『クイック・ジャパン』編集部による、「人と動物の調和」がテーマの新媒体『HARBOR MAGAZINE』。2025年1月31日に発売される第2号の表紙と特集には、BE:FIRSTのRYOKIが自身の愛犬と登場。
なお本誌は「QJストア」と「Amazon」での限定販売(※書店での販売予定はなし)で、現在予約受付中。購入特典として、RYOKIの本誌アザーカットを使用した「SAVE ANIMALS TOGETHERカード」(全3種)を1冊あたりランダムで1枚封入予定。
さらに早期予約キャンペーンとして、12月31日(火)までに予約した方の中から抽選で4名にRYOKIサイン入りチェキが当たるキャンペーンも実施している。
特集では自身の愛犬である、カニンヘンダックスフンドのダダちゃん、ビション・フリーゼのモモちゃんとの撮り下ろしグラビアのほか、ソロインタビューを掲載。
さらにRYOKI本人の希望で、獣医師・動物行動学専門医の入交眞巳先生と、動物目線での “幸せ”を考える対談も実現した。ここでは、特集内のスペシャル対談から一部を抜粋し、本誌のアザーカットとともにお届けする。
入交眞巳
(いりまじり・まみ)1967年、東京都出身。日本獣医畜産大学を卒業し、都内の動物病院で勤務後、アメリカの大学で獣医行動学を学び専門医としての資格を取得。帰国後、獣医行動学の専門家として大学や動物病院で勤務。現在は東京農工大学ディープテック産業開発機構特任准教授を務める。
忙しい日々、愛犬たちにしてあげられることは?
RYOKI はじめまして、よろしくお願いします! 今日、動物行動学を専門とされている入交先生とお話しできるのを楽しみにしていました。まず、先生は普段どのような活動をされていらっしゃるのかお聞きできますか?
入交眞巳 よろしくお願いします! 私は獣医師でもあるので、どちらかといえば動物の精神科医という立場で、飼い主さんのお話をお聞きして「おそらくこんなことを言っていますよ」「今はこういう気持ちだと思いますよ」と動物の気持ちを分析したり、飼い主とペットのボタンがかけ違っていたら、「こんなふうに解決してみましょう」と提案しています。
RYOKI 飼い主にカウンセリングをしているんですね。先生にお聞きしてみたいことがたくさんあるんです。僕は犬を2匹飼っていて、以前は休日にドッグランや旅行に行ったり、たくさん遊んであげられていたんですけど、最近は忙しすぎて、その時間がだいぶ減ってしまっていて。同居の母やシッターさんに幼稚園や散歩に連れて行ってもらったりはしているんですが、僕が全然構ってあげられていないので、寂しい思いをさせていないか心配なんです。
入交 なるほど。ちなみに幼稚園などに連れていくとき、ワンちゃんが嫌がっているとかそういうことはないですよね?
