イカタコのポップなガワをまとって行われる壮絶なしばき合い
そうしてプレイをしばらくつづけていると、相手を倒すことができなければ勝率が上がらないという壁に阻まれ、対人戦のスキルを磨き出す。そして相手のイカを倒せるようになってくると、こんなにポップな見た目なのに、やっていることはけっこうハードボイルドなのでは……?というこのゲームの真理に気がついてしまう。
「これ、ほぼTPSゲーム(三人称視点のシューティングゲーム)じゃん!!!」
そう、ポップな世界で地面の塗り合いを楽しんでいたと思ったら、実はハードな戦場に駆り出されていることに気がつくのだ。『スプラトゥーン2』のゲーム上の分類は「アクションシューティングゲーム」だが、ポップなガワをまとって行われるガチな倒し合い、それが筆者のスプラに対するイメージである。
オンライン対戦が苦手でも沼る「サーモンラン」という沼
しかし、必ずしも相手のイカは倒せなくてもいい。オンライン対戦に苦手意識がある人でもスプラは楽しめる。現に自分がそうだ。
最初は「こちとらオンラインでの作法をまったく知らんし、チーム戦で足引っ張りたくないよ~~!!」という緊張から足を震わせながらナワバリに潜っていたが、しばらくの間戦場から逃げて「サーモンラン」というモードを遊んでいた。
サーモンランはほかのルールと性質が違い、4人で行う協力プレイだが、そこで成功体験を重ねていくうちに操作が上達し、オンライン対戦が怖くなくなっていった。
現在では負けると自分のウデマエランクに響くガチマッチもバリバリ潜っているし、緊張で足が震えることもなくなった。ありがとうクマサン商会、ありがとうサーモンラン。『スプラトゥーン3』でもサーモンランは続投してくれ~!
また、このサーモンランもかなりの沼で、ほかのルールはほぼやらずにサーモンランに力を入れている「サーモンランガチ勢」も多くいる。しかもなぜか主婦層に人気があって、平日の午前中に潜ると惚れ惚れする立ち回りの「ママ」によく遭遇する……。
筆者の友人にもプレイ時間1000時間超えで、何度もレベルカンストしているサーモンランガチ勢の主婦がいるが、その方もサーモンランはぶっつづけで5時間はできるが、ナワバリやガチマッチといったルールは気が進まず、あまり潜らないと言っていた。
逆に言うと、このサーモンランのおかげで「オンライン対戦はちょっと……」という層にも安心してスプラをおすすめできるのだ。
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR