お笑いにおいて、女は「キャラクター」なのか――“女芸人”の葛藤と歴史、そしてこれから

2020.10.25


これからの女芸人のあり方

(図版:ふたつぎ)

今、テレビでお笑いを観ていると、女芸人が女という「キャラクター」に縛られることなく、自分がおもしろいと思ったものをまっすぐお笑いにしているように感じられる。
それはきっと、体を張ったり、容姿をイジられたり、女というキャラを活かしたネタをしてきた女芸人の先輩たちがいるからこそ実現しているのだろう。

今後はもっともっといろんな芸をする女芸人が増えていくのではないだろうか。今のお笑いライブシーンでいろんなネタをする女芸人が出てきていることもあるが、私がアマチュアでお笑いをしていたときから、なんとなくそう感じられる空気があった。

「私は、女であることを活かしたネタはしたくない。だから、それよりももっと強いキャラを乗っけてネタをしようと思う。たとえば、英語でツッコミするとか」

「いや、私は逆に女の子っていうのを最大限活かしたネタをしたいな。女の子のあるあるみたいなネタって、逆に今いないし」

「私は王道のコントが好きだから、女の子3人で東京03みたいなコントしたいな」

「んー、私はネタ書けないけど、お笑いは好きだから、できれば誰かに書いてもらって、演じることをずっとしてたいーー!」

「私はやっぱ大喜利が好きかな」

社会の風潮がそうであるように、“女だから”と何かに縛られる必要はないし、性別に関係なく自由にやりたいお笑いができる時代になってきていると思う。

以前は、「もしかしたら私が勝手に“女芸人”という言葉に縛られていたのかもしれない、考えたくないのになんでこんなことを考えてしまうんだろう……」とぐるぐる思考を巡らせてきたけれど、「そんなこと考えなくていいよ、おもしろければいいじゃん」って、『アメトーーク!』に出ていた芸人たちが私に教えてくれたような気がした。

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ふたつぎ

1996年生まれ。青山学院大学のお笑いサークル「ナショグル」に所属し、『M-1』などにもエントリー。卒業論文は『ゴッドタン』(テレビ東京)などを題材にした「お笑い番組から考えるテレビ番組のデザイン」で、佐久間宣行がツイッターで「嬉しかったし、何より面白かったです!」とコメントするなど話題となった。現..

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