も冬を乗り越えられるかなぁ」と不安になります。しかし、これまで無事に越冬し生きてきました。

そこで今回は、貧しさが生んだ越冬術を書いてみたいと思います。当コラムのテーマでもある「生き方」そのものです。

僕の家にはエアコンがあります。でもエアコンはつけません。もったいないからです。しかし、人一倍寒がりでもあります。では、どうやって暖をとり冬を乗り越えるのか?
「衣食住」で見ていきましょう。

『衣』〜高い防寒具などいらない〜

僕は部屋でもダウンジャケットを着て過ごしていました。しかし、ある時気付いたのです。動きにくいと。
どうにかならないかと思い悩んでいると、テレビでこんなことを言っていました。「首を暖めるだけでポカポカに」と。「これだ!!!」そう叫びながら100円ショップへ走ります。他には目もくれずマフラーコーナーへ一直線。100円ショップなのに300円もする高級マフラーもありました。見るからに暖かそうで思わず手が伸びそうになりましたが、「待てよ」と。僕は100円のマフラーを3つ買うという荒技に出ました。これが僕の冬を変えました。

家に帰るとすぐさま100円マフラー3つを首にぐるぐる巻きにします。恐る恐るダウンジャケットを脱いでみます、、、
寒くない! 寒くないのです! 冬を変える革命に興奮していたのもあります。100円ショップ往復ダッシュの効果もあるでしょう。それを差し引いても暖かい。

それからというもの、僕の冬は3マフラーです。最近では「三首を暖める」という知識も得て、手首ウォーマーと足首ウォーマーという品を装着し、さらなる進化を見せています。

【注意】

手首ウォーマーと足首ウォーマーは100円ショップでは売ってないでしょう。しかし、ネットショップで高い品を買うのはお待ち下さい。

100円ショップでモコモコ靴下と手袋をお買い求め下さい。モコモコ靴下はそのままで足首ウォーマーとなります。手袋は指の部分を切ってごらんなさい。そのままストンと手首まで下げれば手首ウォーマーの出来上がりです。

神宮寺しし丸
元・手袋の手首ウォーマー(制作費100円)

『食』〜50円で凍死を阻止〜

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