テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。
『刺さルール!』
1時間SPの今回、田中の妻・山口もえがVTR出演。粗品のVTRが流れると聞かされていた田中は「『パパ~!』じゃないよ! ちょっと待って!」「ちょっとスタッフさん集合してください」と困惑。ふたりの出会いは2000年の『号外!!爆笑大問題』。卒業したときに渡した手紙を今でも持ってて「それはキュンとしました」というもえがなぜ捨てなかったのかを田中に問いかける。そのVTR明け、「今日、俺、地獄なんだけど!」「大喜利やらせろ!」と田中が言うと、伯山の代理で司会のせいや「今日、法廷くらい質問来ます(笑)」。
付き合い始めても田中がいいことしか言わず不安だったというもえは、ある日、子供が悪いことをしたとき、めちゃくちゃ本気で怒ったことで、「この人は信じてもいい」と思ったそう。そして結婚をハッキリ意識したのは娘のひと言。それは長女の誕生日会。それまで「たなチュー」と呼んでいた田中をみんなの前で「パパー!」と呼んだという。そのひと言を聞いて「結婚が自然の流れになった」という。そのときを振り返り、田中「びっくりしましたね。ほかにいっぱい人がいる前であえて言ったんだろうなって」。
山口もえの現在の田中に対する不満は「食後、ほかの食器は片づけるのに必ずコップだけを下げ忘れる」こと。その理由を問われ「コップをね、俺、なんか下に見てる」とこれぞ、田中、“ウーチャカ語録”としか言いようがないひと言。これに「なんやこの人!」などとスタジオ騒然。茶碗や皿は汚れるがコップはそんなに汚れないという意味合いだそうで、せいや「食器に序列つける人いないですよ!(笑)」。
家を作るときには「家にいるのはもえちゃんが一番長いから、もえちゃんの好きなように作っていいよ」ともえの意見を尊重したとか、子供を第一に考えているところとか、田中の素敵な人間性と同時に奇人っぷりも存分に発揮された1時間だった。
『タモリ倶楽部』
先週に引きつづき「水上タクシー」特集。きっとそうだろうとは思ってたけど、番組40周年とか全然関係なく通常どおり過ぎる放送(先日の特番でも一切触れなかったし、次週もまったく関係なさそうな企画)でスゴい。
帆船日本丸が停泊していた前回の偶然につづき、消防艇の訓練や放水シーン、おがさわら丸の出港、水陸両用のバスが通過したり、地上ではドクターイエローが走っていたりと、番組が事前に用意した「裏ビュースポット」を凌駕する珍しい光景に次々と偶然遭遇。番組40周年を海が祝福しているかのよう。サバンナ高橋「海がフィーバー起こしてる!」。
高速ジェット船が走っているのを見ると「浮いてる!」などと興奮する一同。タモリが「乗ったことある」というと高橋「経験値の鬼!」。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。
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