『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』で「誰も傷つけない笑い」に背を向け「自分が傷つく笑い」を選んだ東ブクロ

2020.6.20
さらば青春の光

文=寺西ジャジューカ イラスト=たけだあや 編集=アライユキコ


深夜ラジオ好きの間で『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』が噂だ。テレビでは森田が目立つが、ラジオでヤバいのは東ブクロらしい。人気コーナー「勝ち抜き!東ブクロの嫁決定戦」での輝きっぷりを、芸能に詳しいライター・寺西ジャジューカが報告する。


「エレ片だけは聴いてない」と白状

メープル超合金・カズレーザーの存在は出色だ。バラエティ、クイズ、コメンテーターなどなんでもござれ。彼のインテリジェンスにテレビ業界全体が一目置いている感さえある。
カズレーザーの大学時代の相方は、さらば青春の光・東ブクロだ。カズと同じ同志社大学卒業なのに、いまだに先輩芸人の妻と不倫した不祥事ばかりネタにされるが、もう7年前の話だ。なんなら空手で6年間無敗を誇った腕っぷしなのに、そういうのも全部ノータッチである。

さらばがパーソナリティを務めるラジオ番組『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』(TBSラジオ)がすごい。現在は土曜深夜3時から放送だが、もとは土曜夕方5時15分から始まる15分番組だった。

進行役の東ブクロを相方の森田哲矢がイジるという形で進んでいく。あまりラジオに興味がない森田に対し、『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で洗礼を受けて以来、ラジオに強い憧れを持つようになった東ブクロ。この番組のエースは東ブクロだ。

深夜ラジオ好きの東ブクロは、帯番組「JUNK」(TBSラジオ)を愛聴しているという。しかし、不意に「全曜日は聴いてない」と口を滑らせる脇の甘さ。それを森田は見逃さなかった。「何を聴いてない?」と執拗に問われ、さんざん渋った挙げ句に「エレ片や!」と白状してしまう東ブクロ。ちょっとひどい。誰も得しない発言である。

「嫁決定戦」に本物が登場

4月に入って深夜帯へ移ると、東ブクロは輝きを増した。枠移動と共に始まった新コーナー「勝ち抜き!東ブクロの嫁決定戦」は、今や番組の看板だ。「東ブクロの嫁になりたい!」という女子2名と電話をつなぎ、東ブクロに関する早押しクイズを出題。3週勝ち抜いた女性が実際に東ブクロと結婚できるという趣旨である。

応募してくる面々が常軌を逸していた。特にヤバかったのは、嫁候補を募集しているのに「私はセフレになりたい」と勝手な自分ルールを主張してきた参加者・白くまきなこである。「東ブクロの好きなところは性欲が強いところ」と言い放って東ブクロに危険視されたこのセフレ志願女子は、皮肉にも強さを見せて3週目へと勝ち進んだ。

王手をかけた白くまに立ちはだかる新チャレンジャーは、大阪在住22歳のしずか。電話に出た彼女は、ためらいながら出場の動機を明かした。
「実は、ブクロさんとふたりきりで1回会ったことがあって。初めはインスタグラムのDMで、私から連絡して。(会うまで)時間はかかりませんでした。肉体関係は……ありました」(しずか)

しずかの証言を聞いて「早よ電話を切れ、こんな子出したらあかんねん! おとなしいしとけや!!」と取り乱す東ブクロ。彼からすれば、不意に訪れた歓迎できない新旧セフレ対決。思わぬ状況に森田は、前のめりにしずかへのインタビューを敢行する。

森田「エッチが始まるまでどんな会話してたんですか?」
東ブクロ「やめろや! お前、ええかげんにせえよ!!」

東ブクロとセフレになりたい白くまにとっては屈辱である。どうやら彼女、しずかの体験談を聞いてハートに火が点いた模様。
「1回ヤッた女より、ヤッたことない女のほうが新鮮でいいと思います!」(白くま)

さらば青春の光 単独LIVE『真っ二つ』(DVD)/ポニーキャニオン

東ブクロの嫁の座はまだ空位

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寺西ジャジューカ

(てらにし・じゃじゅーか)1978年、東京都生まれ。ライター。得意分野は、芸能、音楽、(昔の)プロレス、ドラマ評。『証言UWF 最後の真実』『証言UWF 完全崩壊の真実』『証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実』『証言1・4 橋本vs.小川 20年目の真実 』『証言 長州力 「革命..

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