ExWHYZ・mikinaが降りたことのない地を訪れ、散歩をしながら自分と向き合う連載「未開拓駅さんぽ~初めての街で考える~」。今回は初めての地ではなく、思い入れのある「代々木駅」で下車。
6年間、『GIRLS♡GIRLS♡GIRLS=FULL BOOST=FREE ALL ExWHYZ』(FM FUJI)出演のため通った思い出の街。だけど、まだ知らなかった街の魅力を発見する。
名残惜しい…なら行けばよくない?
ども。先日、6年もの間やらせてもらっていたFM FUJIでのレギュラーラジオが最終回を迎えました。
このラジオはツアー中はもちろん、ライブがない期間でもファンの人とわたしをつないでくれたり、肩の力を抜いて、なんというかその日の積もったものを0にして話せる場所だったから。名残惜しくて仕方がないものです。
もうこのスタジオがある代々木にもしばらく来ないだろうと寂しく感じていたのだけど……。
……来ればよくない? というわけで今回は「代々木駅」をぶらりしてみることにしました。

6年も代々木に通っておいて、駅とスタジオの往復しかしてこなかったので代々木のことは意外と何も知らず。ラジオでずっと担当してくださっていた方におすすめのご飯屋さんを聞いたのでそこをゴールに歩きます。
まずはラジオをしていたスタジオをまた見とこうと思い近くまでぶらり。
何回もこの道を通ったなぁ。
ここから見える建物を6年間ずっと都庁だと思っていたら、実はドコモタワーだったと最近知りました。代々木のことを知らなすぎるわたしです。

ちゃんと景色を見ようかなぁと思って地図を見ないで歩くと、食べ物の自販機がやたら多いことに気がつきます。



あとはどこまでもごはん屋さんがある。
今までいろんな駅を散歩してきて、どの駅もこれだけ歩くとお店がなくなるみたいな距離感がだいたい同じなんだけど、この駅だけはけっこう奥までお店の灯りがついてる。住宅街に入るかと思いきやポンと灯り。
もしかしてこの駅……すごく何かを食べさせたいのかもしれないね……?
全部がちょうどよいごはん屋
味仙の自販機を見つけてニマニマしてたところで、マイペースなわたしは時間が経ちすぎていることに気がつき、教えてもらったごはん屋さんを目指します。
着いてみての印象はザ・ひとり飯のお店。
お皿は銀皿。

こういうところに初めて入るからどぎまぎしてたんだけど、同時入店したお兄さんふたり組がなんとまあ愉快朗らか人間ズだったので。会話を盗み聞きとかしたりして心を落ち着かせていました。すみません。
わたしはすぐこういう知らない人が普段何をしてるか考えてしまいます。結局最後まで勝手な予想で終わるのに、癖なんですねぇ。
けっこうスポーティーめな格好をしていて、もはや職業はわからず、会話も帝国劇場のどうしても欲しいチケットの話とかで。やっぱりわからんかったです。
でも店員さんと親子みたいに話していて、でも常連ってわけでもなく初めて来たらしくて。なんかその人柄がやたらラフでよかった。
ご飯はすごくおいしくて、量もちょうどよくて。定食って食べきれるかドキドキして胃が小さくなるんだけど食べきれてうれしかった。
外の風がよく通るくらいの広さで、それが気持ちよくて好きだなと。みんな向き合わずにご飯を食べるスタイルなのにぜんぜん寂しくない空気で。なんとまあ、全部がわたしにはちょうどよかったです。
自分の“のびのび”を考える
そういえば久々に携帯を見ないでご飯を食べた。最近、見逃しテレビ番組をアプリで観るのにハマっていて、何かしながらそればっかり観てたから。視界の隙間を埋めるとなんか効率的な気がして安心するのだろな〜。
あとは芸能人のトークがおもしろくて、このおもしろいって感覚が勉強になるから楽しくて。役に立つ感覚だなぁとか思って。
でも、わたしにとって複雑なんですねこれがまた。
人の気持ちの流れや感覚を知りたいと思うけど、実際に知ったりすると会話の中で人の気持ちの正解を探ろうとしちゃって。わたしはしゃべることがけっこう好きなんだけど、その探るターンになると一気に黙っちゃう。
しょせん、いい意味で人は人で、正解なんてたぶんなくて、それを考えて人と接することは趣がないと感じるのにね。でも、まだ自分の“のびのび”には自信もなくて。
けっこうむずいっすわ。
ここではカッコつけないと決めてコラムを始めたので、悩み言っちゃってますけど。なんだか、ここらでまた人と人とか自分の“のびのび”のゼロスタートなのかもしれないです。心の栄養を忘れずにのらりくらりとやりますよ~。
お店から出てすぐあった無人の花屋さんで花束を買ったりしましたよ。


ラジオはないけど代々木はまたご飯食べに来ます。いくらでもお店あるので。
またみんなと心地よく話せる場所もできますように。







関連記事
-
-
「奪われたものは取り返すつもりで生きていく」FINLANDSが4年ぶりのアルバムで伝える、新たな怒りと恥じらい
FINLANDS『HAS』:PR -
牧場バイトからアイドルへ、かてぃが歩んだ多彩な仕事遍歴
求人ボックス:PR