イワクラ、吉住の恋愛相手にまさかの芸人をオススメ(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『イワクラと吉住の番組』

2週にわたり「緊急、近況報告会」と題して、イワクラと伊藤との交際についてガールズトーク。前週では、吉住に「大丈夫ですか?」と心配するDMが来たという話から「人の幸せとか、意外と喜べるタイプの人間なので」と吉住が語ったり、なぜかふたりで伊藤の好きなところを挙げていく対決をしたりして盛り上がっていた。

今週は、妹の伊藤沙莉に報告しに行ったときの話。「えー!! ウケるーー!! なんかわかってたんだけど!! お兄ちゃんタイプだと思った!」という反応だったという。そんな沙莉について、なんでそんなにしっかりしてるんだろうと尊敬するとイワクラ。話の途中、言葉を詰まらせる場面もあり「なんか彼氏の話で緊張してしまっている(笑)」。

吉住はイワクラと伊藤を「奇跡のふたり」と表現。同じくらいの時期に同じくらい売れて同じ風景を見れている上、漫才とコントで分かれているのがいいと。イワクラは、お互いのヤバいところを知っているから取り繕わなくていいという芸人との恋愛のメリットを語りつつ、別れる可能性があるのがデメリットだという。それに対し「それすらもお笑いにするんだろうな」と吉住。

そんな吉住に、付き合うなら誰がいいかオススメ芸人を考えるイワクラは「一番キモい答えなんだけど」と前置きした上で「伊藤くん」と完全にのろけの入った回答。終始、伊藤への愛情を隠さないイワクラと、それを茶化すことなく同調して聞いている吉住のトークがとても心地いい。伊藤について「めっちゃ優しいから結婚したら幸せだろうなって」と語っていたイワクラは「今すぐにでも結婚したい」と呟き、結婚式をコントにしたいと野望を語る。吉住「白塗りとかで行きたい(笑)」。

テレビでの結婚式中継はしばらく観ていないけれど、伊藤とイワクラふたりのコント結婚式はめちゃくちゃ観たい!

『ゴッドタン』

ミキ、ザ・マミィ、ティモンディを迎えた「コンビ愛確かめ選手権」の後編では、ザ・マミィが大ハネ。「相方から言われて一番嬉しかった言葉」への酒井の回答を予想し、林田は「酒井くんだけが輝ける場所がある」と答えるとこれが正解。トークでスベって落ち込んでいる酒井に、それ以外の場面ではトークがうまい人も酒井が笑いを取るのを指くわえて見てることがあると諭した、と。「これは本当に救われた言葉」と泣き出してしまう酒井。

一方で、「コンビでの一番のケンカは?」の質問に酒井が答えたのが、組んで1年目のころ、第7世代全盛の時期でイメージ戦略として相方とマネージャーからクズキャラの封印を命じられた結果、平場のトークで何も言えなくなってしまったという、真逆のエピソード。そのとき「もっと前に出ろよ」と林田に言われたことから、「そっちが制限して僕が出れなくなったのはしょうがないだろ? だったらキミが前に出ないと!」とケンカになったそう。これを聞いて林田は「確かにすごい怒ってたんですけど、怒ってた理由を今初めて聞いて、びっくりしてます」と戸惑う。

「そのときは、言葉にならない『うわあああ』みたいな感じだった」「『50-50にしたい!』『俺が50いったら、お前も50行け!』って言われたのは覚えている」と振り返る林田に対し、このケンカ以降、酒井は「好きなようにやる」となってテレビに呼ばれるようになったと主張する。

自分が酒井のキャラを封じていたことすらよく覚えていなかった林田は、この告白にショックを受けた様子で「ちょっと唇が震えてます、怖くて」「ちょっと泣きそうだもん、申し訳なかったなって」とガチ反省。酒井はそれよりもバチバチに戦うつもりだったようで「なんでスカすんだよ!」「来てほしいんですよ、僕はずっと林田に!」と激昂。ふたりの未熟だったがゆえの噛み合わなさが、逆にコンビ愛を感じさせるやりとりになっていてとてもよかった。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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