日プガールズに矢吹奈子が8つの質問「秘密のある練習生は?」エンディングポーズ披露も【『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』記者会見・回答全文公開】

文=於 ありさ 編集=高橋千里


2023年10月5日より配信が開始される『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』。9月26日、その発表会見として、「『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』概要発表記者会見、練習生お披露目」が行われ、95人の練習生が登場した。

国民プロデューサー代表・木村カエラや、トレーナー陣、本番組のアンバサダー・矢吹奈子も登壇したイベントの模様を詳細にお伝えしよう。

木村カエラ「(日プは)いい意味で原点に帰れる場」

(c)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

イベントでは、まずJO1やINIを輩出した過去の『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズこと“日プ”の映像や、すでに開催された『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』の練習生、通称“日プガールズ”による『101DAY』イベントの模様や、テーマ曲「LEAP HIGH! 〜明⽇へ、めいっぱい〜」をダイジェスト映像で紹介。

映像のあとに登場したのは、国民プロデューサー代表・木村カエラ。幼いころから歌手になることを夢見て芸能活動をしていた木村は、練習生たちに対して「夢に向かって進んでいく彼女たちを間近で見ていると、自分が夢を追いかけていたときのことを思い出します。いい意味で原点に帰れたり、大事なことを思い出せる。応援する気持ちもありますし、自分自身がいい刺激をもらっています」と熱い思いを語った。

さらに、本シーズンの見どころについて問われると「限られた時間の中で、彼女たちが成長していくスピード感がとてもおもしろいです。あとは、課題曲が世代を超えて楽しめるようなラインナップになっているので、家族みんなで楽しめるんじゃないかなと思います」と回答。司会者によると、木村カエラ自身の楽曲も使われているのだそうだ。

仲宗根梨乃、青山テルマ…個性豊かなトレーナー陣が大はしゃぎ

(c)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

練習生たちを支えるトレーナー陣として、ダンストレーナーの仲宗根梨乃とYUMEKI、ボーカルトレーナーのイ・ホンギと青山テルマ、ラップトレーナーのKEN THE 390も登壇。

まず、前シーズンと今シーズンの違いを問われたKEN THE 390は「すでに何かしら自分で努力してきているなか、プロジェクトに挑戦している経験者が多いなという印象があります。レベル分けをするのがすごく難しいと思う瞬間がたくさんありました」と本音を吐露。

つづく仲宗根は、同じ質問に対して「前回は日本での撮影だったし、練習生が少ない状態で始まったのですが、今回は……俺ら韓国に行きます! 101名います! カメラ100倍ぐらい大きくて、いろんなところに設置されています! 大規模っすよ!」と絶叫するかのようにパワフルにコメント。ほかのトレーナーたちも大きくうなずいて見せた。

青山は「今シーズン、平均年齢が一番低い。親心というか、そういう気持ちになるときもあります」と練習生たちとレッスンした感想を回答。「序盤から涙の場面が多いシーズンになっているんじゃないかな」とまだ見ぬ本編のエキサイティングっぷりを期待させるような発言をした。

また、『PRODUCE 48』でもトレーナーを務めたイ・ホンギは「練習生の皆さんを見て授業するのは、どちらの国でも一緒だと思います。皆さんがデビューしてほしいという気持ちで、本気で授業しています」と意気込みを見せた。

テーマ曲「LEAP HIGH! 〜明⽇へ、めいっぱい〜」を振り付けしたYUMEKIは、「ダンスで大切にしているのは、直感と感性。曲を初めて聴いたときの感覚を活かしつつ、練習生101名がどうやったら自分の魅力を見せられるかをたくさん考えました。それから、今から飛び立つということで、成長を見守る、背中を押してあげたいというメッセージも入れさせていただきました」と説明。

