『THE SECOND』グランプリファイナル、初戦から盟友同士の“ベストバウト”が目白押し!

2024.4.26
『THE SECOND2024』

文・撮影=梅山織愛


結成16年以上のプロの漫才師たちがしのぎを削る漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』。4月20日(土)・21日(日)に「開幕戦ノックアウトステージ16→8」が開催され、「グランプリファイナル」に進む8組が決定。

そのトーナメントの組み合わせを決める抽選会が4月25日(木)に行われた。

初戦から盟友同士の対戦が

会見の司会には、自称“セカオジ”こと“『SECOND』大好きおじさん”の髙比良くるまと松井ケムリによる令和ロマンと宮司愛海フジテレビアナウンサーが登場。昨年も熱い戦いが繰り広げられた本大会に期待を寄せる。

『THE SECOND2024』
会見前のMC陣

今回「グランプリファイナル」に勝ち進んだのは、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元の8組。抽選の結果、初戦は「ハンジロウvs金属バット」「ラフ次元vsガクテンソク」「ななまがりvsタモンズ」「タイムマシーン3号vsザ・パンチ」に決定した。

仕事の都合により欠席したタイムマシーン3号の抽選はマネージャーが参加。山本浩司からは会見中、「令和ロマンMCお疲れ様です。27年目のマシンガンズより遥かに落ち着いていて、ずっと見てられます」とコメントが届いた。

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ない番号を引くななまがり
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金属バットの代わりにくじを引くガクテンソクよじょう

リベンジに燃えるコンビも

続いて、対戦試合順に質疑応答へ。まずは初戦を戦うハンジロウと金属バットが登壇。ほとんど交流がないというふた組だが、対戦相手が決まったときの心境を聞かれると、ハンジロウ・しゅうごパークは「トップバッターで相手が金属バットって決まって、負けそーって思いました(笑)」と話し、金属バット小林圭輔も「ザ・ぼんちハンター(ハンジロウは「ノックアウトステージ」でザ・ぼんちに勝利)のおふたりなので、気合い入れな無理やなって思います」と、お互い警戒心を明かす。

さらに、ハンジロウは「決勝メンバーの中で、お笑いだけでご飯が食べられてないのは僕らだけなので、ひっくり返したいです」と意気込む。しかし、今回唯一の「グランプリファイナル」経験者の金属バットから、昨年の反響について「なんにもないんですよ。この大会、芸人しか観てないんで(笑)」と聞くと、「それならトップバッターでもいいか~」と安堵。また、金属バット友保隼平は「今回も非常に喫煙率が高いので、無事に当日を迎えらるよう、みんなでがんばりましょう!」と呼びかけた。

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第2試合は大阪時代から切磋琢磨してきたという、ラフ次元とガクテンソク。付き合いが長いふた組での対戦には、お互い思うところがあるようで、ガクテンソク奥田修二は「1年後輩でずっと長いこと一緒にやってきて……。でも、 お互い変なことはしないというか、まっすぐ漫才系なので、がっぷり四つが取れそう。キンタマつぶすつもりで取りに行きます!」と力強く語ると、ラフ次元・梅村賢太郎も「僕らは去年ギャロップさんに負けて、ガクテンソクさんはマシンガンズさんに負けたので、ふた組で去年よりも上に!っていう思いでやってきました。なので、ベストバウトになるようがんばりたい」と誓う。

また、ラフ次元は昨年の大会にリザーバーとして参加していたそうで、「昨年はスタジオの端っこで見させていただいたので、今年は本当に出たいなという気持ちがすごかったんです。でも、まず出られたので、一本でも多くできるように、全力を尽くしてがんばりたいと思います」と語った。

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くじを引く前から対戦相手が決まっていたガクテンソク
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最後にくじを引いたラフ次元

第3試合も普段から出番をともにしているななまがりとタモンズ。現在もよく出番が一緒になるそうで、お互い、手の内はすべてわかるという。タモンズ大波康平は「優勝はもちろんしたいですけど、仮に負けても全力で応援できる人なんで、(この対戦で)よかったのかなと思います」と、コメント。そんななか、突然、ななまがり森下直人が「こんな『SECOND』は嫌だ。どんな『SECOND』?」と大喜利を開始。タモンズ安部浩章の「アンバサダーがまえだまえだ」という回答に続いて、森下も自ら「マイクが9メートル」と答え、笑いを誘った。

大宮ラクーンよしもと劇場所属の「大宮セブン」でもあるタモンズは、メンバーからも祝福されたそう。また、大宮での出番が多いななまがりについても、「ななまがりもほぼ大宮セブンなんですよ。だから、みんな隔たりなく僕らとななまがりによかったって言ってくれました」と話した。

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バチバチな様子を演出するななまがりとタモンズ

最後の対戦は「タイムマシーン3号vsザ・パンチ」。会見はタイムマシーン3号が欠席ということで、このブロックはザ・パンチの独壇場に。「グランプリファイナル」について、ノーパンチ松尾は「僕らは覚えてないんですけど、『M-1グランプリ』?っていう大会があるらしく、16年ぶり2回目のファイナリストなんですけど、そのときはうちのエースの浜崎さんがガチガチに緊張してたんで、それだけが心配です」とコメント。しかし、MCの髙比良がパネルのタイムマシーン3号に振るというボケをした際は、それがボケだと気がつかず、なぜか松尾が答え始め、共演者をざわつかせる。これには、「俺がミスったらダメなのよ……」と焦りを見せた。一方、終始ボケ続けていたパンチ浜崎は、決勝進出の心境についても「やった、やった!って思いました!」と答えた。

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タイムマシーン3号のパネルとザ・パンチ

「グランプリファイナル」は、5月18日(土)午後7時~午後11時10分にフジテレビで生放送。今年もMCは東野幸治、そしてハイパーゼネラルマネージャーはくりぃむしちゅー有田哲平、スペシャルサポーターは博多華丸・大吉が務める。

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梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハーなので、いろいろハマりますが、アイドル、お笑いが特に好きです。あと、チョコレートも詳しいです。

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