『M-1グランプリ2025』の準決勝が12月4日(木)に行われ、ドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、ヤーレンズ、真空ジェシカ、めぞん、ママタルト、たくろうが決勝進出を決めた。本稿では決勝進出会見の模様をレポートする。
真空ジェシカ「イルカと比べたらザコばっか」
過去最多となる11,521組がエントリーした『M-1グランプリ2025』。準決勝には下記の31組が出場した。
真空ジェシカ/豪快キャプテン/おおぞらモード/20世紀/今夜も星が綺麗/ひつじねいり/フランツ/ヨネダ2000/ゼロカラン/大王/センチネル/めぞん/ドンデコルテ/イチゴ/カナメストーン/ミカボ/エバース/例えば炎/たくろう/生姜猫/ネコニスズ/ドーナツ・ピーナツ/ヤーレンズ/TCクラクション/ママタルト/黒帯/カベポスター/スタミナパン/ミキ/豆鉄砲/滝音(ワイルドカード枠)
40歳で今回、初の決勝進出を決めたドンデコルテ渡辺銀次。現在も同期のカゲヤマ益田康平の実家(通称:益々荘)に9年間住んでいるそうで、「これでやっと人の実家を出られる」と、安堵の表情。1000万円獲得したら、益々荘の塀を直したいと話した。
昨年4位だったエバースは今年も決勝へ。町田和樹は「今年は乗ってます」と自信たっぷり。しかし、佐々木隆史が「出番前、もう死ぬんかなってくらいえずいてた」と明かす。それでも「決勝行けるなんて、ガチでえぐいぞ」と、昨年決勝で披露したフレーズを使って、その喜びを表現した。
3年ぶりに決勝に帰ってきたヨネダ2000。誠が「返り咲きと言われていますが、これが本当の帰りザッケローニ監督!」とギャグを披露するも、突然、真空ジェシカ・川北茂澄が前に出てきて、収拾のつかない状況に。見かねたMCのマヂカルラブリーが「まだわからないからな! (決勝進出)取り消しもあるからな!」一喝した。
昨年、芸人の間では優勝確定も噂されるも準決勝で敗退してしまった関西の実力派・豪快キャプテンが今年はついに決勝へ。べーやんが「じらされすぎて、じらされすぎて、本当にコマッチョ!」と、ギャグで喜びを表現するも、微妙な空気が流れた。
同じく関西から、初の決勝進出を決めた、たくろう。喜びを隠しきれない表情に、村上も思わず「非常に私もうれしい」とコメント。『M-1』で7年ぶりに準決勝に帰ってくるのは最長記録だったそうだが、準決勝では手ごたえはあったと振り返った。
昨年に続いて決勝を決めたママタルト。感想を聞かれるのも、なぜか突然たどたどしくなるふたり。「一年間、漫才だけやってきた。トークをしているようじゃ、ここには来れないので」と、昨年決勝で最下位を取ってからの一年間を明かした。。
昨年は2回戦で敗退、準々決勝さえ初進出だった、めぞんは、「何もわかんないまま、今ここです」と、まだ決勝進出の驚き隠せず。そんな中でも、吉野おいなり君は「(決勝で)一番盛り上げた人になりたいです」と宣言した。
5年連続で決勝に進出した真空ジェシカ。川北は「僕らからみたら令和ロマンもマヂラブさんも2回しか決勝に行っていないザコですからね」と余裕の表情。9月に新江ノ島水族館でイルカとツーマンライブを開催した際、観客投票で590対10で負けたそうで、ほかの芸人に対しても「イルカと比べたらザコばっか」と話した。
3年連続で決勝を決めたヤーレンズも「3年連続でっていうのは、本当にすごいことだと思う」と自画自賛。だが後輩たちから「まだいるのか」という視線を感じるそうで、「そろそろ優勝したい」と、決意を語った。
豪快キャプテン、決勝進出のために観客への姿勢を変えた
会見では、記者からの質問にも回答。普段、大阪を拠点に活動するため、大阪と東京の違いを聞かれた、たくろう・きむらバンドは「東京のお客さんはどんな違いがあるんだろうと、ドキドキはしますけど、すごく楽しくはやれました」と振り返る。赤木裕も「東京も大阪も大都会なので、そんなに違いは感じないです」と賛同しながら、「でも、5分くらい前に耳がピキンってなって。東京がストレスになっちゃってます」と明かした。
また、昨年はあまり東京の観客に受け入れてもらえなかったと語っていた豪快キャプテン。昨年までとの違いを聞かれると、「へりくだって、へりくだって……」「今までは、“客”って言ってたんですけど、お客様って言うようになりました。神様なんだぞって思うようにしました」と観客に対する姿勢の変化を語った。
2度目の決勝に挑むエバースは、「前回は初めての決勝だったので、優勝するとかもわからなくて、これだったら決勝で爪あと残せるんじゃないかな、みたいなネタの選び方だったんですけど、今年は2回目なので、獲るしかないっしょ!」と意気込んだ。
今回の決勝メンバーの中で決勝経験最多の真空ジェシカはライバルを聞かれるも、「おずわるど」(川北が直接記者のパソコンに入力)と答えた。
決勝戦、そして準決勝で敗退した21組(ワイルドカード枠の滝音を除く)が残りの1枠をかけて争う敗者復活戦は、12月21日(日)に行われる。
関連記事
-
-
久保田未夢&指出毬亜が語る、果林とエマの“言わずに伝わる”関係性「自分にないものを持っているからこそ、惹かれ合う」【『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』特集】
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『約束になれ僕らの歌』:PR -
「明るさで元気をくれる人」と「一番近しい“あなた”」。矢野妃菜喜&村上奈津実が考える、侑と愛がお互いに差し向けるまなざし【『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』特集】
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『約束になれ僕らの歌』:PR