SNSで話題になっている、仲宗根とYUMEKIによる「LEAP HIGH!」ダンスチャレンジ動画を披露し、会場からは大きな拍手が送られていた。

初々しさが眩しい!練習生95名と矢吹奈子が登場

(c)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

中盤、木村カエラが「練習生のみんなー! おいでー!」と爽やかに呼びかけると、95名の練習生が登壇(体調不良で欠席の黒川穂香を除く)。

「国民プロデューサーの皆さん、よろしくお願いします!」と一糸乱れぬ姿勢で、元気よく挨拶。フォトセッション中には思い思いの動きやポーズを見せたり、隣に立つ練習生とおそろいのポーズをしたり、大きなハートを作ったりするなど、各々の個性で報道陣のカメラにアピールして見せていた。

そんなフォトセッションのあとに登場したのは、『PRODUCE 48』に参加した経験を持ち、同番組のアンバサダーを務めた矢吹奈子。ラメがきらめく黒のセットアップスーツ風の衣装で、練習生たちの先輩らしく登場した。

そんな矢吹は、今回アンバサダーを務めることに関して「『プデュのアンバサダーって、なんなんだ?』っていう気持ちもあったんですけど、やっぱりうれしかったです。プデュシリーズの先輩として、練習生の皆さんに寄り添いながら応援できたらなと思います」と温かいコメントを送った。

矢吹奈子から8つの質問「練習生の秘密は?」「名場面は?」

その後、矢吹が主導となり、練習生たちとのトークコーナーがスタート。矢吹に当てられた練習生たちは8つの質問に対して、それぞれ次のように回答した。

Q1.練習生同士は仲間でありライバルだと思うのですが、ほかの練習生に感動したことは?

北爪さくら「私が感動した練習生は、髙木舞優ちゃんです。同じお部屋だったときに、朝方まで部屋の外でダンスや歌の練習をしていて、感動の気持ちと尊敬の気持ちです」

小栁絵美「佐藤あめりちゃんです。あめりは、この番組のためにニューヨークから日本に来て、日本語より英語のほうが得意というなかで、わからない日本語があったら、すぐに聞いて、しっかり歌詞の意味を理解しようとする姿に感動しました」

Q2.ここにいる皆さんは、さまざまな魅力を持っていらっしゃると思うんですけど、喉から手が出るほど欲しいくらいの魅力を持っている練習生は?

佐々木つくし「海老原鼓ちゃんです。鼓ちゃんは、透き通るような歌声や、キレイな高音など私にはない魅力があるので、私が欲しい魅力的なポイントです」(隣に立つ海老原の口元を触りながら)

海老原鼓「釼持菜乃ちゃんです。初めて会ったときから、すごいびっくりするぐらい、キレイなビジュアルを持っているので、そのビジュアルが“欲しいな”と思わせる魅力です」

須谷緩「3人いるんですけど、ひとり目は清水恵子ちゃんです。恵子ちゃんはとてもおもしろい、癖のあるキャラクターで、私にはないので欲しいなと思っています。それから山本すずちゃんの歌声がとてもキレイなので、歌声が欲しいです。最後に加藤心ちゃんのかわいい笑顔、ビジュアルが欲しいです」

Q3.国プ代表やトレーナーから言われた、心に残っている言葉はありますか?

片岡陽音「私が心に残っている言葉は、再評価の結果発表のときに私が思うような結果を出せなくて、すごい悔しい気持ちになってたのですが、トレーナーのイ・ホンギさんから、この悔しい気持ちで、これからの成長を見せていって、たくさんの国民プロデューサーさんに見つけてもらうことが一番大切だという言葉をいただきました。悔しくてすごく落ち込んでいたのですが、そこから切り替えて前向きに、そのときに“これからがんばろう”って思うことができました。今でも残ってます。ありがとうございます」

田邊果凜「再評価の前にYUMEKI先生のレッスンで言っていただいた言葉で、いろんなものを犠牲にする覚悟でここに来たんだったら、精いっぱい自分がかっこいいと思える姿で家族のもとに帰ろうって言っていただいて、再評価の前はすごく精神的に落ち込んでいたんですけど、その言葉を聞いて、グループのみんなで、またもう一回がんばろうって、みんなで涙を流しながらレッスンしたのが、すごくいい思い出に残っています」

飯田栞月「仲宗根梨乃さんに“今の飾らないあなたが一番よかったよ”という言葉を言っていただいたことが心に残っています。練習をしていくなかで、本来のパフォーマンスを純粋に楽しむ心を失っていたときにこういう言葉をかけてくださって、純粋にパフォーマンスを楽しむことの大切さをすごく学べました」

Q4.国プ代表やトレーナーに言いたいことは?