RYOKI 外出用の鞄を見せただけで大喜びするくらい、すごくうれしそうに跳ね回っています(笑)。
入交 それなら、ものすごく幸せに感じていると思いますよ! RYOKIさんが不在のときもいろいろ気遣ってもらえて喜んでいるんじゃないかな。RYOKIさんにバイバイされるときは悲しいでしょうけど、「ひどい」とは思っていないはずです。
RYOKI (ホッとした表情で)そうですかね……よかった! ダダはボールをキャッチする遊びが好きで、広いドッグランに行ったときに、日が沈むまで気付けば5時間くらいやり続けていたことがあったんです。
入交 ええ、5時間も! それはすごい。
RYOKI こっちがやめるまで全然止まらなくて。それで「普段満足に遊べていないから、ストレスが溜まっているのかな?」「体力が有り余っているのかな?」と心配になってしまったんです。普段、ケージにいるときに吠えることも多いので「ダメだよ」と叱るんですけど、「十分に遊ばせてあげられていないのに、叱るのは違うんじゃないか」と悩むこともあります。
入交 できる範囲でワンちゃんのことを考えていらっしゃるから、全然大丈夫だと思いますよ。逆にご家族が「あれをしてあげなきゃ」「こうじゃなきゃダメだ」と不安な気持ちを抱えていると、全部伝わってしまいますから。犬は精神的に、人間の2歳児と同じと言われているんですね。だからおっしゃるとおり、一方的に叱っても意味はないと思います。そういうときに「今は忙しいから、これで遊んで待っていてね」と、知育玩具を渡すのもオススメですよ。
犬と人間は「主従関係」でなく「親子関係」
RYOKI あまり人間に慣れていないワンちゃんとの接し方についても、ぜひお話をお聞きしたいと思っていたんです。僕は動物のために力になれる活動をしたいと思っていて、寄付や支援団体のお手伝いなどについて調べているところなんですけど、自分は人に慣れている動物にしか接したことがなくて。保護犬など、人間が苦手なワンちゃんとは、どう距離を縮めたらいいんだろうなと。
入交 犬も個人差があるので、一般的な話として聞いてくださいね。人間と犬の関係は、メディアではよく主従関係だと言われますが、あれは間違いです。主従ではなく、親子関係に似ていて、どう信頼関係を築いていくかが大切。だから体罰や、叱咤などの圧力で制するものではないということが基本です。
犬は生後3〜16週齢の社会化期に、お母さん犬、兄弟犬、ほかの犬、人間を含む周囲の社会との付き合い方について学んでいくんですね。でも野犬のように犬の世界のみで生きていると、社会化期に人間と接する機会を持てず、人間のことが怖くなってしまう。
人間も、小さいころに触れなかったものには恐怖を感じるんですよ。たとえば、私たちアジア人が違う人種の方を見ても、子供のころからアジア人以外の人種を普段の生活やメディアで目にする機会があるので自然に受け入れるものですが、突然見慣れない外見の宇宙人が目の前に現れたら、とっても怖いですよね。
RYOKI 恐怖を感じますね……。
入交 犬も同じで、人間を見たことがない野犬は、初めて人間と相対すると不安を感じるんです。なので、構いすぎてしまう方もいらっしゃるんですけど、場合によっては適度な距離を保って、「嫌ならここで本を読んで待っているから、あなたの好きなタイミングでこちらにおいで」というスタンスでいることが大事だと思います。
RYOKI 人間と同じですね。相手がどういう人なのか、どうしてほしいのかを考えて接する人はやっぱり好感を持たれる。ワンちゃんも同じなのかなと考えていたので、「やっぱりそうなんだ」と思いました。
入交 そうです、そうです。RYOKIさんのワンちゃんは幸せ者ですね。パパさんがすごくよくわかっているから。
このほか本誌には、「犬って飼い主に似るもの?」「ペットの健康管理をするには?」「動物保護を正しく支援するために」などについて、RYOKIが入交先生と考えるスペシャル対談の完全版を掲載。
また、動物たちが人間と共存しやすい環境づくりやアーティストとして社会貢献をしたいと考える理由について、RYOKIが語るソロインタビューも。
『HARBOR』ご注文受付中!
現在予約受付中の第2号で表紙を飾るBE:FIRSTのRYOKIは、動物たちと暮らすなかで愛情を傾けるとともに、自身の表現活動を通じて「社会のために何かをしたい、動物のために何かをしたい、そういう存在でありたい」と目標を掲げるアーティストでもある。
特集内では自身の愛犬との撮り下ろしグラビアやソロインタビューに加えて、動物の気持ちと行動の専門家と動物目線での“幸せ”を考える対談も実現。
「QJストア」では購入者特典として、RYOKIの本誌アザーカットを使用した「SAVE ANIMALS TOGETHERカード」(全3種)を1冊あたりランダムで1枚封入予定。さらに早期予約キャンペーンとして、12月31日(火)までに予約した方の中から抽選で4名にRYOKIサイン入りチェキが当たるキャンペーンも実施中。
「QJストア」と「Amazon」での限定販売となるため、ご予約はお早めに。なお、本誌売り上げの一部は保護動物支援団体に寄付され、本誌を購入をすることが支援活動への参画につながる仕組みとなっている。
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