超特急カイが綴るカメラの魅力「すごく端的に人間を表している」

2024.5.1
カイ(超特急)「カメラがあるから抱く気持ちがある」

文・撮影=カイ(超特急)

編集=森田真規


『クイック・ジャパン』のコンセプト「DIVE to PASSION」にちなんで、「私だけが知っているアツいもの」について綴るコラム企画「DtP」。

「最近、ささやかな日常をカメラに残しています」というメインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のカイが思うカメラの魅力とは。

レンズを通して視ることのできる色がある

はじめましての方、はじめまして。はじめましてでない方、こんにちは。超特急というダンスボーカルグループで普段活動しております、カイと申します。今回はカメラについてのコラムということで。たしかに最近ハマっているわけなのですが。いったい誰がどうやってこの話を耳にしてくださったのか。ありがたいです。けれど恐縮がすぎる……。

そんなことはさておき。最近、私カイはささやかな日常をカメラに残しています。機種は「KODAK PIXPRO FZ55」。フィルムカメラも持っていてちょこちょこ使用しているのですが、現像に行くのがなかなかおっくうに感じるズボラな性格なもので……。手軽にフィルムっぽく撮れる機種を探していたところ出会いました。最近人気が上がっているらしく、中古市場でも価格が上がっているようです。ただの偶然ですがなんだかうれしい。

自分の視点で視えている色と、レンズを通して視ることのできる色が違っている部分がおもしろいです。すごく端的に人間を表しているような気がして。同じものでも撮る人、機種によってまったく違う表情を見せる。そんなところが楽しいような気がしています。

実のところ、まだ本当に全力でハマっているかと言われたらそうではなく、「なんとなく楽しいし続いている」レベルなのです。だから、このコラムが掲載されるころにはもう使っていないかもしれない。でもそんな儚さもおもしろいような気がしている。ただ、普段の自分だったら注目しないような日常、景色も、カメラがあると撮ってみよう、この瞬間を残してみよう、という気持ちになる。そんな時間が自分を豊かにしているような気がしています。

そして、自分がメンバーや友人、家族のふとした瞬間を残そうという気持ちになっているのが素敵なのかな、と今こうしてコラムを書いていて改めて思いました。ありがとうクイック・ジャパンさん……。この先もスマホでもいいけれど、スマホだと忘れてしまいがちなふとした瞬間を残していこうと思います。

カイ/1994年9月27日生まれ、神奈川県出身。メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」の2号車&メインダンサー
カイ/1994年9月27日生まれ、神奈川県出身。メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」の2号車&メインダンサー

超特急カイが「この瞬間を残してみよう」と心を動かされ撮影した写真

『蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠』。色に気持ちよく溺れた
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寝起きのユーキ
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メンバーが会話しているふとした瞬間
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