中野心結「私がいつもトレーナーの方々に、レッスンを受けているときに、皆さん本当に肌がすごくキレイで、いつも歌とかダンスとか表現力のレッスンをしてくださるんですけど、私たちにスキンケアのレッスンもしてほしいです」

山口愛咲「やっぱり皆さんと、この番組を通して出会えたことが本当に幸せです!」

Q5.韓国合宿中で、一番おいしかったものは?

中森美琴「宿舎で出たおもちとソーセージが交互に刺さった、ソットクソットクが一番おいしかったです」

石井蘭「実は私もソットクソットクが一番おいしかったんですけど、普段は少食なんですけど、合宿中はめちゃくちゃご飯をモリモリにして食べてました。全部おいしかったです」

秋山愛「再評価のあとに、大きなドーナツをいただいたんですけど、みんながんばったあとの糖分だったので、世界で一番おいしいドーナツでした」

Q6.秘密を知っている練習生はいますか?

菅野美優「秋山愛ちゃんです。たまに出る笑い声が、仲宗根梨乃さんにそっくりです」

斉藤芹菜「佐々木心菜ちゃんです。心菜ちゃんとは、合宿中ずっと部屋が一緒やって、気づいたら1秒ぐらいで寝てるんで、うちが話しかけても、いつの間にか寝ていて、だいたい無視されています」

Q7.プデュの名物“エンディング妖精”。もう一度見せたいエンディングポーズがある人は、挙手してください!

加藤心 ハートを描いて投げキスをし、ふっと吹きつける仕草。

日髙葉月 「元気いっぱいのピース!」と言いながら振り返ってピース。

山本すず バーンと打つ仕草(何名かの練習生が倒れたまねをする)。

Q8.最後に、視聴率を取れそうな名場面は?

安藤千陽「ダンスバトルでの、小山麻菜さんと櫻井美羽さんと清水恵子さんの3人の熱い決勝戦が見どころだと思います」

藤本彩花「どれも名場面なんですけどふたつあって、ひとつが仲宗根先生とYUMEKIさんの熱いダンスバトルです。もうひとつがグループバトルで、私のチームはどん底にいたんですけど、それでも一生懸命がんばって、みんなで本当にがんばったので、その快進撃をぜひ見てもらいたいです」

「私も最初はFランクだった」矢吹奈子から心強いエール

(c)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

質問回答のあと、矢吹は「私も一番下のFクラスから始まって、本当に落ち込んでいる時間がもったいないなと思って練習をがんばったし、やった分だけ結果が出ると思うので、皆さんも最後まで自分のできること全部を出し切ってもらえたらなって思います。これから少し寒くなっていくと思うので、気をつけて、誰ひとりケガなく最後までがんばって……っていうのは、もうすでにめちゃくちゃがんばっていると思うので、皆さんにとって、このプデュが“やってよかったな”って思えるものになったらいいなと思います。皆さん最後まで楽しんでください」とエールを送った。

『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』は、10月5日より『Lemino(レミノ)』にて独占無料配信を開始。12月16日の最終回はTBS系列で放送後、Leminoでも配信される予定とのこと。ぜひ、新たなるガールズグループの誕生を見届けよう。

[PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS] 10月5日21時 Leminoにて本編配信スタート

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於 ありさ

(おき・ありさ)ライター・インタビュアー。金融機関、編プロでの勤務を経て2018年よりフリーランスに。サンリオ・男性アイドル・テレビ・ラジオ・お笑い・サッカーが好き。マイメロディや推しに囲まれて暮らしている。

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