番組の真骨頂を見せた『勇者ああああ』地獄のオンラインイベントレポート

2021.5.10

文=かんそう 編集=鈴木 梢


4月24日、生配信ライブ『勇者ああああHP1 第1回たぶん見てらんない企画墓場』が開催された。MCのアルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)、ナレーションの三四郎・相田周二が登場し、「降格トリオです」「チンチンは3本、金玉は6個」という号令のもと、とうとうスタートした本配信。特別ゲストにオズワルドを迎え、まずはそれぞれの鉄板営業ネタでボルテージを上げる。

予告で平子が放った「どこを切っても惨劇の地獄の金太郎飴」の言葉どおり、そこからはノンストップのフルスロットル。その姿はさながら放送コードという呪縛から解き放たれた獣。ビッケブランカの公式テーマソング「Want You Back」の爽やかさが逆に終末感を漂わせていた。伝説の一部始終をここに記したい。

『勇者ああああ』の真骨頂

まず最初に行われたのは「クイズ!ですよ。ショック!」。『勇者ああああ』に欠かせない存在となっていたピン芸人ですよ。ご本人による3分を超えるガチネタのあと、代表的ギャグ「あーい!とぅいま!てーん!」が「もし○○だったら?」というお題でさまざまなワードでですよ。にムチャ振りをするというマジで1ミリたりともゲームに関係のないゾンビのような企画だ。

いい意味で「当てようが当てまいがマジでどっちでもいい」と視聴していたすべての人間が思っていたことだろう。この無意味さこそ『勇者ああああ』の真骨頂。「志村けんだったら?」という問いに対して予想は「アイーン!アイーン!アイーン!」「だっ!ふん!だー!」などでくると思いきや答えは「アイーン!とぅいま!てーん!」など微妙に外してくるのもカオスに拍車をかけ思考を停止させていた。

結果、12問中4問正解というなんとも言えない結果に泥のような空気が漂いこれで終了かと思いきやまさかの2周目突入。クソパチンコ台のようにけっして単発では終わらないのが『勇者ああああ』という番組の恐ろしさなのだ。「2周目はふた捻りして」という5人の要望により、テーマを「干支」に限定して挑戦。

Q.「牛だったら?」「タン!カルビ!ハラミー!」、Q.「虎だったら?」予想「岡田!掛布!バース!」と1個当たれば儲け物のギャンブルを仕かける5人。結果、Q.「羊だったら?」回答「ジン!ギス!カーン!」が奇跡の正解。視聴者の射幸心をバチバチに煽る演出に、脳汁がとめどなく吹き出た。

芸人並みの326のポテンシャル

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