「胸を盛らず“素の状態”で勝負しました」ゲームヒロインに扮するコスプレイヤーたちに“こだわり”を直撃!

2023.2.8
(左から)乃依さん、宝生渚さん、片倉マリさん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


2022年12月30日、31日に東京ビッグサイトで行われた『コミックマーケット101』に集結したコスプレイヤーたちの写真&コメントをお届けします。

『コミケ101』でコスプレイヤーたちに聞いた“こだわりポイント”

2月12日には『ワンダーフェスティバル2023[冬]』(幕張メッセにて開催)、3月25日・26日には『AnimeJapan 2023』(東京ビッグサイトにて開催)と、2月・3月にもコスプレが楽しめる大型イベントは多数控えていて、いずれも盛り上がることが予想される。

ちなみにコスプレイベントといえば、現在放送中のテレビアニメから、ちょっと懐かしいマンガや映画、ゲームまで、新旧さまざまな作品のキャラクターたち(に扮したコスプレイヤー)が一堂に会し、写真撮影や交流を楽しめる点も、参加する上での醍醐味のひとつ。

QJWebでは上記のイベントにも参加し、コスプレリポートを作成する予定だが、本記事ではそうした取材の予習も兼ねて、2日間で18万人が来場した『コミックマーケット101』(2022年12月30日、31日に東京ビッグサイトにて開催)をプレイバック。

『ヴァンパイア セイヴァー』や『ファイナルファンタジーVII リメイク』『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』といったアーケード&家庭用ゲームの名作から、『Fate/Grand Order』『アズールレーン』『ブルーアーカイブ』をはじめとしたスマホゲームのヒット作まで、さまざまな人気ゲームのヒロインたち(に扮したレイヤー)の写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“衣装に対するこだわりポイント”も併せて紹介する(『コミケ101』と同日に付近で開催された『となりでコスプレ博2022冬』参加者の写真も掲載)。

「翼を“飾り”としてだけでなく、自由に動かして、ポーズの中にも組み込めたら楽しいなと思って、可動できるように調整を加えたところがこだわったポイントです」(『ヴァンパイア セイヴァー』モリガン・アーンスランド/紫杏みらさん)

『ヴァンパイア セイヴァー』モリガン・アーンスランド/紫杏みらさん
『ヴァンパイア セイヴァー』モリガン・アーンスランド/紫杏みらさん

「いつもコスプレをするときは胸を盛っているんですけど、こちらの衣装ではキャラの特性に合わせてニップレスだけにしました。今回は素の状態で勝負しています(笑)」(『ヴァンパイア セイヴァー』リリス/宝生渚さん)

『ヴァンパイア セイヴァー』リリス/宝生渚さん
『ヴァンパイア セイヴァー』リリス/宝生渚さん

「ティファの“カッコよくもかわいらしい”ところを表現したくて。キリッとした目元になるようにアイメイクにはこだわりました。身体は普段から鍛えているんですけど、より“戦う女の子らしい身体”になるように、ここ数週間は念入りにトレーニングをして再現度を高めたつもりです」(『ファイナルファンタジーVII リメイク』ティファ・ロックハート/片倉マリさん)

『ファイナルファンタジーVII リメイク』ティファ・ロックハート/片倉マリさん
『ファイナルファンタジーVII リメイク』ティファ・ロックハート/片倉マリさん

「自分の体型にぴったり合うコスプレをしたかったので、衣装は自作で用意しました。それと、造形が得意な友達が武器を作ってくれたので、いろんなポーズでの撮影に対応できたところもこだわりといいますか、今回のコスプレでアピールしたいポイントです」(『ブルーアーカイブ』アスナ/絢子さん)

『ブルーアーカイブ』アスナ/絢子さん
『ブルーアーカイブ』アスナ/絢子さん

「衣装そのものはだいぶ前に用意して、すでに写真も撮っていたんですけど、改めて見返したところ『やっぱり杖もあったほうがしっくりくるな~』と思って。『コミケ』参加の前日に、急いで素材を集めて制作しました。急ごしらえにしてはなかなかいい感じに仕上がったと思うんですけど、いかがでしょう?」(『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』女賢者/乃依さん)

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』女賢者/乃依さん
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』女賢者/乃依さん

前述の『ワンフェス2023[冬]』、『AnimeJapan 2023』につづき、4月以降も『ニコニコ超会議2023』(4月29日・30日に幕張メッセで開催)、『世界コスプレサミット2023』(8月4~6日にかけて、愛知県名古屋市・栄周辺で開催)、『コミックマーケット102』(8月12日・13日に東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレが楽しめる大型イベントは多数開催が予定されている。

果たしてそれらの会場では、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか? そうした点にも注意しながら、最新のコンテンツをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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