『ラヴィット!』今年随一の名場面。スタジオメンバー全員で「明日があるさ」を披露(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『ラヴィット!』

スタジオゲストは遠藤章造、モグライダー、ロングコートダディ。ロコディはこれで春日、なすなか、森田、小田につづく5組目の「グランドスラム」(全曜日ゲスト出演)達成。が、兎は入り時間に遅刻してしまったそう。実はこの日、普段以上に入り時間が早かったという(朝6時入り)。

当日は『サザエさん』の作者・長谷川町子の誕生日ということで、オープニングトークテーマは「家族で楽しめるオススメのもの」。これに本並健治はRe:Japanの「明日があるさ」を紹介。Re:Japanのメンバーである遠藤もスタジオにいるということで「みんなで歌いましょうか」と本並が促すと、スタジオメンバー全員で歌うことに。これが入り時間が早かった理由。

ひと組ずつ登場しながら歌うハッピーな感じがハンパない。番組のカラーをそのまま凝縮したよう。途中、オリジナルメンバーの間寛平もサプライズで登場。かつてと同じパートを歌うも歌詞を忘れ、ゴニョゴニョっとして照れ笑いを浮かべるのも、らしくてとてもよかった。別に何も終わりではないけど、大団円感があって、いいものを観た!という感じがした。早くも出た、今年の『ラヴィット!』随一の名場面。年末やるであろう『ゴールデンラヴィット!』では全曜日のレギュラー陣で歌ってほしい。

『霜降りバラエティX』

2週にわたり「ビスブラバラエティ」として、霜降り明星とビスブラで同期王者対談。実はせいやと原田はバチバチの関係で、普通にしゃべれるようになったのは去年くらいからだという。原田はせいやを「ただのものまね芸人」と評していて、逆にせいやは原田に「お前とは戦うステージ違う」と言っていたと。

そんななかでようやく仲がよくなったふたりだが「おでん屋のエピソード、マジで持って帰るよな?」と独特な言い回しで不満を述べる原田。楽しく飲んでたのに、ラジオなどでは「アイツ、ヤバかった」などと原田の言動をネタにしていると。「仲よくなってせいやと飲みに行くのがめっちゃ楽しい。けどほかのところで、おもしろおかしくしゃべられると、バケモノと飲みに行くのを楽しんでいるみたいでめっちゃ悲しい」と吐露する。

相方のきんも、霜降りのラジオを聴いた翌日の原田が「しんどい。せいやに持ち帰られた」と嘆いていたと証言。「霜降り明星NGってどう思う?」とまで相談されたそう。原田「お前も同じくらいヤバいことしてるくせに、俺だけをヤバいふうにするな!(笑)」。

そこからお互いのキモヤバエピソードを楽しそうに暴露し合うふたり。同期でライバルならではの複雑な感情が絡み合った関係性がとてもいい。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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