東京・池袋のサンシャインシティで定期的に行われている『acosta!(アコスタ)』で、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のキャラクターに扮するレイヤーたちに“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも、参加する上での醍醐味のひとつ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるものの、まだ参加したことがないという方に向けて、本稿では今冬に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、東京・池袋のサンシャインシティで定期的に行われている『acosta!(アコスタ)』に参加していたコスプレイヤーたち。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020年10月16日公開)をはじめ、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(2021年3月8日公開)、『劇場版 呪術廻戦 0』(2021年12月24日公開)、『ONE PIECE FILM RED』(2022年8月6日公開)など、大ヒットした映画作品はコスプレ界隈でも注目され、その時期のイベントではそれらの作品のキャラに扮するレイヤーが急増する傾向にある。
現在公開中の映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』もコスプレイヤーにとっては非常に注目度の高い作品で、『acosta!』にもシン・アスカやルナマリア・ホーク、イザーク・ジュール、ラクス・クラインといった、同作のキャラクターに扮するレイヤーが大勢集結。中にはテレビシリーズにのみ登場するキャラに扮して参加していたグループもいて、大人数で“併せ”を楽しんだり、作品の思い出話に花を咲かせている姿が各所で見られた。
*
「チャームポイントのアホ毛の再現にこだわりました。風が吹いても崩れないようにしっかりと固めてきたので、屋外の撮影にもばっちり対応できます!」(『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ルナマリア・ホーク/楠木なのさん)
「自分はもともと顔がシュッとしているので、輪郭に丸みを出したくて前日の夜にラーメンを食べて、少しだけむくみをつけてきました。メイクに関しても、もともと目は大きいほうなので特別なことはせず、ナチュラルに仕上げています。ウィッグの尖っている部分は蒸すことで形を整えたもので、風に煽られても崩れないようにしっかりと固めてあります」(『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』シン・アスカ/だいちゃんさん)
「自然に流れる髪型を意識して、ウィッグはシルエットの再現にこだわりました」(『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』レイ・ザ・バレル/雪瀬さん)
「顔が面長なので、イザークの顔形に合うようにメイクで輪郭を調整することを心がけました」(『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』イザーク・ジュール/霧さん)
「ウィッグカットとセットに力を入れました。ステラの髪の表現はとても難しくて、絶妙なウェーブのラインを作るのには苦労しました。柔らかい雰囲気は崩さずにウェーブをキープするため、スプレーは毛先のみに吹きかけて調整しています。大好きなガンダム作品のコスプレに挑戦できてうれしかったです!」(『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ステラ・ルーシェ/ゆりっぺさん)
「注目していただきたいのは髪飾りの造形です。どうしても、ラクス様の誕生日(2月5日)をコスプレでお祝いしたかったので、急いで衣装一式を用意してイベントに参加しました。無事にコスプレができたのはよかったのですが、屋外での撮影はかなり寒くて……にこやかな表情を維持するのは大変でした」(『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』ラクス・クライン/那岐さん)
QJWebでは春以降も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、リポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
関連記事
-
-
サバ番出演、K-POPへの憧れ、両親へのプレゼン…それぞれの道を歩んだ5人が、新ガールズグループ・UN1CONになるまで
UN1CON「A.R.T.」:PR