さすらいラビー、センチネル、ストレッチーズらが激戦!太田プロライブ『月笑』5月の模様をお届け【ネタ動画あり/写真25枚】

2024.5.21
月笑5月レポート_トップ画像

文=鈴木 梢 撮影=晴知花


太田プロダクション所属芸人たちがしのぎを削るネタライブ『月笑』。来場者および生配信視聴者の投票によって順位と獲得ポイントが決まるため、毎月熾烈な争いが繰り広げられている。また、年末にはその年間チャンピオンを決める「クライマックスシリーズ」が開催される。

太田プロ所属芸人はG1〜G6のランクに分かれており、G3〜G6が『Jr.ライブ』、G1とG2が『月笑』でネタを披露することができる。ライブでの獲得ポイントによってランクの昇格や降格が決まるため、『Jr.ライブ』と『月笑』のメンバーは常に変動し続ける。

4月ROUNDでは、サルベースが月間1位に。自社ゲストには宮下草薙、他社ゲストには四千頭身が登場し、エンディングまで大いに盛り上がった。

サルベースが頂点に輝き、ゲストには四千頭身も登場『月笑』2024年4月ROUNDから傑作ネタ紹介【ネタ動画あり/写真25枚】

本記事では、『月笑』5月ROUNDを見た筆者が、今回特に気になった芸人とネタを紹介する。

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サイヤング(G2):急遽、少年野球の審判になったお母さんが…

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サイヤング(左:BIG RICE、右:クリエイティブ小山)

少年野球が舞台のコント。ある選手の父親がいつも主審を務めていたが、急遽来られなくなり、代わりに選手の母親が来る。サンバイザーにエプロンという出で立ちで主審を務められるのか不安がられたものの、あるスイッチが入ると態度が一変する。その切り替えタイミングが絶妙。今月G2に昇格したものの、5月ROUND(G2)で7位となったため、再びG3からの挑戦となる。

青色1号(G2):サックスが鳴らない本当の理由

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青色1号(左:カミムラ、中央:仮屋想、右:榎本淳)

吹奏楽部が舞台のコント。新入部員の仮屋は何度吹いてもサックスの音が鳴らない。指導する榎本は仮屋をあきらめさせようとするが、そこに顧問のカミムラが現れ、事態が一変する。サックスの音が鳴るかどうかだけではなく、それぞれの立ち位置や見え方が一変する様は必見。5月ROUND(G2)で見事1位となったため、次回はG1へ。

ストレッチーズ(G2):言われてみれば違いがわからない言葉

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ストレッチーズ(左:福島敏貴、右:高木貫太)

先輩に誘われて河口湖に1泊したと話す福島。そのときの宿泊場所が、コテージというか、ロッジというか、バンガローというか……と、言われてみると具体的な違いがわかりにくい単語で説明し出す。宿泊場所以外もわかりにくいぼかし方で話し続けるが、要所要所で入る単語の違いの解説がわかりやすいしおもしろい。5月ROUND(G2)では2位となったため、次回はG1へ。

センチネル(G1):バードウォッチングの世界大会とは?

センチネル 太田プロライブ月笑2024/5月ROUNDより

趣味を見つけたいという大誠(左)に、トミサット(右)はバードウォッチングを薦める。そこからトミサットはニュージーランドで開催されるバードウォッチング世界大会の様子を再現すると言い出し、大誠がその世界に足を踏み入れると、トミサット演じる風変わりな出場者たちが次々に現れる。5月ROUND(G1)では2位となり、次回も引き続きG1での出演となる。

さすらいラビー(G1):未熟な客と、バーテンダーの正論

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さすらいラビー(左:宇野慎太郎、右:中田和伸)

バーが舞台のコント。常連客の宇野が怒涛の勢いで仕事の愚痴を話すも、バーテンダーの中田はたしなめるように至極真っ当な正論を返してしまう。それでも宇野は、何度も店を訪れる。未熟すぎる宇野のキャラクターはどこか憎めず魅力的だし、常識人のような顔をしているが必ず客を論破するという狂気を孕んだ中田のキャラクターもおもしろい。5月ROUND(G1)では見事1位に。2024年は2度目(前回は3月ROUND)の月間頂点に立った。

それもまた一興(G1):ダーツバーで聞かされた彼女の悪い噂

それもまた一興 太田プロライブ月笑2024/5月ROUNDより

ダーツバーが舞台のコント。五十嵐遊楽(左)は松岡仁(右)に連れられダーツバーに訪れたが、松岡はなにやら五十嵐の彼女に関する悪い噂を伝えたい様子。ダーツマシンの特性と会話のタイミングによって生まれる笑いどころが絶妙。5月ROUND(G1)では3位となったため、次回もG1に出演。

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納言(左:安部紀克、右:薄幸)

紹介するのは以上となるが、ほかにも今回の『月笑』G2は、しらすのこうげき!、天明ブラウン、ハマノとヘンミ、モシモシ、サノライブ、群青団地、G1はドリンクウォーター、ライオンロック、猫怪獣、ジョウダンアオナナテンパイ、サルベースといった実力者が勢ぞろい。さらに今回MCを務めた納言と、他社ゲストの東京ホテイソンもネタを披露した。

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東京ホテイソン(左:たける、右:ショーゴ)

今回の『月笑』は、5月27日(月)21:00まで視聴可能なアーカイブ配信を販売している。また、5月ROUNDは6月10日(月)19:00から、シアターマーキュリー新宿で開催予定。生配信の視聴者も投票ができるようになったため、来場できない方もぜひ生配信をご覧いただきたい。

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鈴木 梢

(すずき・こずえ)1989年、千葉県市川市生まれ。出版社や編集プロダクション勤務を経て2019年からフリーランスに。主に日本のエンタメ/カルチャー分野の企画・執筆・編集を行う。もちもちしたものが好き。

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