『ヴィンチェンツォ』14話。それはそれは美しいキスシーンの神回

2021.7.17
Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中

文=大山くまお 編集=アライユキコ 


『愛の不時着』と同じ「スタジオドラゴン」制作の大人気ドラマ『ヴィンチェンツォ』を韓ドラ大好きライター・大山くまおが解説、鑑賞をガイドする土曜日。今週は14話、あの美しいシーンがいよいよ!(14話までのネタバレを含みます)。

【関連】『ヴィンチェンツォ』1話から徹底解説スタート『愛の不時着』以来の「沼」に首まで浸かれ、エ・ミーオ!

「俺はクズ中のクズだ」

アクション、ロマンス、コメディ、『ヴィンチェンツォ』にはみんなある──。

大人気韓国ドラマ『ヴィンチェンツォ』を1話ずつ振り返る。今週は第14話。放送時は視聴者の絶叫が響き渡り、「神回」の賛辞がSNSにあふれ返ったエピソードだ。なぜかといえば、ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)とホン・チャヨン(チョン・ヨビン)の、それはそれは美しいキスシーンがあったから。女性なら「スウィーティー」とあの声で囁かれたくなるに決まっている、第14話をプレイバック。

韓国の悪辣な大企業、バベルグループの若き総帥、チャン・ハンソク(オク・テギョン)に公衆の門前で大量の豚の血を浴びせるという挑発行為を成功させたヴィンチェンツォ&チャヨン。大胆不敵過ぎる!

騒動のあと、一堂に会するヴィンチェンツォ、チャヨン、ハンソク、義弟のハンソ(クァク・ドンヨン)、悪徳弁護士のチェ・ミョンヒ(キム・ヨジン)、ウサン法律事務所のハン代表(チョ・ハンチョル)、南東部地検のチョン検事(コ・サンホ)。不敵な表情だったり、おびえていたり、何を考えているかわからなかったりと、それぞれの表情が見どころ。

怒りを噛み殺していて微笑みの仮面を被っていたハンソクだが、労働組合長をひき殺した男の音声を提出されると、たまらず「イタリア・マフィアのクズ。お前が正義ぶるのは笑える」と吐き捨てる。しかし、ヴィンチェンツォはまったく動じない。

「何が正義だよ。俺はクズの中のクズだ。俺より悪臭を放つクズは、許せない」

このセリフがシリーズ終盤の展開への伏線となっている。

ペーパー・カンパニーの謎を追え

この記事の画像(全38枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中

『ヴィンチェンツォ』13話『愛の不時着』『梨泰院クラス』『悪霊狩猟団:カウンターズ』の名バイプレイヤーが続々集結、目が忙しい

Netflixオリジナルシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中

『ヴィンチェンツォ』12話。誰かが誰かに殺されそうになっているとき、誰かが誰かに甘いデコピンされている(なんちゅう落差だ)

ヴィンチェンツォ11

『ヴィンチェンツォ』11話「パク・セロイの偽物だ」「北朝鮮の兵士みたいだ」もちろん『梨泰院クラス』『愛の不時着』ネタ

7ORDER安井謙太郎の採用体験記

7ORDER安井謙太郎の採用体験記──妥協なきエンタメの現場で「一緒に働きたい人」とは?【求人ボックス特別企画】

天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>

「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと

「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い

歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由

クイック・ジャパン/QJWeb/QJサポーターズ

クイック・ジャパンを一緒に盛り上げるメンバーを募集しています!

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。